2014年 08月 28日
バルト三国の旅(8/28)クライペダ⇒リーガ |
(2014年の旅。イタリアの勢いをかってやっつけてしまおうと思ったものの、3年前のことなので写真を見てもほとんど思い出せない。今日の分はそれでも途中まで書いてあったけど、以降は泊まった町しかわからないので写真を並べただけのものになると思う)
タクシー(6リタス)を呼んでバスステーション(ここのトイレは有料で0.3ユーロ払うとトイレットペーパーをくれる)まで行き、ステーション内のスーパーikiで朝食用にパンとクッキーを買い、9時発の長距離バスでリーガへ。13時30分着。
閑散としたバスステーション。
乗り心地はいい。車内アナウンスがリトアニア語、ラトヴィア語、英語の3種類を運転手さんひとりでこなしていた。
リーガはダウガヴァ川沿いの街で、川に近いほうに旧市街、それより奥まったところに新市街がある。川の向こう側、右のほうに見えるのは新しくできたばかりの図書館で、超モダン。オープニングの前に市民に外壁を登らせた(滑らせただったかな)という話を聞いたのだけれど詳細は忘れた。
バスステーションからタクシー(3.5ユーロ)でリーガでの宿泊先Designapartmentsの事務所へ。ここは個人経営ではなく何件かの建物を持っている。私たちは2ベッドルームのアパートメント(ふたりで3泊180ユーロ+Wifi使用20ユーロ)を予約したが、どこにあるのかはわからない。チェックイン手続きをすると係りの人がアパートまで案内して、現地で鍵を渡してくれる。
旧市街で便利な場所だったが、中庭をはさんで向かい側にタトゥーパーラーがあり、中庭にそれ風の若者がたむろしているのがちょっと怖い感じ。そのためか、夜間にはこの中庭を囲む建物全部に入るための門の鍵と、アパートの入っているビルに入るための鍵、さらにアパートの玄関には二重ドアというものすごく厳重な戸締りになっていた。
上の写真の奥に中庭がある。手前が表の道路からの入口。左に分厚い木の扉が見えている。
これが中庭。
建物の出入口のある通路から外の通りを見たところ。
アパートの中はめっちゃ広い。玄関ホールも広々している。
玄関の飾り。壁紙と石の色がマッチしているのがお気に入り。
玄関から長い廊下を歩いて30畳くらいある広い居間(写真は半分しか写っていない)。その奥にキッチンとダイニングがあり、さらに廊下で奥に行くと左右にベッドルームがあり、さらに奥に広い浴室。 初めは感動したけど、日が経つにつれて後悔した。観光でさんざん歩いて疲れきって帰ってきて、さらにまたアパートの中をはるばる歩かなくては自分の部屋に行きつけないって、かなりこたえる。体の大きな人にはこのくらい広いほうがのびのび過ごせるんだろうが、私はもっと小さくていい。
まだ外は明るいのでざっと市内を見ようと、まずは市庁舎広場に出かけた。お金もおろしたかったし。ラトヴィアはユーロに切り替わっているので安心しておろせる。エストニアでもフィンランドでも使えるから。
広場には思ったよりも人がいたが、よく見るとそのうち数人の女性は胸のところに小さめのプラカードのようなものを掲げている。プラカードにはEnglishとかDeutschとか書いてある。どうやらガイドさんたちらしい。訊いてみると2時間のウォーキングツアーで市内を案内してくれるんですって(15ユーロ)。夕食までの時間で市内のようすがわかってちょうどいいのでお願いすると、料金は広場に面したビル内のツアー会社で払ってきてくれって。なんだか元締めに使われている娼婦みたいだが、みなさん堅気の主婦っぽい方々なので怪しい雰囲気は全くない。
ツアー会社に行ってみると、他のツアーも色々とりそろえていたので、明日のルンダーレ宮殿ツアー(50ユーロ)も申し込んだ。
無事に支払いをすませ、English担当の女性に連れられて歩きだす。この人がまあ、足が速い、速い。2時間で市内を見て回ろうというのだからそれなりに急がないと無理なのはわかるが、こちらは右も左もわからないので、自分たちがどこを歩いているのか見当がつかない。迷子にならないようガイドさんの背中だけ見てついていったので、道はぜんぜん覚えられず、点から点へと移動しているような感じだった。
でもまあ、自分たちだけで歩いていたら決して行けなかっただろう場所や店に行けたし、観光名所では由来やエピソードも聞け、契約しているらしい店ではサービスの飲み物をいただけたりしたので、15ユーロの価値は充分あった。
連れていってもらったお店や場所で覚えているものいくつか。
市庁舎広場に面しているブラックヘッドの会館。ドイツ軍の空襲で破壊されたものを2000年に再建したばかりなので妙に新しくてきれい。あと50年も経つとそれなりに由緒ある建物に見えてくるんだろうけど。ブラックヘッドというのは未婚の貿易商人の友愛会だったそう。どうしてわざわざ「未婚の」?
