2007年 10月 29日
ロンドン5日目(10月29日) |
もう一度Eastern Promisesを見るつもりだったんですが上映時間をチェックするとなかなか時間が合わない。私の今回のスケジュールは午前中がほとんど空けてあったんですが、ロンドンでは午前の回ってないんですよねえ。Time Outを隅から隅まで見て、ピカデリーサーカスのCineworld Haymarketで11時45分からやっているのを見つけました。
映画館の前まで行ってみるともちろんまだ開いてなくて「ボックスオフィスは11時30分に開きます」と書いてある。そのへんをぶらぶらして時間をつぶし、30分に戻ってみたけどまだ開いていない。ひょっとして今日は休みなのか?と不安になってガラス扉から中を覗きこんでいると、端のほうに掃除のおじさんが歩いているのが見えました。ドアの横にブザーがあったのでそれを押すと、しばらくしておじさんが出てきてくれたので「Eastern Promisesはやらないんですか?」と聞くと「11時30分からです」と言う。「だってもう過ぎてるじゃないですか!」と言うと変な顔をして自分の時計を見せ、「映画は12時15分前からです」と言いました。そこではっと気づいた私。1時間間違えてた。まだ10時30分だった。恥ずかしい~。
仕方がないのでピカデリーサーカスのHMVで時間潰し。最近音楽を聴かないので欲しいCDも特になく、もっぱら本売場のほうをチェックしていたんですが、スラッシュのバイオグラフィが出ていたのにびっくり。立ち読みした限りではなかなか面白そうでした。空港のベストセラーリストに入っていたからけっこう売れてたみたい。
やっと11時30分になったので映画館の前まで行くと、8人くらいの人が映画館が開くのを待っていました。お年寄りのカップルと学生風の若者たち。平日の午前中ですからねえ。ただこの時間だとEarly Bird料金なので半額くらいになりお得です。
映画のあとはレスタースクエアまで歩き、さらにまたチャリングクロスロードをテッテナムコートロードに向かって歩いて書店を回り、Far Northの原作本を探したけれどみつからず。原作もかなりマイナーだから日本に帰ってからアマゾンで注文するしかないなあ。
レスタースクエアに戻り、ピザを買って公園で昼食。Odeon West Endでケイト・ブランシェットが出るI'm Not Thereを見ました。これは今回かなりの評判になっていてチケットも早いうちにソールドアウトになっていたもの。私は遅れをとって初日のチケットがとれませんでした。レッドカーペットもあっただろうに残念。帰ってきてから映画祭のサイトを見ていたらレッドカーペットの写真で2回(別々のプレミアで)コリン・ファースが写っていました。チケットを持っていない映画でも会場前にいたら見られたのにとちょっと残念。でも、そんなことしていたら体力消耗して最後までもたなかったかもしれないですね。
映画祭の上映のときは予告編や広告は入りませんが、映画祭そのものの広告だけが上映前に流れます。これがすごくよく出来ていて楽しかった。1回目見たときはよくわからなかったんですが、ロンドンの街でよく見かける風景を切り取って、それに過去の名作のテーマ曲をつけてつなげてある。
夜のロンドン・アイがゆっくり回っている映像には「2001年宇宙の旅」の音楽が。続いて下町の路上で黒人のお爺さんたちがトランプをして遊んでいる映像には「スティング」、研究所らしきところから白衣を着た従業員が4人並んで出てくるシーンには「時計じかけのオレンジ」、バイクに乗ってヘルメットをかぶったピザの配達人には「ディーバ」、騎馬警官が車でいっぱいの道路を行く映像には(多分)「荒野の七人」。夜の街を黒塗りのタクシーがゆっくりと流しているところには「ダクシードライバー」、そして最後は若いビジネスマンが走ってきて電話ボックスに駆け込む映像で「スーパーマン」。いやもう実によく出来ていました。あれ、どこかにアップされていないかなと思ったら、やっぱりYouTubeにありました。ここからどうぞ。
いったんホテルに帰り、着替えて荷物も軽くしてコヴェントガーデンのTheatre Royal Druly Laneに。少し早めに行って劇場周囲の写真を撮ったんですが、そのときに恐ろしいことに気づきました。チケットを忘れてきた! バッグの中身を軽くしたときにチケットの入った封筒まで出してしまったんだ。ばかばかばか!と自分を罵ってもどうしようもなく、時計を見たらまだ1時間あったので一目散に戻りました。
