2007年 06月 22日
モネ大回顧展 |
そろそろ終わりが見えてきたのであわてて行ってきました。行くなら金曜の夜しかないと思ってはいたんですが、先週は残業になってしまったので断念。今日は雨だったので人も少ないかと期待して行ったんですが、そうでもなかったかな。まあ、ふだんがどのくらい混んでいるのかわからないので判断のしようがないんですが。ひとつの絵の前に2、3人しかいない、ということもたまにあったからやっぱり空いているほうだったのかな。
スペースがゆったりしているのと、割合大きな絵が多いせいとで、絵の前に人垣がぎっしりできて何も見えないという(フェルメール展のときの)ようなことはありませんでした。ほとんどは絵の前50センチくらいは空間になっていて、みんなが遠巻きにして眺める感じだったので。だってほら、モネの絵ってあまり近くで見ると何が描いてあるのかわからなくなるじゃない?
モネはすごく好きな画家というわけではないのですが、今回の展覧会は作品数も多く、しかもちゃんと各フェーズの特長のある作品を一定数集めてあったので、見ていて説得力がありました。ただ、モネに影響された現代の画家の作品をいくつか展示してあったのはいささか中途半端に感じましたけれど。
チラシにも使われている日傘の女性はやはりとてもよくて、近くで見ていた女性ふたり連れが「見ていて気持ちよくなる絵ね」と言っているのに深くうなずいてしまいました。この絵の元になったと思われるスケッチも横に展示されていましたが、これもまた動きがあってとてもよかった。
睡蓮は数も少なく、それぞれ違うタイプだったのでいまいちでした。パリの睡蓮の間のインパクトにはやはりかないません。
最近の展覧会はどこもそうですが、出口にあるグッズ売り場は「どうしてこれがモネ?」というようなバッグだのアクセサリーだのまで並んでいて、ちょっとげんなりしてしまいます。
そういえばリーフレットが置いてあったんですが、モネを主人公にしたTVドラマが8月24日にDVDリリースされるんだそうです。「印象派 若き日のモネと巨匠たち」というタイトルでイギリスBBCの製作。WOWOWでも放映されたらしい。プロヴァンス、ノルマンディ、ジヴェルニー、ロンドンなどで撮影され、当時と同じ手法で描かれた名画の数々が登場するんだそうです。見たいなあ。レンタルもあるかな。
モネ大回顧展の公式サイトはこちら。
国立新美術館は初めてだったのでモネを見たあと探検してみました。
広いです。展示室も広いけれどロビーはもっと広い。おかげで座る場所がたくさんあるのはありがたい。広いカフェもありました。2階は別の展示をしていましたが、この階にも少し小さめで、少しお洒落め(つまりお値段が高め)のカフェがありました。さらに地下にもミュージアムショップの横にカフェが。料飲部で儲けようとしてるのかしら(^^;)。
かなり斬新な建物ではあるのですが、なんだか全体に暗かった。ガラスをいっぱい使って外光をたくさん取り入れるデザインになっているから、夜暗いときに行くとダメなのかな。この次は昼間行ってみようっと。
ミュージアムショップはなかなかすぐれものです。商品の選定もオリジナリティがあるし、展示の仕方もよく考えてあります。モネを見るのと同じくらいの時間をかけて見て回ってしまいました。
7月28日から渋谷の東急文化村でルドンの展覧会をやるようで、これのチラシが2種類あったんですが異様にかっこよくて行きたくなりました。文化村って遠いからあまり行く気になれないんですけどねえ。
スペースがゆったりしているのと、割合大きな絵が多いせいとで、絵の前に人垣がぎっしりできて何も見えないという(フェルメール展のときの)ようなことはありませんでした。ほとんどは絵の前50センチくらいは空間になっていて、みんなが遠巻きにして眺める感じだったので。だってほら、モネの絵ってあまり近くで見ると何が描いてあるのかわからなくなるじゃない?
