2012年 02月 01日
古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび |
古本屋に魅入られ、ついには古本屋ライターとなった著者が古き懐かしき古本屋から古本カフェ、ブックオフなど現代の古本屋の潮流までを概観しながら裏話や古本屋の味わい方を披露する・・・。
まずい! これを読んでいると無性に古本屋に行きたくなります。
新書なので本当にさわりのところだけ、という感じですが、逆にそのおかげでマニアの重さがのしかかってくることもなく、気軽に全体像がつかめます。
私も古本屋はきらいではないんですが、入ってみても何から見たらいいのかわからず茫然としたまま店を出ることが多い。この本を読んでわかったのですが、それはこちらに古本屋と対峙するに充分な知識や経験がないせいなんですよね。何を探したらいいのかわからないのは、そもそも自分の中に呼び水がないということですから。
とはいえ、ここで紹介されているような古本屋の達人たちの話を読むと、とてもじゃないけどそこまで到達するのは一生かかっても無理と思えました。まあ気楽にその日の気分で楽しむのもありですよね。
ブックオフはわが家の近所にはまったく店舗がないので、話はよく聞くけれど実態がいまいちわかっていなかったのですが、なるほどそういうものだったのか、と納得しました。セドリなる人たちの実態もすさまじくて面白かった。労多くして益少なしなんじゃないかと思えますが、そういう人たちって自分たちの目利きに対する満足感・達成感を得るためにやってるところもあるんじゃないかな。
「一箱古本市」の話も出てきます。著者はいつもここで出品しているそうなので、次に行くときには要チェック。
三浦しおんがアルバイトをしていた古書店がブックオフではなく高原書店だった、というのがわかったのも小さな収穫でした。だからどうということでもないのですが。
古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび (中公新書ラクレ)
作者:岡崎武志
出版社:中央公論新社
ISBN:4121504062
まずい! これを読んでいると無性に古本屋に行きたくなります。
新書なので本当にさわりのところだけ、という感じですが、逆にそのおかげでマニアの重さがのしかかってくることもなく、気軽に全体像がつかめます。
私も古本屋はきらいではないんですが、入ってみても何から見たらいいのかわからず茫然としたまま店を出ることが多い。この本を読んでわかったのですが、それはこちらに古本屋と対峙するに充分な知識や経験がないせいなんですよね。何を探したらいいのかわからないのは、そもそも自分の中に呼び水がないということですから。
とはいえ、ここで紹介されているような古本屋の達人たちの話を読むと、とてもじゃないけどそこまで到達するのは一生かかっても無理と思えました。まあ気楽にその日の気分で楽しむのもありですよね。
ブックオフはわが家の近所にはまったく店舗がないので、話はよく聞くけれど実態がいまいちわかっていなかったのですが、なるほどそういうものだったのか、と納得しました。セドリなる人たちの実態もすさまじくて面白かった。労多くして益少なしなんじゃないかと思えますが、そういう人たちって自分たちの目利きに対する満足感・達成感を得るためにやってるところもあるんじゃないかな。
「一箱古本市」の話も出てきます。著者はいつもここで出品しているそうなので、次に行くときには要チェック。
三浦しおんがアルバイトをしていた古書店がブックオフではなく高原書店だった、というのがわかったのも小さな収穫でした。だからどうということでもないのですが。
古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび (中公新書ラクレ)
作者:岡崎武志
出版社:中央公論新社
ISBN:4121504062
by timeturner
| 2012-02-01 19:51
| 和書
|
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