が、前にも書いたようにコヴェントガーデンからは地下鉄に乗れないんですよねえ。必死にレスタースクエアまで行き、そこからラッセルスクエアに。走ってホテルに戻り(こういうときに限って7階直通のエレベーターがぜんぜん来ない)、チケットを持ってまた劇場に。やっとのことで中に入ると閑散として、案内係りの人たちが固まってお喋りしている。私が入っていくとひとりが来て「もう始まってしまっているのでお席には案内できません。裏を通って2階席がかぶった後ろのほうの席の空いているところに案内しますから、1部はそこで見ていただくことになりますがいいですか?」と聞かれました。いいも悪いもそれしかないのでOKするとスタッフ用通路のようなところを通って真っ暗な劇場内へ。段差があるのかどうかもわからないのでおっかなびっくり係りの人の後を追い、後ろから3列目くらいの通路側の席に座りました。おそらくいちばん安い席じゃないかな。せっかく高い席を買ったのに馬鹿みたいと悲しくなりましたが、ステージはけっこうちゃんと見えたし、そのうち話に引き込まれたのでそれなりに楽しめました。
休憩になったので大急ぎで自分の席に。前から7列目の通路側だったので2部でオークが客席に入ってきたときに脅かしてもらえ(?)楽しかった(^^)。いやでも近くに来られるとマジで怖くて、思わず赤の他人の隣りの男性に擦り寄ってしまいましたが。これくらい前だと役者さんたちの顔の表情までよく見えて、1回目とはまた違った楽しみがありました。やっぱり2回見てよかった!
映画館の前まで行ってみるともちろんまだ開いてなくて「ボックスオフィスは11時30分に開きます」と書いてある。そのへんをぶらぶらして時間をつぶし、30分に戻ってみたけどまだ開いていない。ひょっとして今日は休みなのか?と不安になってガラス扉から中を覗きこんでいると、端のほうに掃除のおじさんが歩いているのが見えました。ドアの横にブザーがあったのでそれを押すと、しばらくしておじさんが出てきてくれたので「Eastern Promisesはやらないんですか?」と聞くと「11時30分からです」と言う。「だってもう過ぎてるじゃないですか!」と言うと変な顔をして自分の時計を見せ、「映画は12時15分前からです」と言いました。そこではっと気づいた私。1時間間違えてた。まだ10時30分だった。恥ずかしい~。
仕方がないのでピカデリーサーカスのHMVで時間潰し。最近音楽を聴かないので欲しいCDも特になく、もっぱら本売場のほうをチェックしていたんですが、スラッシュのバイオグラフィが出ていたのにびっくり。立ち読みした限りではなかなか面白そうでした。空港のベストセラーリストに入っていたからけっこう売れてたみたい。
やっと11時30分になったので映画館の前まで行くと、8人くらいの人が映画館が開くのを待っていました。お年寄りのカップルと学生風の若者たち。平日の午前中ですからねえ。ただこの時間だとEarly Bird料金なので半額くらいになりお得です。
映画のあとはレスタースクエアまで歩き、さらにまたチャリングクロスロードをテッテナムコートロードに向かって歩いて書店を回り、Far Northの原作本を探したけれどみつからず。原作もかなりマイナーだから日本に帰ってからアマゾンで注文するしかないなあ。
レスタースクエアに戻り、ピザを買って公園で昼食。Odeon West Endでケイト・ブランシェットが出るI'm Not Thereを見ました。これは今回かなりの評判になっていてチケットも早いうちにソールドアウトになっていたもの。私は遅れをとって初日のチケットがとれませんでした。レッドカーペットもあっただろうに残念。帰ってきてから映画祭のサイトを見ていたらレッドカーペットの写真で2回(別々のプレミアで)コリン・ファースが写っていました。チケットを持っていない映画でも会場前にいたら見られたのにとちょっと残念。でも、そんなことしていたら体力消耗して最後までもたなかったかもしれないですね。
映画祭の上映のときは予告編や広告は入りませんが、映画祭そのものの広告だけが上映前に流れます。これがすごくよく出来ていて楽しかった。1回目見たときはよくわからなかったんですが、ロンドンの街でよく見かける風景を切り取って、それに過去の名作のテーマ曲をつけてつなげてある。
夜のロンドン・アイがゆっくり回っている映像には「2001年宇宙の旅」の音楽が。続いて下町の路上で黒人のお爺さんたちがトランプをして遊んでいる映像には「スティング」、研究所らしきところから白衣を着た従業員が4人並んで出てくるシーンには「時計じかけのオレンジ」、バイクに乗ってヘルメットをかぶったピザの配達人には「ディーバ」、騎馬警官が車でいっぱいの道路を行く映像には(多分)「荒野の七人」。夜の街を黒塗りのタクシーがゆっくりと流しているところには「ダクシードライバー」、そして最後は若いビジネスマンが走ってきて電話ボックスに駆け込む映像で「スーパーマン」。いやもう実によく出来ていました。あれ、どこかにアップされていないかなと思ったら、やっぱりYouTubeにありました。ここからどうぞ。
