2007年 04月 24日
Coraline |
コララインが両親と一緒に田舎の古い屋敷に引っ越してきたのは夏休みの真っ最中。遊ぶ友達もなく退屈しても、家で仕事をしている両親はまるでかまってくれない。家の中を探検しているうちにみつけた客間のドアは、ママが鍵を開けたときには煉瓦でふさがれていたのに、コララインがひとりのときに開けてみると別の家に通じていた。そこはコララインの家とそっくりだったが、そっちにいた「別のママ」は本物のママより料理が上手だったし、「別のパパ」はいつでもコララインの遊び相手になってくれる。コララインの望むことはなんでもかなえてくれるという「別の両親」だったが、それには条件があった・・・。
ジュニア向けホラー小説という位置づけなんでしょうか。でも、大人が読んでも充分に面白い。ホラーといっても読んだあと眠れなくなるほど怖いわけではありませんし。
最初のうちは両親をうるさがらせているばかりの生意気な女の子に見えていたコララインですが、大事な人たちを救い出そうと勇気をふりしぼって恐怖に立ち向かう姿を見て思わず「私だったらどうするだろう」なんて考えちゃったりして。さりげなく親の子に対する愛も描かれているのがいい感じ。作者もお父さんなのかな。
日本では『コララインとボタンの魔女』というタイトルでジュニア書として出版されているようです。表紙の絵も翻訳書のほうがモダンで可愛い雰囲気。原書のこのイラストは不気味ですが、内容にはこっちのほうが合ってると思います。挿絵はもっとすごくて、ペン描きのイラストなんですが、ボタンの魔女の怖いことったら。
アニメ映画化も決定していて、IMDBのデータを見るとコララインの声はダコタ・ファニングですって! 監督は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セリックだから雰囲気もああいう感じになるのかな。楽しみです。
Coraline
作者:Neil Gaiman
出版社:HarperTrophy
ISBN:0060575913
ジュニア向けホラー小説という位置づけなんでしょうか。でも、大人が読んでも充分に面白い。ホラーといっても読んだあと眠れなくなるほど怖いわけではありませんし。
最初のうちは両親をうるさがらせているばかりの生意気な女の子に見えていたコララインですが、大事な人たちを救い出そうと勇気をふりしぼって恐怖に立ち向かう姿を見て思わず「私だったらどうするだろう」なんて考えちゃったりして。さりげなく親の子に対する愛も描かれているのがいい感じ。作者もお父さんなのかな。
日本では『コララインとボタンの魔女』というタイトルでジュニア書として出版されているようです。表紙の絵も翻訳書のほうがモダンで可愛い雰囲気。原書のこのイラストは不気味ですが、内容にはこっちのほうが合ってると思います。挿絵はもっとすごくて、ペン描きのイラストなんですが、ボタンの魔女の怖いことったら。
アニメ映画化も決定していて、IMDBのデータを見るとコララインの声はダコタ・ファニングですって! 監督は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セリックだから雰囲気もああいう感じになるのかな。楽しみです。
Coraline
作者:Neil Gaiman
出版社:HarperTrophy
ISBN:0060575913
by timeturner
| 2007-04-24 20:30
| 洋書
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