2013年 11月 10日
Viva Hysteria / DEF LEPPARD |
今年の春にラスベガスで11回行われた「Hysteria」を全曲演奏するツアーのライヴ映像をようやく見ました。
私にとっては初めてのブルーレイ体験。初めて買ったCDはU2の「Rattle and Hum」で、さすがに音がクリアだなと思った記憶があるけど、初めてのビデオを覚えていないのはTVの録画から始まったからだろうな。新鮮味がなかった。同じように初めてのLD、初めてのDVDの記憶もない。
見始めてすぐはアルバム「Hysteria」発表当時のインタビュー映像(なんと、なつかしのピュア・ロックも!)なので、画像も粗くブルーレイってこんなもの?と思っていたのですが、いざ本編のライヴ映像が始まったらなるほどと思いました。だって、いきなりフィル・コリンの裸の上半身なんですもの。つやつやしたお肌がばっちり大画面に浮かび上がって、ちょっと恥かしかった。ジョーの緑の目もサヴの長いまつげもばっちり見えました。
見た目だけじゃなくて、音もいいです。ライヴでここまでの音が出せるものなのかな。特にギターサウンドが素晴らしい。プロダクションである程度いじってるんでしょうが。ジョーの声もよく出ています(アマゾンのレビューで苦しそうと書いている人がいますが、あの人はおそらく最近のDEF LEPPARDのライヴに行ったことがないんだと思う)。
本編の進行はアルバムの順番通りに進みます。だからPour Some Sugar On Meがショーの半ばに登場する。この曲が終わったときにジョーが「It's early, but it works that」と言っているのは、「この曲を演るにはまだ早いけど、アルバムではそういう順番なんだ」といった意味だと思うのですが、字幕では「短く感じるかもしれないけど、それくらいがちょうどいいんだ」となっていて、ばかみたいです。DEF LEPPARDのライヴを見たことがない人が字幕を担当したんでしょうね。インタビューや楽屋シーンがたくさんあるかと思って日本語字幕付きにしたのですが、ステージ中心だったので字幕はMC程度。英語字幕付きの輸入盤のほうがよかったかも。あ、でも、アコースティック・セットはついてないのか。それはいやだな。
ジョーはけっこう体をしぼったように見えます。いや、もちろん一般的な基準では厚みがありすぎるのですが、オフのときに比べるとお尻や腿のあたりは細めになっていると思いました。ただ、ほっぺが真っ赤なのが気になる。紅潮しているんだと思いますが、他のメンバーはふつうの顔色だから会場が暑すぎるわけでもないだろうし、もしかしてどこか体に変調があるんじゃないかと心配です。単なる酒焼けによる赤ら顔かしら。それもやだな。
他のメンバーはほとんど変わっていませんが、そう思ってみるせいか、ヴィヴはやつれていて元気がないような。その分フィルが元気いっぱいステージを駆け回っていて、ああ、この人を入れたのはバンドにとって神の啓示だったなと思いました。
スティーヴをちゃんと忘れずにショーの一部に組み込んでいるのも彼ららしくて胸が熱くなった。特に「Hysteria」だからかもしれないけれど、このバンドが直面し、克服してきた、そして今もなお克服しようとしているさまざまな苦難がいろいろと脳裏に浮かんできて、映像を見ながらしみじみしてしまいました。
このショーで凄いことのひとつは、オープニングアクトを彼ら自身が演じる(?)DED FLATBIRDという「世界最強のコピーバンド」が受け持っていること。ジョーのMCもイギリス英語のアクセントが強くなっているあたり、なかなかマニアック。DEF LEPPARDのときとは違う派手目の衣装で、Booty Ruben(ジョー)などは完全にグラムロック風。Fleetwood Beck(サヴ)はベースの青と白のペイントに合わせた青いレザージャケットを素肌の上に着て、下は色褪せたジーンズでかっこいい。サヴってお洒落ですよね。他のメンバーの名前もChingy Chapman(フィル)、Linkin Twain(ヴィヴ)、Camp Out(リック)とふざけています。
本編が毎日同じセットリストなので、メンバー自身があきてしまわないようにと、オープニングアクトのほうは毎日曲目をがらっと変えたらしい。ボーナストラックはそのうちの2つを収録しています。いずれも、ふだんのライヴではあまり登場しない初期の曲がたくさん演奏されていてコアなファンなら大喜び間違いなし。Good Morning Freedomは初めてライヴで演奏されているのを見ました。アルバム「Mirror Ball」収録のUndefeatedは2011年の来日のときにも演ってましたが、今回はジョー、じゃなくてブーティがDEF LEPPARDというバンドを表現している曲と紹介したせいか、本編でずっとバンドの歴史を振り返っていたせいか、ぐっと胸にくるものがありました。歌詞が素晴らしいです。
