2012年 08月 23日
たぶらかし |
元舞台女優のマキはは39歳。劇団が解散し、困っていたところで出会った妙な事務所で働くことになった。一般人の中にひそかに混じり、誰かの「代役」を演ずる仕事だ。初々しい花嫁、セレブな母親、果ては死体まで・・・。
設定が面白かったので読んでみました。小説すばる新人賞受賞作ということで、はずれはないだろうと思ったのですが・・・。
う~ん、つまらなくはないんだけど、なんかテンポが悪いような気がする。途中で何度もだれるんですよね。作者としては軽妙に書こうとしているところで作為が見えちゃったりもするし。個人的には芝居の話だけで読ませてほしかったのに、途中で恋人候補みたいな男が出てきて、有川浩か?と思うような展開が出てきたのがいちばん痛かった。
代役業をしていく中でいろいろな経験をしていくマキやその周辺の人々がたびたび人生哲学のようなものを語るんだけど、それが中学生のように青臭いのも読んでて恥かしい。若い人が読めばそれなりに面白く、感動もできるんでしょうが、私には無理でした。感性が枯れてきてるのかしらね。やだなあ。
たぶらかし
作者:安田依央
出版社:集英社
ISBN:4087468135
設定が面白かったので読んでみました。小説すばる新人賞受賞作ということで、はずれはないだろうと思ったのですが・・・。
う~ん、つまらなくはないんだけど、なんかテンポが悪いような気がする。途中で何度もだれるんですよね。作者としては軽妙に書こうとしているところで作為が見えちゃったりもするし。個人的には芝居の話だけで読ませてほしかったのに、途中で恋人候補みたいな男が出てきて、有川浩か?と思うような展開が出てきたのがいちばん痛かった。
代役業をしていく中でいろいろな経験をしていくマキやその周辺の人々がたびたび人生哲学のようなものを語るんだけど、それが中学生のように青臭いのも読んでて恥かしい。若い人が読めばそれなりに面白く、感動もできるんでしょうが、私には無理でした。感性が枯れてきてるのかしらね。やだなあ。
たぶらかし
作者:安田依央
出版社:集英社
ISBN:4087468135
by timeturner
| 2012-08-23 20:11
| 和書
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