2015年 01月 27日
CityLights |
ラージャスタンの農村で妻と娘との幸せな暮らしをおくっていたディーパクは、借金が返済できずに店を失い、仕事を探して大都会ムンバイに家族そろって出ていったが、あっという間に有り金を騙しとられ、にっちもさっちもいかなくなる。警備会社の仕事を手に入れてようやく先が見えてきたかと思う間もなく・・・。
昨年見た「マダム・イン・ニューヨーク」のように、最近は踊りと歌だけではない小洒落たインド映画も作られるようになっていますが、これは大昔のサタジット・レイ映画を思い出させるような、貧困、不平等、といった現代社会の歪みを真正面からみつめた悲劇でした。あ、でも、メロドラマチックな歌つきのサントラはたっぷり使われていました。
サタジット・レイの作品がインテリだけを相手にしていたのと違って、こちらは一般大衆でも充分に楽しめるよう犯罪サスペンス風味も効かせ、なおかつ意外な結末でちょっとしたカタルシスも用意しているという、サーヴィス精神にあふれた内容でした。どちらかというとかつての香港ノワールに近いのかな。
よく考えてある脚本だなあと思いながらエンド・クレジットを見たら、あらま、イギリス/フィリピン合作映画「メトロマニラ 世界で最も危険な街」のリメイクだったのね。インド映画にしてはラブシーンがけっこう激しいなと思っていたけど、きっと本家のほうはもっと奔放だったんでしょうね。結末も一緒なのかな?
原題:City Lights(2014)
上映時間:126 分
製作国:インド
監督:Hansal Mehta
出演:Rajkummar Rao、Mallhar Goenka、Patralekhaa、Vinod Rawat、Khushboo Upadhyay、Manav Kaulほか。
昨年見た「マダム・イン・ニューヨーク」のように、最近は踊りと歌だけではない小洒落たインド映画も作られるようになっていますが、これは大昔のサタジット・レイ映画を思い出させるような、貧困、不平等、といった現代社会の歪みを真正面からみつめた悲劇でした。あ、でも、メロドラマチックな歌つきのサントラはたっぷり使われていました。
サタジット・レイの作品がインテリだけを相手にしていたのと違って、こちらは一般大衆でも充分に楽しめるよう犯罪サスペンス風味も効かせ、なおかつ意外な結末でちょっとしたカタルシスも用意しているという、サーヴィス精神にあふれた内容でした。どちらかというとかつての香港ノワールに近いのかな。
よく考えてある脚本だなあと思いながらエンド・クレジットを見たら、あらま、イギリス/フィリピン合作映画「メトロマニラ 世界で最も危険な街」のリメイクだったのね。インド映画にしてはラブシーンがけっこう激しいなと思っていたけど、きっと本家のほうはもっと奔放だったんでしょうね。結末も一緒なのかな?
原題:City Lights(2014)
上映時間:126 分
製作国:インド
監督:Hansal Mehta
出演:Rajkummar Rao、Mallhar Goenka、Patralekhaa、Vinod Rawat、Khushboo Upadhyay、Manav Kaulほか。
by timeturner
| 2015-01-27 20:41
| 映画
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