日本版のみのボーナストラックとしてついてくるアコースティック・セットはCDショップかどこかで行われたイベントを収録したもののようで、バラード系の曲のメドレーになっています。「Slang」の中で大好きな曲のひとつWhere Does Love Go When It Diesで始まるのが私的には大ヒット。途中で映るうっとりと両手を組んで一緒に口ずさんでいるおばさんが自分を見るようで……。
私にとっては初めてのブルーレイ体験。初めて買ったCDはU2の「Rattle and Hum」で、さすがに音がクリアだなと思った記憶があるけど、初めてのビデオを覚えていないのはTVの録画から始まったからだろうな。新鮮味がなかった。同じように初めてのLD、初めてのDVDの記憶もない。
見始めてすぐはアルバム「Hysteria」発表当時のインタビュー映像(なんと、なつかしのピュア・ロックも!)なので、画像も粗くブルーレイってこんなもの?と思っていたのですが、いざ本編のライヴ映像が始まったらなるほどと思いました。だって、いきなりフィル・コリンの裸の上半身なんですもの。つやつやしたお肌がばっちり大画面に浮かび上がって、ちょっと恥かしかった。ジョーの緑の目もサヴの長いまつげもばっちり見えました。
見た目だけじゃなくて、音もいいです。ライヴでここまでの音が出せるものなのかな。特にギターサウンドが素晴らしい。プロダクションである程度いじってるんでしょうが。ジョーの声もよく出ています(アマゾンのレビューで苦しそうと書いている人がいますが、あの人はおそらく最近のDEF LEPPARDのライヴに行ったことがないんだと思う)。
本編の進行はアルバムの順番通りに進みます。だからPour Some Sugar On Meがショーの半ばに登場する。この曲が終わったときにジョーが「It's early, but it works that」と言っているのは、「この曲を演るにはまだ早いけど、アルバムではそういう順番なんだ」といった意味だと思うのですが、字幕では「短く感じるかもしれないけど、それくらいがちょうどいいんだ」となっていて、ばかみたいです。DEF LEPPARDのライヴを見たことがない人が字幕を担当したんでしょうね。インタビューや楽屋シーンがたくさんあるかと思って日本語字幕付きにしたのですが、ステージ中心だったので字幕はMC程度。英語字幕付きの輸入盤のほうがよかったかも。あ、でも、アコースティック・セットはついてないのか。それはいやだな。
ジョーはけっこう体をしぼったように見えます。いや、もちろん一般的な基準では厚みがありすぎるのですが、オフのときに比べるとお尻や腿のあたりは細めになっていると思いました。ただ、ほっぺが真っ赤なのが気になる。紅潮しているんだと思いますが、他のメンバーはふつうの顔色だから会場が暑すぎるわけでもないだろうし、もしかしてどこか体に変調があるんじゃないかと心配です。単なる酒焼けによる赤ら顔かしら。それもやだな。
他のメンバーはほとんど変わっていませんが、そう思ってみるせいか、ヴィヴはやつれていて元気がないような。その分フィルが元気いっぱいステージを駆け回っていて、ああ、この人を入れたのはバンドにとって神の啓示だったなと思いました。
スティーヴをちゃんと忘れずにショーの一部に組み込んでいるのも彼ららしくて胸が熱くなった。特に「Hysteria」だからかもしれないけれど、このバンドが直面し、克服してきた、そして今もなお克服しようとしているさまざまな苦難がいろいろと脳裏に浮かんできて、映像を見ながらしみじみしてしまいました。
このショーで凄いことのひとつは、オープニングアクトを彼ら自身が演じる(?)DED FLATBIRDという「世界最強のコピーバンド」が受け持っていること。ジョーのMCもイギリス英語のアクセントが強くなっているあたり、なかなかマニアック。DEF LEPPARDのときとは違う派手目の衣装で、Booty Ruben(ジョー)などは完全にグラムロック風。Fleetwood Beck(サヴ)はベースの青と白のペイントに合わせた青いレザージャケットを素肌の上に着て、下は色褪せたジーンズでかっこいい。サヴってお洒落ですよね。他のメンバーの名前もChingy Chapman(フィル)、Linkin Twain(ヴィヴ)、Camp Out(リック)とふざけています。
