2012年 11月 14日
マクブルームさんのすてきな畑 |
食いつめてコネチカット州からアイオワ州に引っ越してきたマクブルームさん一家、奥さんのメリッサと11人の子供たち、はひょんなことから1エーカーの土地をタダ同然の値段で手に入れた。しかもその土地は植えた野菜があっという間に育って実をつけるほど肥えた土地だった。運が向いてきたマクブルーム一家に、次から次へと思いもかけない事件が・・・。
いやあもう、なんとも壮大なホラ話でした。ありえないだろう!と笑っているとさらに追い討ちをかけるようにこれでもかこれでもかとあきれた口がふさがらないようなホラが出てきます。こういう人いますよねえ。相手が驚きあきれるのがうれしくて、どんどんエスカレートしていくタイプ。
でも、だからといっておしつけがましかったり、ひとりよがりだったりはせず、ほのぼの笑える話ばかりです。ほのぼのさの一端は翻訳のせいかも。なんと、すべて大阪弁!
訳者あとがきによると、原文の調子のよさと力強さ、それにとぼけた感じがどうしても出せずに苦しんでいたところ、翻訳学校の生徒のひとりがテキストとして使ったこの原文の一部を大阪弁で訳してきたのだそうです。それで目を開かれた金原さんがその生徒と共同で訳したというわけ。金原さんが標準語で訳したものを長滝谷さんが大阪弁に訳したのだそう。そういうやり方もあるのですねえ。翻訳の世界は奥が深い。
マクブルームさんのすてきな畑 (あかね世界の文学シリーズ)
原題:McBroom's Wonderful One-Acre Farm
作者:S・フライシュマン
イラスト:クェンティン・ブレイク
訳者:金原瑞人、長滝谷富貴子
出版社:あかね書房
いやあもう、なんとも壮大なホラ話でした。ありえないだろう!と笑っているとさらに追い討ちをかけるようにこれでもかこれでもかとあきれた口がふさがらないようなホラが出てきます。こういう人いますよねえ。相手が驚きあきれるのがうれしくて、どんどんエスカレートしていくタイプ。
でも、だからといっておしつけがましかったり、ひとりよがりだったりはせず、ほのぼの笑える話ばかりです。ほのぼのさの一端は翻訳のせいかも。なんと、すべて大阪弁!
訳者あとがきによると、原文の調子のよさと力強さ、それにとぼけた感じがどうしても出せずに苦しんでいたところ、翻訳学校の生徒のひとりがテキストとして使ったこの原文の一部を大阪弁で訳してきたのだそうです。それで目を開かれた金原さんがその生徒と共同で訳したというわけ。金原さんが標準語で訳したものを長滝谷さんが大阪弁に訳したのだそう。そういうやり方もあるのですねえ。翻訳の世界は奥が深い。
マクブルームさんのすてきな畑 (あかね世界の文学シリーズ)
原題:McBroom's Wonderful One-Acre Farm
作者:S・フライシュマン
イラスト:クェンティン・ブレイク
訳者:金原瑞人、長滝谷富貴子
出版社:あかね書房
by timeturner
| 2012-11-14 18:54
| 和書
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