2015年 10月 11日
ラウドパーク15@さいたまスーパーアリーナ |
野外フェスはもう無理なお年頃ですが、屋内でスタンド席ならなんとかなりそうと思い、初めてのラウドパーク15に行ってきました。もちろん丸一日なんて体がもちませんから昼から参戦。午前中は雨が降っていましたが出かける頃にはやんでいてよかった。それでも空はどんよりしていたので傘はもって出ましたが結果としては不要でした。
単独のライヴだと開演・終演時間に駅が混雑してえらいことになりますが、フェスだとばらけるからありがたいですね。それでも、さいたま新都心駅の構内にはさいたまスーパーアリーナに行く人たちがいっぱいいました。私も友人と待ち合わせて会場に向かいました。
チケットは自由席で、1階のスタンディングエリアで見ても、二階のスタンド席で観てもどちらでもOK。熱心なファンや若い人はみんなステージに近いスタンディングで観て、休憩したいときや、それほど興味のないバンドのときはスタンド席に来るという雰囲気でした。私と友人たちは基本スタンド席で、好きなバンドのときだけスタンディングにというスタンス。驚いたのは会場内にグッズ売り場や飲食物の売店だけでなく、マッサージ屋が出ていたこと。床にマットを敷いただけで、通りかかる人から丸見えのところで横になって揉まれている人がいました。ライヴで暴れすぎて筋肉が凝ったときに使うのでしょうか?
先に着いていた友人たちがスタンド席を確保してくれていたのですが、席に近い入場口に着いたときには中で浜田麻里が演っていて会場が暗くなっているので足元も席も見えない。仕方がないので終わるまで外で待っていました。
ラウドパークには3つのステージがあるのですが、行ってみるまでは一体どうなっているのか見当がつきませんでした。広い野外なら3ステージで同時に演奏していても、離れていればそれほど気にならないかもしれないけれど、屋根のあるアリーナとなるとそうはいきませんよね。でも、行ってみて納得。ULTIMATE STAGEとBIG ROCK STAGEはスクリーンを挟んで隣り合って設置されています。そして、片方のステージでバンドが演奏している間、もう片方のステージで次のバンドのためのセットを作るんです。照明のテストもするので、遠いほうのステージを見ているときに近いほうのステージで照明テストをされるとまぶしいし気が散るしでけっこう迷惑でした。
もうひとつのEXTREME STAGEは、本来だったらロビーにあたると思われる、出入口側にセットされていました。ここは屋根がガラス張りになっていて外光が入るようなデザインになっているので明るい状態で演奏されます。夜になって外が暗くなれば中のステージと変わらなくなりますが、初めのほうに出るバンドはせっかくライティングを駆使してもあまり効果はなくてちょっと気の毒でした。でもまあ、野外フェスティバルでも同じですよね。
最初に観たKamelotは、ヴォーカリストだけが短髪で服装もメタルっぽくなかったのですが、音はわりと古い感じのドラマチックでメロディアスなメタル。1曲か2曲だけアリッサという女性ヴォーカリストが一緒に唄っていましたが、この人、セクシーな衣装で登場したのでビジュアル効果を狙ってるだけかと思っていたら、なんと迫力あるデス声と女性らしいソプラノの両方で歌える人でした。本来のヴォーカルが線の細い声なのでコントラストが出てよかったです。
次は今日のお目当てのひとつであるPRETTY MAIDS。これはちょっとがっかりだったなあ。この人たち、これまでの単独ライヴではテンポの速い曲5曲くらいをメドレーで一気にやるというのが魅力のひとつで、そのおかげでヘヴィーでありながら疾走感のある気持ちのいいライヴだったんですよね。きょうなんて持ち時間が45分くらいしかなくてアンコールもできないんだから、いっそこのメドレーで最初から最後まで駆け抜けちゃえばよかったのに、なぜか妙に収まりの悪いセットリストでした。変なところにバラードをはさんだり、意味もなくTHE WHOの曲で客に唄わせようとしたり。あげくにこれだけはやめてほしいと思っていたPlease Don't Leave Meの大合唱。かなり盛り下がりました。ショックだったのはハマさんの育ちぶり。ロニーは髪も体もほとんど変わっていなかったのに対して、ハマさんは顎が・・・。年齢的にいって多少太るのは仕方がないと思うけど、あれは病的だよ。体に悪いと思う。