いったんホテルに帰り、着替えて荷物も軽くしてコヴェントガーデンのTheatre Royal Druly Laneに。少し早めに行って劇場周囲の写真を撮ったんですが、そのときに恐ろしいことに気づきました。チケットを忘れてきた! バッグの中身を軽くしたときにチケットの入った封筒まで出してしまったんだ。ばかばかばか!と自分を罵ってもどうしようもなく、時計を見たらまだ1時間あったので一目散に戻りました。
が、前にも書いたようにコヴェントガーデンからは地下鉄に乗れないんですよねえ。必死にレスタースクエアまで行き、そこからラッセルスクエアに。走ってホテルに戻り(こういうときに限って7階直通のエレベーターがぜんぜん来ない)、チケットを持ってまた劇場に。やっとのことで中に入ると閑散として、案内係りの人たちが固まってお喋りしている。私が入っていくとひとりが来て「もう始まってしまっているのでお席には案内できません。裏を通って2階席がかぶった後ろのほうの席の空いているところに案内しますから、1部はそこで見ていただくことになりますがいいですか?」と聞かれました。いいも悪いもそれしかないのでOKするとスタッフ用通路のようなところを通って真っ暗な劇場内へ。段差があるのかどうかもわからないのでおっかなびっくり係りの人の後を追い、後ろから3列目くらいの通路側の席に座りました。おそらくいちばん安い席じゃないかな。せっかく高い席を買ったのに馬鹿みたいと悲しくなりましたが、ステージはけっこうちゃんと見えたし、そのうち話に引き込まれたのでそれなりに楽しめました。
休憩になったので大急ぎで自分の席に。前から7列目の通路側だったので2部でオークが客席に入ってきたときに脅かしてもらえ(?)楽しかった(^^)。いやでも近くに来られるとマジで怖くて、思わず赤の他人の隣りの男性に擦り寄ってしまいましたが。これくらい前だと役者さんたちの顔の表情までよく見えて、1回目とはまた違った楽しみがありました。やっぱり2回見てよかった!
by timeturner
| 2007-10-29 20:40
| 旅行
|
Comments(3)
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by
docklander
at 2007-11-13 07:35
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King Learの話題が出た頃から拝見しています。舞台は春に英国で観て、1月にもロンドンで観ます。映画好きなもので一言。FestivalのTrailerですが、白衣の4人は『時計じかけのオレンジ』です。(BGMがこびりついて。)騎馬警官はBGMからして『荒野の7人』かと思います。
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たら
at 2007-11-13 11:08
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フェスの宣伝フィルムは、お二人の解説を読んでから見なかったらよくわかっていなかったかもしれません(^_^;)倫敦の風景だからなんだと思いますが。
チケット忘れ!怖いですね~。走りますよ、焦りますよ。とにかく楽しめたようで良かったです。
オマケ:スラッシュ本の表紙、かっこよすぎる(^_^;)シャドウ効果。
チケット忘れ!怖いですね~。走りますよ、焦りますよ。とにかく楽しめたようで良かったです。
オマケ:スラッシュ本の表紙、かっこよすぎる(^_^;)シャドウ効果。
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timeturner at 2007-11-13 22:16
> docklanderさん
ありがとうございます! その2つ、自信がなかったんですよね。いい加減に書いちゃいけませんね。(^^;)
King Lear はストラトフォード・アポン・エイヴォンでご覧になったんですか? うらやましい。やっぱり本拠地で見ると感慨ひとしおですよね。
> たらさん
スラッシュ本、中にもけっこう写真が載っててどれもかっこよかったです。ちらっと読んだ限りでは生い立ちがなかなかユニークでバイオ本向きでした。翻訳が出たら図書館に買ってもらおっと(^^)。
ありがとうございます! その2つ、自信がなかったんですよね。いい加減に書いちゃいけませんね。(^^;)
King Lear はストラトフォード・アポン・エイヴォンでご覧になったんですか? うらやましい。やっぱり本拠地で見ると感慨ひとしおですよね。
> たらさん
スラッシュ本、中にもけっこう写真が載っててどれもかっこよかったです。ちらっと読んだ限りでは生い立ちがなかなかユニークでバイオ本向きでした。翻訳が出たら図書館に買ってもらおっと(^^)。