2012年 02月 06日
カラー愛蔵版『坊っちゃん』の時代 |
明治三十八年、数えで三十九歳の夏目漱石(当時はまだ金之助)と彼を取り巻く青年たちが明治という時代をどう生きていったかを、『坊っちゃん』創作のプロセスに沿って描いていく・・・。
もともとはモノクロだったものに着色して全カラーにしたものです。判が大きいので必然的に文字も大きく読みやすかったけれど、重かった。手にもって読む本ではなく、机の上に置いて端然と読む本なんですかね。
漱石に関してはこれまでに読んだことのあることがほとんどだったけれど、その時代の雰囲気や同時代人である政治家、文人たちとの関係が目で見る形で示されていたのはわかりやすかった。でも、全体としては妙に重苦しい雰囲気を感じてしまうのはなぜだろう? 劇画調だからかしら?
第2回手塚治虫文化賞受賞作だそうで、5部まで続編が出ているようです。そういえば第2部の『秋の舞姫』も図書館で座り読みした記憶が。これまた重苦しさに耐え切れず、途中で読むのやめたんじゃなかったかな。いっそ小説ならもっと軽く読めるような気がする。
カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代
作者:関川夏央、谷口ジロー
出版社:双葉社
ISBN:4575302767
もともとはモノクロだったものに着色して全カラーにしたものです。判が大きいので必然的に文字も大きく読みやすかったけれど、重かった。手にもって読む本ではなく、机の上に置いて端然と読む本なんですかね。
漱石に関してはこれまでに読んだことのあることがほとんどだったけれど、その時代の雰囲気や同時代人である政治家、文人たちとの関係が目で見る形で示されていたのはわかりやすかった。でも、全体としては妙に重苦しい雰囲気を感じてしまうのはなぜだろう? 劇画調だからかしら?
第2回手塚治虫文化賞受賞作だそうで、5部まで続編が出ているようです。そういえば第2部の『秋の舞姫』も図書館で座り読みした記憶が。これまた重苦しさに耐え切れず、途中で読むのやめたんじゃなかったかな。いっそ小説ならもっと軽く読めるような気がする。
カラー愛蔵版「坊っちゃん」の時代
作者:関川夏央、谷口ジロー
出版社:双葉社
ISBN:4575302767
by timeturner
| 2012-02-06 19:05
| 和書
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