PRETTY MAIDSが終わってすぐに、ひとりでEXTREME STAGE(ここはスタンディング)に移動し、DARK TRANQUILLITYを鑑賞。いやあ、かっこよかった。あんなに明るくてしらけそうな場所だったのに、音がよかったのでぐいぐい惹きこまれました。演奏もすごく巧い。前に観たときより巧くなってたような気がした。ヴォーカルのミカエルは、前に観たときもずっとニコニコしていてデスメタルバンドじゃないみたいだなあと思ったけど、今日もやっぱりニコニコして「Thank you so much!」を連発していました。育ちがよさそう(^^)。
スタンド席に戻る前に腹ごしらえをと思って売店のほうに行くと友人のひとりと遭遇。外の廊下で一緒に食べていたら、妙になつかしい曲が聞こえてくる。「あれ、なんだっけ?」と聞いたら「LOUDNESS」という答え。えーっ、でも、きょうの出演者にLOUDNESSの名前なかったよね?と思ったら、SOLDIER OF FORTUNEというバンドはLOUDNESSのメンバーである高崎晃、山下昌良にマイク・ヴェセーラを加えたプロジェクトなんだそうで、なんだ、じゃあやっぱりLOUDNESSなんじゃないか。まぎらわしいなあ。私、LOUDNESSは山田雅樹がヴォーカル、樋口宗孝がドラムスだった時期にすごく好きだったんですよね。MASAKIはすごく巧かったから、それと比較しちゃうと今日のヴェセーラは情けなかったなあ。高い声が出るというだけなんだよね。音はふらふらするし、リズム感もない。せっかくのいい楽曲がだいなし。でも、隣に座っていた男性はCrazy Nightのときだけ狂ったように頭振ってたなあ。あの人の青春だったんだろうなあ。
そして次が、本日の穴馬、SABATONでした。名前も聞いたことがなかったバンドで、最初に出てきたときには、やたらとガタイのいいグラサン、刺青のヴォーカルだけが短髪、あとのメンバーは全員、妙に貧乏くさい長髪のバンドで、おそろいのモノクロ迷彩のパンツもださくて、どこの人たち?と思いました。スウェーデンのバンドだそうで、途中でスウェーデン語の曲も1曲演りました。
でも、この子たち、ほんとにいい子たちだったんですよ。コワモテのヴォーカルはMCが丁寧でわかりやすい英語を話そうとするし、話し方も素直で無理にかっこつけようとしない。ステージパフォーマンスも昔のヘヴィーメタルバンドのパロディみたいなんだけど、一生懸命やっているので好感がもてる。でも、笑える。きょう出演しているベテランバンドに比べると若手なので、体の動きが軽くて気持ちいい。みんなでフォーメーション組んだり、太い声でいっせいにコーラスつけたりと、もう、こてこてのパワーメタルです。私は見落としてしまったんですが、ドラムセットが戦車になってたらしい(^^;)。まあ、それはちょっとどうよ?とは思うものの、古めかしいのに新鮮という得難いバンドでした。一緒に観た友人は絶対アルバム買う!と宣言していた。
次のDIZZY MIZZ LIZZYはPRETTY MAIDSと同じデンマークのバンドですが、この人たちを観たのって1995年にたった1回だけなんですよね。で、そのときとは全く音楽性が変わってた。おまけに洗練されてた。いや、服装は1995年時(ギター&ヴォーカルは胸に星のついたTシャツに白線入りのジャージ、ベースは半袖のボタンダウンシャツにジーンズ)とあまり変わってないんだけど。、音がすごくタイトで深みが出ていて驚きました。しかし、彼らはもうメタルじゃないんじゃないかい?
次のDRAGONFORCEはイギリスのバンド。疾走感のあるオーソドックスなヘヴィーメタルで、演奏は上手だし悪くはないんだけど、なぜかどの曲も同じように聞こえて、これという印象がなかった。ヴォーカルの子が一生懸命日本語を覚えて、長いMCをしていたのはかわいかったけどね。
HELLOWEENは最初に出てきたとき、ヴォーカルが誰だかわかりませんでした。カイ・ハンセンでもマイケル・キスクでもないのはわかるのですが、どう見てもアンディ・デリスではないし、一体このダニー・デビートみたいなおじさんは誰?と友人に聞いたら、アンディだって言うじゃないですか! 確かによく見ると髪は昔のアンディと同じだけど顔と体が・・・。それに昔のアンディもこんなおちゃらけたパフォーマンス(舌を出してべろべろするような)してたっけ?