ラトヴィア占領博物館前の広場では何かのキャンペーンで地元のアーティストが絵を描いた蝸牛がたくさん置いてあった。ソ連時代の遺産だという灰色の無味乾燥な博物館の建物とカラフルな蝸牛のコントラストが奇妙だった。
レースやフェルト製品、織物などラトヴィアの民芸品をお洒落にアレンジした製品を扱っていて、カフェも併設している店Pienene。ここは気に入って何度も訪れた。
ラトヴィア産琥珀の店Dzintara Muzejs。店の奥に琥珀だけで装飾したAmber Roomがあり、ガイドさんと一緒に行くと入れてもらえる。ここにも後日買い物に行ってアクセサリーを買った。そのときに来ていた若い中国人のカップル(学齢前の子どもを連れていた)、通訳をつれていて、ものすごい額の買物をしていた。琥珀なんて中国でもとれそうなものだけど、デザインとかが違うのかしら。それにしても中国の金持ちってすごい。
ラトヴィアの薬用酒ブラック・バルザムを売っているRiga Black Magic。裏はバーにもなっていて、お茶とケーキもいただけるらしい。行きたかったんだけど時間がなくて断念。薬用酒は買って帰った。少し風邪ぎみのときなど、小さなキャップ一杯飲むだけで回復したりする。
あとはもうどこがどこだかわからない。狭い範囲に教会、ハンザ商人の家や店がごちゃごちゃぎっしり建っていて、路地はくねくね曲がりくねっているので、地図を見ながら歩いても迷ってしまう。でも、雰囲気はとてもいい。
小ギルドの会館。
三人兄弟と呼ばれる中世の住宅。真ん中がいちばん古く、15世紀に建てられた。パン屋だったらしい。
こういう窓がまだ現役だっていうのが凄いよね。
猫が! 「猫の家」と呼ばれているらしい。かつては裕福なラトヴィア商人が住んでいた。
ウォールペインティングもちゃんと街になじむようにしてある。
橋を渡った向こうは新市街。
夕食は鳥料理専門のPetergailisで(12ユーロ)。おいしかった。
タクシー(6リタス)を呼んでバスステーション(ここのトイレは有料で0.3ユーロ払うとトイレットペーパーをくれる)まで行き、ステーション内のスーパーikiで朝食用にパンとクッキーを買い、9時発の長距離バスでリーガへ。13時30分着。
閑散としたバスステーション。
旧市街で便利な場所だったが、中庭をはさんで向かい側にタトゥーパーラーがあり、中庭にそれ風の若者がたむろしているのがちょっと怖い感じ。そのためか、夜間にはこの中庭を囲む建物全部に入るための門の鍵と、アパートの入っているビルに入るための鍵、さらにアパートの玄関には二重ドアというものすごく厳重な戸締りになっていた。
これが中庭。
玄関の飾り。壁紙と石の色がマッチしているのがお気に入り。
まだ外は明るいのでざっと市内を見ようと、まずは市庁舎広場に出かけた。お金もおろしたかったし。ラトヴィアはユーロに切り替わっているので安心しておろせる。エストニアでもフィンランドでも使えるから。
ツアー会社に行ってみると、他のツアーも色々とりそろえていたので、明日のルンダーレ宮殿ツアー(50ユーロ)も申し込んだ。
無事に支払いをすませ、English担当の女性に連れられて歩きだす。この人がまあ、足が速い、速い。2時間で市内を見て回ろうというのだからそれなりに急がないと無理なのはわかるが、こちらは右も左もわからないので、自分たちがどこを歩いているのか見当がつかない。迷子にならないようガイドさんの背中だけ見てついていったので、道はぜんぜん覚えられず、点から点へと移動しているような感じだった。
でもまあ、自分たちだけで歩いていたら決して行けなかっただろう場所や店に行けたし、観光名所では由来やエピソードも聞け、契約しているらしい店ではサービスの飲み物をいただけたりしたので、15ユーロの価値は充分あった。
連れていってもらったお店や場所で覚えているものいくつか。
市庁舎広場に面しているブラックヘッドの会館。ドイツ軍の空襲で破壊されたものを2000年に再建したばかりなので妙に新しくてきれい。あと50年も経つとそれなりに由緒ある建物に見えてくるんだろうけど。ブラックヘッドというのは未婚の貿易商人の友愛会だったそう。どうしてわざわざ「未婚の」?
by timeturner
| 2014-08-28 11:43
| 旅行
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