モネはすごく好きな画家というわけではないのですが、今回の展覧会は作品数も多く、しかもちゃんと各フェーズの特長のある作品を一定数集めてあったので、見ていて説得力がありました。ただ、モネに影響された現代の画家の作品をいくつか展示してあったのはいささか中途半端に感じましたけれど。
チラシにも使われている日傘の女性はやはりとてもよくて、近くで見ていた女性ふたり連れが「見ていて気持ちよくなる絵ね」と言っているのに深くうなずいてしまいました。この絵の元になったと思われるスケッチも横に展示されていましたが、これもまた動きがあってとてもよかった。
睡蓮は数も少なく、それぞれ違うタイプだったのでいまいちでした。パリの睡蓮の間のインパクトにはやはりかないません。
最近の展覧会はどこもそうですが、出口にあるグッズ売り場は「どうしてこれがモネ?」というようなバッグだのアクセサリーだのまで並んでいて、ちょっとげんなりしてしまいます。
そういえばリーフレットが置いてあったんですが、モネを主人公にしたTVドラマが8月24日にDVDリリースされるんだそうです。「印象派 若き日のモネと巨匠たち」というタイトルでイギリスBBCの製作。WOWOWでも放映されたらしい。プロヴァンス、ノルマンディ、ジヴェルニー、ロンドンなどで撮影され、当時と同じ手法で描かれた名画の数々が登場するんだそうです。見たいなあ。レンタルもあるかな。
モネ大回顧展の公式サイトはこちら。
国立新美術館は初めてだったのでモネを見たあと探検してみました。
広いです。展示室も広いけれどロビーはもっと広い。おかげで座る場所がたくさんあるのはありがたい。広いカフェもありました。2階は別の展示をしていましたが、この階にも少し小さめで、少しお洒落め(つまりお値段が高め)のカフェがありました。さらに地下にもミュージアムショップの横にカフェが。料飲部で儲けようとしてるのかしら(^^;)。
かなり斬新な建物ではあるのですが、なんだか全体に暗かった。ガラスをいっぱい使って外光をたくさん取り入れるデザインになっているから、夜暗いときに行くとダメなのかな。この次は昼間行ってみようっと。
ミュージアムショップはなかなかすぐれものです。商品の選定もオリジナリティがあるし、展示の仕方もよく考えてあります。モネを見るのと同じくらいの時間をかけて見て回ってしまいました。
7月28日から渋谷の東急文化村でルドンの展覧会をやるようで、これのチラシが2種類あったんですが異様にかっこよくて行きたくなりました。文化村って遠いからあまり行く気になれないんですけどねえ。
by timeturner
| 2007-06-22 21:59
| 美術
|
Comments(2)
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by
atsuko
at 2007-06-25 00:10
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私も、睡蓮が好きでいろいろな美術館にある睡蓮をみて絵葉書を買っていた時期がありました。でもフランスの睡蓮の間に入ったとき圧倒され、この感覚を五感で味わいしっかり覚えて帰ろうと思い、絵葉書を買わないで帰った覚えがあります。睡蓮の間は無理でも、ホンモノを日本で見られるのは幸せですよね。
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timeturner at 2007-06-25 21:48
atsukoさん
睡蓮マニア(?)とは知りませんでした(^^)。あの睡蓮の間は形もいいのよね。光の入り具合もぴったりだし、若い人たちの中には床に座りこんで見てる人たちもいましたが、私もそうしてみたかった。
モネ展の最後にモネと親交があった日本人の紹介があったんですが、あの松方コレクションの松方さんをはじめ、驚くほどたくさんの日本人がモネとつきあい、彼の絵を購入していたことにびっくりしました。ああいうお金持ちの方たちのお家にはプライヴェートな睡蓮の間があったのかも。
睡蓮マニア(?)とは知りませんでした(^^)。あの睡蓮の間は形もいいのよね。光の入り具合もぴったりだし、若い人たちの中には床に座りこんで見てる人たちもいましたが、私もそうしてみたかった。
モネ展の最後にモネと親交があった日本人の紹介があったんですが、あの松方コレクションの松方さんをはじめ、驚くほどたくさんの日本人がモネとつきあい、彼の絵を購入していたことにびっくりしました。ああいうお金持ちの方たちのお家にはプライヴェートな睡蓮の間があったのかも。