でもまあ、演奏はよかったです。正直なところ私、HELLOWEENって嫌いだったんですよね。昔観たライヴがあまりにも手抜きでいい加減だったもので頭にきて、二度と観るものかと思ってた。でも、きょうは演奏もよかったし歌もちゃんとしてて、そうなると楽曲もよく出来ているのがわかったのでかなり見直しました。でもまあ、ああいう歌謡曲に近いメタルはあまり好みではないんだけどね。一緒に歌いやすいから日本で人気があるのは当然だとは思うけど。
最後のMEGADETHは最初の2、3曲の間は音がくっついちゃってごちゃごちゃした感じでしたが、途中からくっきりして良くなりました。最初のうち音が大きすぎたのかもしれない。MEGADETHはわりと後のほうになってから聴くようになったので、知らない曲もあるのですが、きょうは割合好きな曲ばかりを演ってくれたのでとても楽しかった。特にShe-Wolfがうれしかったな。ムステインはびっくりするくらい変わってなくて、ひょっとしてヴァンパイアなんじゃないかと思ってしまった。あのふさふさの髪はうらやましいなあ。細い脚もそのままで、ジョー・エリオットは見習うべきだと思いました。
というわけで、全部ではないバンドもあるけど、とりあえず9バンドも観られたわけです。チケット代15000円は高いなあと思ってましたが、1バンド1700円だと思えば安いよねえ(^^;)。とりあえずsetlist.fmに出ているセットリストを書いておきます。
KAMELOT
Veil of Elysium
When the Lights are Down
Insomnia
Forever
Revolution (with Alissa White-Gluz)
Liar Liar (with Alissa White-Gluz)
March of Mephisto (with Alissa White-Gluz)
PRETTY MAIDS
Mother of All Lies
Nuclear Boomerang
Back to Back
Little Drops of Heaven
I.N.V.U.
Please Don't Leave Me(John Sykes cover)
Future World
DARK TRANQUILLITY
The Science of Noise
White Noise/Black Silence
The Treason Wall
Through Smudged Lenses
State of Trust
ThereIn
Monochromatic Stains
Terminus (Where Death Is Most Alive)
Lethe
Final Resistance
Misery's Crown
SOLDIER OF FORTUNE
Down n' Dirty
Danger of Love
Running for Cover
You Shook Me
Never Again
Crazy Nights
Soldier of Fortune
In the Mirror
S.D.I.
SABATON
Ghost Division
To Hell and Back
Carolus Rex
Swedish Pagans
Resist and Bite
The Art of War
Night Witches
Primo Victoria
Metal Crüe
DIZZY MIZZ LIZZY
Mindgasm
Waterline
Barbedwired Baby's Dream
Find My Way
Rotator
I Would if I Could But I Can't
Made to Believe
Silverflame
Thorn in My Pride
67 Seas in Your Eyes
Glory
DRAGONFORCE
Tomorrow's Kings
Heroes of Our Time
Three Hammers
The Game
Give Me the Night
Symphony of the Night
My Spirit Will Go On
Through the Fire and Flames
Valley of the Damned
HELLOWEEN
Eagle Fly Free
Dr. Stein
My God-Given Right
Waiting for the Thunder
Heroes
Lost in America
If I Could Fly
Power
Halloween / Sole Survivor / I Can / Are You Metal? / Keeper of the Seven Keys
【Encore】
Future World
I Want Out
MEGADETH
Hangar 18
Kingmaker
Wake Up Dead
In My Darkest Hour
Sweating Bullets
She-Wolf
Public Enemy No. 1
Tornado of Souls
Trust
A Tout Le Monde
Cold Sweat(Thin Lizzy cover)
Symphony of Destruction
Peace Sells
【Encore】
Holy Wars... The Punishment Due
単独のライヴだと開演・終演時間に駅が混雑してえらいことになりますが、フェスだとばらけるからありがたいですね。それでも、さいたま新都心駅の構内にはさいたまスーパーアリーナに行く人たちがいっぱいいました。私も友人と待ち合わせて会場に向かいました。
チケットは自由席で、1階のスタンディングエリアで見ても、二階のスタンド席で観てもどちらでもOK。熱心なファンや若い人はみんなステージに近いスタンディングで観て、休憩したいときや、それほど興味のないバンドのときはスタンド席に来るという雰囲気でした。私と友人たちは基本スタンド席で、好きなバンドのときだけスタンディングにというスタンス。驚いたのは会場内にグッズ売り場や飲食物の売店だけでなく、マッサージ屋が出ていたこと。床にマットを敷いただけで、通りかかる人から丸見えのところで横になって揉まれている人がいました。ライヴで暴れすぎて筋肉が凝ったときに使うのでしょうか?
