2012年 09月 17日
口紅のとき |
6歳、12歳、18歳、29歳・・・人生の途上で出会う口紅との出会いを描いた短編が連作になっていて、ひとりの女性の一生が描き出される。
初めての角田光代。なるほど確かに巧い作家だと思いましたが、どうせならもっとちゃんとした作品をまずは読むべきだったな。これはどちらかというとファンのためにサービスに出した感じの本ですよね。高田郁ファンが「みをつくし」シリーズが読めないならせめて料理本でもエッセイでもと手を出すような感じで。
テーマに合わせて撮られたモノクロ写真が47歳と65歳の間に7枚挿入されているのですが、印刷が悪いせいか、それともわざとそうなっているのか、なんだかぼーっとしたコントラストのない写真ばかりでちっともいいとは思えませんでした。どうしてこんなものが必要なのか意図が不明。意地悪く考えれば100ページ足らずの本で1400円というのは印象が悪すぎるのでオマケをつけてみたということなのかしら。
口紅のとき
作者:角田光代
写真:上田義彦
出版社:求龍堂
ISBN:476301143X
初めての角田光代。なるほど確かに巧い作家だと思いましたが、どうせならもっとちゃんとした作品をまずは読むべきだったな。これはどちらかというとファンのためにサービスに出した感じの本ですよね。高田郁ファンが「みをつくし」シリーズが読めないならせめて料理本でもエッセイでもと手を出すような感じで。
テーマに合わせて撮られたモノクロ写真が47歳と65歳の間に7枚挿入されているのですが、印刷が悪いせいか、それともわざとそうなっているのか、なんだかぼーっとしたコントラストのない写真ばかりでちっともいいとは思えませんでした。どうしてこんなものが必要なのか意図が不明。意地悪く考えれば100ページ足らずの本で1400円というのは印象が悪すぎるのでオマケをつけてみたということなのかしら。
口紅のとき
作者:角田光代
写真:上田義彦
出版社:求龍堂
ISBN:476301143X
by timeturner
| 2012-09-17 22:15
| 和書
|
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