2008年 02月 14日
The Police@東京ドーム |
リアルタイムで聴いていないし、曲もスティングのコンサートで聴いたことのあるものしか知らないし大丈夫かなあ、と危惧していたのですが、まるで平気でした。下のセットリストを見ればわかるようにヒット曲のオンパレードなので、知らない曲はほとんどなかったし、スティングのときに演奏されるものとはまったく違う音に驚愕しまくり。
今さら再認識したんですが、スティングで演るときは完全にワンマンバンドなんですよね。彼を中心に上手なミュージシャンたちがなめらかに音をつないでいく心地よさ。それとは逆にThe Policeは3人の思い切り個性的なミュージシャンがぶつかりあい、決して譲ることなく、それでいて不思議に融合している。このバランスが絶妙で、ほんの少しのズレが致命的な失敗を招く可能性もある。そこがスリリングでエキサイティング。
スクリーンにアップになるアンディ・サマーズはもうほとんどお爺さんで、腕も指も短くてとてもギタリストには見えないんですが、音はしっかりとんがってます。スチュアート・コープランドも灰色のお椀をかぶせたような髪型でコメディアンのようですが、ティーンエイジャーのように攻撃的でクリエイティブなドラミング。
そしてスティングは、これまで聴いた中でいちばんくらいに声が出ていた。体は相変わらず引き締まっていますが、顔がアップになると「ああ、さすがの彼も老けたなあ」と思うんだけど、いい感じに柔らかくなって素敵。それでいて途中歌詞を忘れたっぽいときの笑いは少年のようで可愛かった。
スティングのときは自分ががんばってみんなを引っ張っていかなくては!という気負いがあるのかな。こんなに柔らかくてくつろいだ雰囲気はなかったように思います。そのせいか聴いてるこっちもリラックスして、自然に音や歌詞を吸収することができたから、よけいに胸キュンになったのかも。Wrapped Around Your Fingerなんて記憶を永久保存したいほど感動しました。
ステージには大小のスクリーンが全部で6枚くらいあり、大きいスクリーンにはスティングが写っていることが多いけど、他のスクリーンには他の2人も必ず写っているので、どの人のファンも満足できるようになっていました。最後の最後に若い頃のモノクロフィルムが写ったのは楽しかった。
前座はFiction Planeという若手バンドで、ベース兼ヴォーカルのジョーはスティングの息子なんだそうです。トルーディーとの息子かと思ったら、その前の奥さんフランシス・トメルティとの子なんですね。そう言われてみればお母さんに似てたかも。声はスティングによく似ています。歌い方もステージ上の動きも父親そっくり。曲の感じも似ていますが、当然ながらもっと今っぽいです。5、6曲演奏して、半分はよかったけど半分は退屈しました。父親のカリスマ性を身につけるまでにはまだまだ修行が必要のようです。
でも、一生懸命日本語を覚えてMCをしたり、最後の曲の途中で「この歌が終わったら約束です。25番ゲートで僕たちにハローと言いにきてください。サインをします」(これ全部日本語!)と言ったりして、とても好感が持てました。私の席は22番ゲートだったので行くのはあきらめましたけど(^^;)。
1.Message in a Bottle
2.Synchronicity II
3.Walking on the Moon
4.Voices Inside My Head
5.When the World is Running Down
6.Don't Stand So Close to Me
7.Driven to Tears
8.Hole in My Life
9.Every Little Thing She Does is Magic
10.Wrapped Around Your Finger
11.De Do Do Do, De Da Da Da
12.Invisible Sun
13.Walking in Your Footsteps
14.Can't Stand Losing You
15.Roxanne
Encore 1
16.King of Pain
17.So Lonely
18.Every Breath You Take
Encore 2
19.Next to You
帰り道、駅に向かっていると後ろのカップルの話が聞こえてきました。女「ねえ、あのギタリストの人、何て名前?」男「アンディ・サマーズ」女「ふーん。あの人、すごーく・・・・・・かっこ悪いね」
いやまあ、確かにそうですけどね。あのライヴを見たあとでその感想はないでしょう(^^;)。
今さら再認識したんですが、スティングで演るときは完全にワンマンバンドなんですよね。彼を中心に上手なミュージシャンたちがなめらかに音をつないでいく心地よさ。それとは逆にThe Policeは3人の思い切り個性的なミュージシャンがぶつかりあい、決して譲ることなく、それでいて不思議に融合している。このバランスが絶妙で、ほんの少しのズレが致命的な失敗を招く可能性もある。そこがスリリングでエキサイティング。
スクリーンにアップになるアンディ・サマーズはもうほとんどお爺さんで、腕も指も短くてとてもギタリストには見えないんですが、音はしっかりとんがってます。スチュアート・コープランドも灰色のお椀をかぶせたような髪型でコメディアンのようですが、ティーンエイジャーのように攻撃的でクリエイティブなドラミング。
そしてスティングは、これまで聴いた中でいちばんくらいに声が出ていた。体は相変わらず引き締まっていますが、顔がアップになると「ああ、さすがの彼も老けたなあ」と思うんだけど、いい感じに柔らかくなって素敵。それでいて途中歌詞を忘れたっぽいときの笑いは少年のようで可愛かった。
スティングのときは自分ががんばってみんなを引っ張っていかなくては!という気負いがあるのかな。こんなに柔らかくてくつろいだ雰囲気はなかったように思います。そのせいか聴いてるこっちもリラックスして、自然に音や歌詞を吸収することができたから、よけいに胸キュンになったのかも。Wrapped Around Your Fingerなんて記憶を永久保存したいほど感動しました。