先に着いていた友人たちがスタンド席を確保してくれていたのですが、席に近い入場口に着いたときには中で浜田麻里が演っていて会場が暗くなっているので足元も席も見えない。仕方がないので終わるまで外で待っていました。
ラウドパークには3つのステージがあるのですが、行ってみるまでは一体どうなっているのか見当がつきませんでした。広い野外なら3ステージで同時に演奏していても、離れていればそれほど気にならないかもしれないけれど、屋根のあるアリーナとなるとそうはいきませんよね。でも、行ってみて納得。ULTIMATE STAGEとBIG ROCK STAGEはスクリーンを挟んで隣り合って設置されています。そして、片方のステージでバンドが演奏している間、もう片方のステージで次のバンドのためのセットを作るんです。照明のテストもするので、遠いほうのステージを見ているときに近いほうのステージで照明テストをされるとまぶしいし気が散るしでけっこう迷惑でした。
もうひとつのEXTREME STAGEは、本来だったらロビーにあたると思われる、出入口側にセットされていました。ここは屋根がガラス張りになっていて外光が入るようなデザインになっているので明るい状態で演奏されます。夜になって外が暗くなれば中のステージと変わらなくなりますが、初めのほうに出るバンドはせっかくライティングを駆使してもあまり効果はなくてちょっと気の毒でした。でもまあ、野外フェスティバルでも同じですよね。
最初に観たKamelotは、ヴォーカリストだけが短髪で服装もメタルっぽくなかったのですが、音はわりと古い感じのドラマチックでメロディアスなメタル。1曲か2曲だけアリッサという女性ヴォーカリストが一緒に唄っていましたが、この人、セクシーな衣装で登場したのでビジュアル効果を狙ってるだけかと思っていたら、なんと迫力あるデス声と女性らしいソプラノの両方で歌える人でした。本来のヴォーカルが線の細い声なのでコントラストが出てよかったです。
次は今日のお目当てのひとつであるPRETTY MAIDS。これはちょっとがっかりだったなあ。この人たち、これまでの単独ライヴではテンポの速い曲5曲くらいをメドレーで一気にやるというのが魅力のひとつで、そのおかげでヘヴィーでありながら疾走感のある気持ちのいいライヴだったんですよね。きょうなんて持ち時間が45分くらいしかなくてアンコールもできないんだから、いっそこのメドレーで最初から最後まで駆け抜けちゃえばよかったのに、なぜか妙に収まりの悪いセットリストでした。変なところにバラードをはさんだり、意味もなくTHE WHOの曲で客に唄わせようとしたり。あげくにこれだけはやめてほしいと思っていたPlease Don't Leave Meの大合唱。かなり盛り下がりました。ショックだったのはハマさんの育ちぶり。ロニーは髪も体もほとんど変わっていなかったのに対して、ハマさんは顎が・・・。年齢的にいって多少太るのは仕方がないと思うけど、あれは病的だよ。体に悪いと思う。
PRETTY MAIDSが終わってすぐに、ひとりでEXTREME STAGE(ここはスタンディング)に移動し、DARK TRANQUILLITYを鑑賞。いやあ、かっこよかった。あんなに明るくてしらけそうな場所だったのに、音がよかったのでぐいぐい惹きこまれました。演奏もすごく巧い。前に観たときより巧くなってたような気がした。ヴォーカルのミカエルは、前に観たときもずっとニコニコしていてデスメタルバンドじゃないみたいだなあと思ったけど、今日もやっぱりニコニコして「Thank you so much!」を連発していました。育ちがよさそう(^^)。
