2016年 02月 12日
じいじだよ |
かつては≪鬼殺しの桃太郎≫との異名をとった元目付の愛坂桃太郎が息子に跡目を譲って隠居し三年。山ほどの習い事をしてもまだ暇をもてあます毎日を送っていた。そんなある日、息子が芸者に生ませた赤ん坊の桃子と出会い、そのかわいらしさにノックアウトされた。桃子のそばにいたいばかりに、母親の芸者・珠子がお座敷に出る間の子守りを買ってでたばかりか、同じ長屋に引っ越して用心棒のようなことまで始める。すると、なぜか奇妙な事件が次から次へと起こり、桃太郎は腕に覚えのある剣を抜くはめに・・・。≪わるじい秘剣帖≫シリーズ第一弾。
最初のうちは「子連れ狼」の高齢者版かあ、まあ、最初の一冊だけかな、なんて思っていたのですが、読んでるうちにどんどん面白くなってきました。千五百石の旗本が赤ん坊を背中におぶって子守りをするというビジュアル的な面白さだけだったらすぐに飽きてしまうところですが、珠子や桃太郎が暮らす長屋の住人がそれぞれにいわくありげだし、ミステリー要素はちゃんと理詰めだしで続巻も読みたいと思わせました。
とりあえずはお堅い浪人者の正体が気になるので二巻目は読むつもりです。
じいじだよ-わるじい秘剣帖 (双葉文庫)
作者:風野真知雄
出版社:双葉文庫
ISBN:4575667226
最初のうちは「子連れ狼」の高齢者版かあ、まあ、最初の一冊だけかな、なんて思っていたのですが、読んでるうちにどんどん面白くなってきました。千五百石の旗本が赤ん坊を背中におぶって子守りをするというビジュアル的な面白さだけだったらすぐに飽きてしまうところですが、珠子や桃太郎が暮らす長屋の住人がそれぞれにいわくありげだし、ミステリー要素はちゃんと理詰めだしで続巻も読みたいと思わせました。
とりあえずはお堅い浪人者の正体が気になるので二巻目は読むつもりです。
じいじだよ-わるじい秘剣帖 (双葉文庫)
作者:風野真知雄
出版社:双葉文庫
ISBN:4575667226
by timeturner
| 2016-02-12 20:16
| 和書
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