2015年 12月 09日
シャーロック・ホームズの冒険 |
一時コナン・ドイルに凝っていたときに、ホームズ物は全部読み返したと思ってたけど、これは読んでなかったみたい。有名なものばかりだから読み返さなくても覚えてると思ったのかな。あるいは別の短編集で読んでたからかな。
いずれにしても話の展開はほぼ覚えていたものの、詳しい描写などは忘れていたから、新鮮に楽しめた。BBC「Sherlock」にハマってからは、読むときにあのシャーロックとジョンを思い浮かべるからというのもあるかもしれない。ところがこの版には発表当時の雑誌掲載イラストが挿絵としてついているんですよね。それが売りなんだと思うけど、ベネディクトとマーティンを思い描きながら読んでいるこっちとしては、ときどき「やめてよね」と思ってしまう。(真正シャーロキアンの方々、すみません)
ボヘミアの醜聞
赤毛連盟
花婿失踪事件
ボスコム渓谷の惨劇
唇のねじれた男
青い紅玉
まだらの紐
技師の親指
独身の貴族
緑柱石の宝冠
ぶな屋敷
いま読むと「赤毛連盟」で銀行家がみずから強盗を待ち伏せするなんて「ありえなーい」と思うし、「ボスコム渓谷の惨劇」は「緋色の研究」のできそこないみたいに中途半端だし、「唇のねじれた男」で妻をみかけた夫がみつかっては困る立場なのに大声をあげて注意を引いてしまうのは嘘くさいと思えたりもするけれど、ホームズというスーパーヒーローがいてくれさえしたら、そんなことは超越して読めるのだ。
シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
原題:The Adventures of Sherlock Holmes
作者:コナン・ドイル
訳者:深町眞理子
出版社:東京創元社
ISBN:Kindle版
いずれにしても話の展開はほぼ覚えていたものの、詳しい描写などは忘れていたから、新鮮に楽しめた。BBC「Sherlock」にハマってからは、読むときにあのシャーロックとジョンを思い浮かべるからというのもあるかもしれない。ところがこの版には発表当時の雑誌掲載イラストが挿絵としてついているんですよね。それが売りなんだと思うけど、ベネディクトとマーティンを思い描きながら読んでいるこっちとしては、ときどき「やめてよね」と思ってしまう。(真正シャーロキアンの方々、すみません)
ボヘミアの醜聞
赤毛連盟
花婿失踪事件
ボスコム渓谷の惨劇
唇のねじれた男
青い紅玉
まだらの紐
技師の親指
独身の貴族
緑柱石の宝冠
ぶな屋敷
いま読むと「赤毛連盟」で銀行家がみずから強盗を待ち伏せするなんて「ありえなーい」と思うし、「ボスコム渓谷の惨劇」は「緋色の研究」のできそこないみたいに中途半端だし、「唇のねじれた男」で妻をみかけた夫がみつかっては困る立場なのに大声をあげて注意を引いてしまうのは嘘くさいと思えたりもするけれど、ホームズというスーパーヒーローがいてくれさえしたら、そんなことは超越して読めるのだ。
シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
原題:The Adventures of Sherlock Holmes
作者:コナン・ドイル
訳者:深町眞理子
出版社:東京創元社
ISBN:Kindle版
by timeturner
| 2015-12-09 19:06
| 和書
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