スタンド席に戻る前に腹ごしらえをと思って売店のほうに行くと友人のひとりと遭遇。外の廊下で一緒に食べていたら、妙になつかしい曲が聞こえてくる。「あれ、なんだっけ?」と聞いたら「LOUDNESS」という答え。えーっ、でも、きょうの出演者にLOUDNESSの名前なかったよね?と思ったら、SOLDIER OF FORTUNEというバンドはLOUDNESSのメンバーである高崎晃、山下昌良にマイク・ヴェセーラを加えたプロジェクトなんだそうで、なんだ、じゃあやっぱりLOUDNESSなんじゃないか。まぎらわしいなあ。私、LOUDNESSは山田雅樹がヴォーカル、樋口宗孝がドラムスだった時期にすごく好きだったんですよね。MASAKIはすごく巧かったから、それと比較しちゃうと今日のヴェセーラは情けなかったなあ。高い声が出るというだけなんだよね。音はふらふらするし、リズム感もない。せっかくのいい楽曲がだいなし。でも、隣に座っていた男性はCrazy Nightのときだけ狂ったように頭振ってたなあ。あの人の青春だったんだろうなあ。
そして次が、本日の穴馬、SABATONでした。名前も聞いたことがなかったバンドで、最初に出てきたときには、やたらとガタイのいいグラサン、刺青のヴォーカルだけが短髪、あとのメンバーは全員、妙に貧乏くさい長髪のバンドで、おそろいのモノクロ迷彩のパンツもださくて、どこの人たち?と思いました。スウェーデンのバンドだそうで、途中でスウェーデン語の曲も1曲演りました。
でも、この子たち、ほんとにいい子たちだったんですよ。コワモテのヴォーカルはMCが丁寧でわかりやすい英語を話そうとするし、話し方も素直で無理にかっこつけようとしない。ステージパフォーマンスも昔のヘヴィーメタルバンドのパロディみたいなんだけど、一生懸命やっているので好感がもてる。でも、笑える。きょう出演しているベテランバンドに比べると若手なので、体の動きが軽くて気持ちいい。みんなでフォーメーション組んだり、太い声でいっせいにコーラスつけたりと、もう、こてこてのパワーメタルです。私は見落としてしまったんですが、ドラムセットが戦車になってたらしい(^^;)。まあ、それはちょっとどうよ?とは思うものの、古めかしいのに新鮮という得難いバンドでした。一緒に観た友人は絶対アルバム買う!と宣言していた。
次のDIZZY MIZZ LIZZYはPRETTY MAIDSと同じデンマークのバンドですが、この人たちを観たのって1995年にたった1回だけなんですよね。で、そのときとは全く音楽性が変わってた。おまけに洗練されてた。いや、服装は1995年時(ギター&ヴォーカルは胸に星のついたTシャツに白線入りのジャージ、ベースは半袖のボタンダウンシャツにジーンズ)とあまり変わってないんだけど。、音がすごくタイトで深みが出ていて驚きました。しかし、彼らはもうメタルじゃないんじゃないかい?
次のDRAGONFORCEはイギリスのバンド。疾走感のあるオーソドックスなヘヴィーメタルで、演奏は上手だし悪くはないんだけど、なぜかどの曲も同じように聞こえて、これという印象がなかった。ヴォーカルの子が一生懸命日本語を覚えて、長いMCをしていたのはかわいかったけどね。
HELLOWEENは最初に出てきたとき、ヴォーカルが誰だかわかりませんでした。カイ・ハンセンでもマイケル・キスクでもないのはわかるのですが、どう見てもアンディ・デリスではないし、一体このダニー・デビートみたいなおじさんは誰?と友人に聞いたら、アンディだって言うじゃないですか! 確かによく見ると髪は昔のアンディと同じだけど顔と体が・・・。それに昔のアンディもこんなおちゃらけたパフォーマンス(舌を出してべろべろするような)してたっけ?
