2018年 07月 05日
Death in Dark Glasses |
ある銀行の地方支店で行員のひとりがケチな横領を働いたことで事件は始まった。このことがきっかけで、もっと大きな問題が発覚し、その結果、ひとり暮らしの老人が住んでいたはずの家で腐乱死体がみつかったのだ。初めは小さな地方都市の事件を地元警察が捜査するだけだったものが、やがてスコットランド・ヤードのリトルジョン警部と部下のクロムウェルがかかわることになる・・・。1952年刊行。
あらすじだけを読んだときは地味っぽくて退屈かなあと思ったのですが、とーんでもない。まあ、ヒネるわ、ヒネるわ。容疑者が出てきて「こいつか」と思っていると別の容疑者が出てというのが何度も繰り返され、最後にはリトルジョンと犯人の一騎打ち。おまけに驚くような神意の顕現(?)で幕を閉じるという、波乱万丈の巻でした。
Death in Dark Glasses (The Inspector Littlejohn Mysteries) (English Edition)
作者:George Bellairs
出版社:Ipso Books
ISBN:Kindle版
by timeturner
| 2018-07-05 19:00
| 洋書
|
Comments(0)