本編が毎日同じセットリストなので、メンバー自身があきてしまわないようにと、オープニングアクトのほうは毎日曲目をがらっと変えたらしい。ボーナストラックはそのうちの2つを収録しています。いずれも、ふだんのライヴではあまり登場しない初期の曲がたくさん演奏されていてコアなファンなら大喜び間違いなし。Good Morning Freedomは初めてライヴで演奏されているのを見ました。アルバム「Mirror Ball」収録のUndefeatedは2011年の来日のときにも演ってましたが、今回はジョー、じゃなくてブーティがDEF LEPPARDというバンドを表現している曲と紹介したせいか、本編でずっとバンドの歴史を振り返っていたせいか、ぐっと胸にくるものがありました。歌詞が素晴らしいです。
日本版のみのボーナストラックとしてついてくるアコースティック・セットはCDショップかどこかで行われたイベントを収録したもののようで、バラード系の曲のメドレーになっています。「Slang」の中で大好きな曲のひとつWhere Does Love Go When It Diesで始まるのが私的には大ヒット。途中で映るうっとりと両手を組んで一緒に口ずさんでいるおばさんが自分を見るようで……。
【本編】
1. Women
2. Rocket
3. Animal
4. Love Bites
5. Pour Some Sugar On Me
6. Armageddon It
7. Gods of War
8. Don't Shoot Shotgun
9. Run Riot
10. Hysteria
11. Excitable
12. Love and Affection
~Encore~
13. Rock of Ages
14. Photograph
【DED FLATBIRD 1】
15. Good Morning Freedom
16. Wasted
17. Stagefreight
18. Mirror Mirror
19. Action!
20. Rock Brigade
21. Undefeated
22. Promises
【DED FLATBIRD 2】
23. On Throught The Night
24. Slang
25. Let It Go
26. Another Hit and Run
27. High and Dry
28. Bringin' On The Heartbreak
29. Switch 625
【アコースティック・セット】
30. Where Does Love Go When It Dies~Now~When Love & Hate Collide~Have You Ever Needed Someone So Bad~Two Steps Behind
by timeturner
| 2013-11-10 16:17
| 音楽
|
Comments(4)
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Sunshine
at 2013-11-11 00:08
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ヴィヴはやつれて…が今となっては、なんか切ないような。むーーー。
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timeturner at 2013-11-11 12:37
そういえばSunshineさんは今年のラウパに行かれたんですよね。ヴィヴのバンドLAST IN LINEが出る日だったのかな? ライヴの様子がどうだったのか調べていないのですが、来日はしたみたいなので順調に回復してるんじゃないかと願ってます。
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Sunshine
at 2013-11-16 18:48
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残念ながら、 Last In Lineじゃない方の日でした。EuropeとTherionというバンド目当てだったので。Vivを観た人が、元気そうでとっても楽しそうだったって教えてくれましたよ。
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timeturner at 2013-11-16 19:48
Viv、元気そうだったんですね。よかった! でも、すごいですよねえ。あんな状態なのに日本にまで演奏しにきちゃうなんて。音楽が支えになってるんだろうな。