でもまあ、演奏はよかったです。正直なところ私、HELLOWEENって嫌いだったんですよね。昔観たライヴがあまりにも手抜きでいい加減だったもので頭にきて、二度と観るものかと思ってた。でも、きょうは演奏もよかったし歌もちゃんとしてて、そうなると楽曲もよく出来ているのがわかったのでかなり見直しました。でもまあ、ああいう歌謡曲に近いメタルはあまり好みではないんだけどね。一緒に歌いやすいから日本で人気があるのは当然だとは思うけど。
最後のMEGADETHは最初の2、3曲の間は音がくっついちゃってごちゃごちゃした感じでしたが、途中からくっきりして良くなりました。最初のうち音が大きすぎたのかもしれない。MEGADETHはわりと後のほうになってから聴くようになったので、知らない曲もあるのですが、きょうは割合好きな曲ばかりを演ってくれたのでとても楽しかった。特にShe-Wolfがうれしかったな。ムステインはびっくりするくらい変わってなくて、ひょっとしてヴァンパイアなんじゃないかと思ってしまった。あのふさふさの髪はうらやましいなあ。細い脚もそのままで、ジョー・エリオットは見習うべきだと思いました。
というわけで、全部ではないバンドもあるけど、とりあえず9バンドも観られたわけです。チケット代15000円は高いなあと思ってましたが、1バンド1700円だと思えば安いよねえ(^^;)。とりあえずsetlist.fmに出ているセットリストを書いておきます。
KAMELOT
Veil of Elysium
When the Lights are Down
Insomnia
Forever
Revolution (with Alissa White-Gluz)
Liar Liar (with Alissa White-Gluz)
March of Mephisto (with Alissa White-Gluz)
PRETTY MAIDS
Mother of All Lies
Nuclear Boomerang
Back to Back
Little Drops of Heaven
I.N.V.U.
Please Don't Leave Me(John Sykes cover)
Future World
DARK TRANQUILLITY
The Science of Noise
White Noise/Black Silence
The Treason Wall
Through Smudged Lenses
State of Trust
ThereIn
Monochromatic Stains
Terminus (Where Death Is Most Alive)
Lethe
Final Resistance
Misery's Crown
SOLDIER OF FORTUNE
Down n' Dirty
Danger of Love
Running for Cover
You Shook Me
Never Again
Crazy Nights
Soldier of Fortune
In the Mirror
S.D.I.
SABATON
Ghost Division
To Hell and Back
Carolus Rex
Swedish Pagans
Resist and Bite
The Art of War
Night Witches
Primo Victoria
Metal Crüe
DIZZY MIZZ LIZZY
Mindgasm
Waterline
Barbedwired Baby's Dream
Find My Way
Rotator
I Would if I Could But I Can't
Made to Believe
Silverflame
Thorn in My Pride
67 Seas in Your Eyes
Glory
DRAGONFORCE
Tomorrow's Kings
Heroes of Our Time
Three Hammers
The Game
Give Me the Night
Symphony of the Night
My Spirit Will Go On
Through the Fire and Flames
Valley of the Damned
HELLOWEEN
Eagle Fly Free
Dr. Stein
My God-Given Right
Waiting for the Thunder
Heroes
Lost in America
If I Could Fly
Power
Halloween / Sole Survivor / I Can / Are You Metal? / Keeper of the Seven Keys
【Encore】
Future World
I Want Out
MEGADETH
Hangar 18
Kingmaker
Wake Up Dead
In My Darkest Hour
Sweating Bullets
She-Wolf
Public Enemy No. 1
Tornado of Souls
Trust
A Tout Le Monde
Cold Sweat(Thin Lizzy cover)
Symphony of Destruction
Peace Sells
【Encore】
Holy Wars... The Punishment Due
by timeturner
| 2015-10-11 23:14
| 音楽
|
Comments(2)
Commented
by
Sunshine
at 2015-10-18 00:44
x
うふふふ。あちこち大笑いしながら(!)読ませていただきました。突然ジョー・エリオットが出てくるし(笑)。私もこの日は行きたかったです。最近、体調と相談する日々で…。ああ。
0
Commented
by
timeturner at 2015-10-18 09:08
Sunshineさん
観てきた勢いでだらだらと書いた長文を読んでくださってありがとうございます。行けなくて残念でしたね。私もフェスなんて無理じゃないかと思ってたんですが、あの組み合わせは見逃せないと、思いきって行ってみてよかったです。
観てきた勢いでだらだらと書いた長文を読んでくださってありがとうございます。行けなくて残念でしたね。私もフェスなんて無理じゃないかと思ってたんですが、あの組み合わせは見逃せないと、思いきって行ってみてよかったです。