2016年 11月 13日
痕跡本 |
最近読んだ『怪書探訪』の中に「痕跡本」という言葉が出てきました。古本を買ったときに遭遇するサインや書き込み、ページの間に挟まっていたものなど、前の持主の痕跡を示す特長をもった本のことで、世の中にはこういうものを目当てに本を集めるマニアもいるらしい。有名人に関わるものはもちろん、無名の人のものでもその時代の世相を表していたり、その人自体が妙な人だったりといろいろ楽しめそうです。
だからといってそれを目当てに本を買う気にはなりませんが、つい最近買った古書の中に納品書が挟まっていて、「おお、これか!」と思いました。
納品書を出している側の有限会社 親和会というのはあまり書店ぽくない名前ですが古書店だとこういうのもあるのかな。あるいは中間業者かしら。個人名は一応隠しましたが、角川書店の社員みたいですね。昭和57年は1982年、34年前です。
この納品書が挟まっていたのは『イギリス・ヨーマンの研究』だったのですが、「魔術師」はなんでしょうね。サマセット・モームの『魔術師』かな。新潮社のサマセット・モーム全集は1958年刊(250円)だけど、それが25年後に2000円になるかな? ジョン・ファウルズの『魔術師』という本もありましたが、これは単行本で上下巻なので数量1になっているのはおかしいですよね。江戸川乱歩の『魔術師』はまだ単行本として刊行されていない。山田正紀もジェフリー・ディーヴァーも当然まだ。でもまあ、『~の魔術師』『魔術師の~』などという書名を簡略化して書いているのだとすると候補はものすごく増えてしまうので、ここで考えるのをやめました。
それより、2000円+750円がどうして2200円になるのかが謎です。
だからといってそれを目当てに本を買う気にはなりませんが、つい最近買った古書の中に納品書が挟まっていて、「おお、これか!」と思いました。
この納品書が挟まっていたのは『イギリス・ヨーマンの研究』だったのですが、「魔術師」はなんでしょうね。サマセット・モームの『魔術師』かな。新潮社のサマセット・モーム全集は1958年刊(250円)だけど、それが25年後に2000円になるかな? ジョン・ファウルズの『魔術師』という本もありましたが、これは単行本で上下巻なので数量1になっているのはおかしいですよね。江戸川乱歩の『魔術師』はまだ単行本として刊行されていない。山田正紀もジェフリー・ディーヴァーも当然まだ。でもまあ、『~の魔術師』『魔術師の~』などという書名を簡略化して書いているのだとすると候補はものすごく増えてしまうので、ここで考えるのをやめました。
それより、2000円+750円がどうして2200円になるのかが謎です。
by timeturner
| 2016-11-13 21:52
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