2008年 03月 21日
しまなみ幻想 |
村上咲枝の母美和は2年前に来島海峡大橋から飛び降りて死んだ。ピアノのレッスンのために上京した彼女と知り合ったルポライターの浅見は、気になって調べるうちに美和の死因に不審を抱き、自らしまなみ海道へと向かうことになった・・・。
タイトルに目を引かれて図書館で手にとったら最初のほうにしまなみ海道の地図が載っていて、思わず借りてしまいました。話の舞台として大山祇神社や松山も出てくるので、まだ記憶に新しい風景を思い浮かべながら読みました。
でも、楽しめたのはそこだけ。謎解きも犯人探しもどうってことのない内容だったし、物語の半分は作家が取材旅行した中で手に入れた資料やパンフレットからの抜き書きのような観光案内。日本の推理小説ってこんなに安直に書かれるものでしたっけ? 浅見光彦ミステリーというのが他にも出ているところを見ると、それなりに続いているシリーズのようですが、登場人物のキャラクターも会話も妙に現実離れしていて大人が読むものとは思えません。
って書いてからウィキペディアで調べてみたら、浅見光彦シリーズってものすごい数出ていて、TVドラマにもなっているのね。タイトルを見ると地名の入った、いわゆるご当地ものが多い。地元の人が読んでくれるし、ドラマになればロケ地がにぎわうしでおいしい商売なのかもしれませんね。
作者:内田康夫
出版社:光文社
ISBN:4334923747
タイトルに目を引かれて図書館で手にとったら最初のほうにしまなみ海道の地図が載っていて、思わず借りてしまいました。話の舞台として大山祇神社や松山も出てくるので、まだ記憶に新しい風景を思い浮かべながら読みました。
でも、楽しめたのはそこだけ。謎解きも犯人探しもどうってことのない内容だったし、物語の半分は作家が取材旅行した中で手に入れた資料やパンフレットからの抜き書きのような観光案内。日本の推理小説ってこんなに安直に書かれるものでしたっけ? 浅見光彦ミステリーというのが他にも出ているところを見ると、それなりに続いているシリーズのようですが、登場人物のキャラクターも会話も妙に現実離れしていて大人が読むものとは思えません。
って書いてからウィキペディアで調べてみたら、浅見光彦シリーズってものすごい数出ていて、TVドラマにもなっているのね。タイトルを見ると地名の入った、いわゆるご当地ものが多い。地元の人が読んでくれるし、ドラマになればロケ地がにぎわうしでおいしい商売なのかもしれませんね。
作者:内田康夫
出版社:光文社
ISBN:4334923747
by timeturner
| 2008-03-21 21:26
| 和書
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