ステージには大小のスクリーンが全部で6枚くらいあり、大きいスクリーンにはスティングが写っていることが多いけど、他のスクリーンには他の2人も必ず写っているので、どの人のファンも満足できるようになっていました。最後の最後に若い頃のモノクロフィルムが写ったのは楽しかった。
前座はFiction Planeという若手バンドで、ベース兼ヴォーカルのジョーはスティングの息子なんだそうです。トルーディーとの息子かと思ったら、その前の奥さんフランシス・トメルティとの子なんですね。そう言われてみればお母さんに似てたかも。声はスティングによく似ています。歌い方もステージ上の動きも父親そっくり。曲の感じも似ていますが、当然ながらもっと今っぽいです。5、6曲演奏して、半分はよかったけど半分は退屈しました。父親のカリスマ性を身につけるまでにはまだまだ修行が必要のようです。
でも、一生懸命日本語を覚えてMCをしたり、最後の曲の途中で「この歌が終わったら約束です。25番ゲートで僕たちにハローと言いにきてください。サインをします」(これ全部日本語!)と言ったりして、とても好感が持てました。私の席は22番ゲートだったので行くのはあきらめましたけど(^^;)。
1.Message in a Bottle
2.Synchronicity II
3.Walking on the Moon
4.Voices Inside My Head
5.When the World is Running Down
6.Don't Stand So Close to Me
7.Driven to Tears
8.Hole in My Life
9.Every Little Thing She Does is Magic
10.Wrapped Around Your Finger
11.De Do Do Do, De Da Da Da
12.Invisible Sun
13.Walking in Your Footsteps
14.Can't Stand Losing You
15.Roxanne
Encore 1
16.King of Pain
17.So Lonely
18.Every Breath You Take
Encore 2
19.Next to You
帰り道、駅に向かっていると後ろのカップルの話が聞こえてきました。女「ねえ、あのギタリストの人、何て名前?」男「アンディ・サマーズ」女「ふーん。あの人、すごーく・・・・・・かっこ悪いね」
いやまあ、確かにそうですけどね。あのライヴを見たあとでその感想はないでしょう(^^;)。
by timeturner
| 2008-02-14 00:03
| 音楽
|
Comments(4)
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さやか
at 2008-02-14 13:59
x
きのうはおつかれさま~。スリーピースのバンドの緊張感が伝わってきて、ホントにいいライブでしたね。
アンディ、老けたなあと思ったけど、そりゃ当然よね。もう65歳だったんだわ。(^^;)
アンディ、老けたなあと思ったけど、そりゃ当然よね。もう65歳だったんだわ。(^^;)
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timeturner at 2008-02-14 16:56
見やすい席をとってくださってありがとうございました!
「これはさすがにシンセだろう」と思ってスクリーンを見るとスティングが笛(?)吹いてたりして驚きました。
アンディは65ですか?!
途中のスティングとのやりとりとかも頑固爺さんみたいに威張ってて面白かったです(^^)。
「これはさすがにシンセだろう」と思ってスクリーンを見るとスティングが笛(?)吹いてたりして驚きました。
アンディは65ですか?!
途中のスティングとのやりとりとかも頑固爺さんみたいに威張ってて面白かったです(^^)。
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sarah
at 2008-02-17 02:11
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WOWOWでやりますよね。会場には行けなかったので、そっちで見ます。でもBON JOVIの時も思ったのですが、SHOHさんやさやかさんがおっしゃっているような臨場感ってテレビでは感じることができないからちょっと物足りなくなっちゃうかもしれないですね。やっぱりライブはその場にいないとなぁ~。
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shoh
at 2008-02-17 09:14
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sarahさん
今回は特に3人でのパフォーマンスという緊張感が大きかったから、あれがTV画面から伝わるかどうか微妙ですね。それとスクリーンがたくさんあって、3人が映っていたというのも大事で、TVだと誰かひとり(主にスティング?)のアップになりがちだからなあ。でもまあ、遠すぎて見えなかった部分が見えてくるのはライヴを見た人たちにもうれしいかも(^^)。
今回は特に3人でのパフォーマンスという緊張感が大きかったから、あれがTV画面から伝わるかどうか微妙ですね。それとスクリーンがたくさんあって、3人が映っていたというのも大事で、TVだと誰かひとり(主にスティング?)のアップになりがちだからなあ。でもまあ、遠すぎて見えなかった部分が見えてくるのはライヴを見た人たちにもうれしいかも(^^)。