2012年 01月 25日
人生はうしろ向きに |
何事も今より良くなることはない、未来志向を捨てれば人生は楽になる! 逆転の発想で、人生を楽しく、うしろ向きに生きよう・・・。
いやあ、思いっきり共感しちゃいました。自分で書いたんじゃないかと思うほど。いや、こんなにたくさんの引用ができるような教養はないけどさ。
ギリシャ・ローマの詩人、哲学者からイギリスや中国の文学者、さらには兼好法師や戦国時代のお公家さんまで、ありとあらゆる人たちの生き様を参考に、これでもかというように「うしろ向き」な生き方をごり押しする著者のエネルギーはかなり前向きです。
まあ、こういう時代だから出てくる思想なんだろうなあ、高度成長時代を担った世代の人たちが読んだら青筋立てて怒るだろうなあ、と思いました。私だってバリバリ働いていた30代の頃に読んだら「ふん、負け犬の遠吠えね」と切り捨てたかも。それが今ではこんなにすんなりと受け入れられるなんて。
ただ問題がひとつあって、うしろ向きになって過去に生きるためには過去の思い出が必要なわけですが、私って過去のことをほとんどといっていいくらい覚えていないんですよね。仕方がないから本を読んで他人の過去でごまかすか。
人生はうしろ向きに (集英社新書)
作者:南條竹則
出版社:集英社
ISBN:4087205886
いやあ、思いっきり共感しちゃいました。自分で書いたんじゃないかと思うほど。いや、こんなにたくさんの引用ができるような教養はないけどさ。
ギリシャ・ローマの詩人、哲学者からイギリスや中国の文学者、さらには兼好法師や戦国時代のお公家さんまで、ありとあらゆる人たちの生き様を参考に、これでもかというように「うしろ向き」な生き方をごり押しする著者のエネルギーはかなり前向きです。
まあ、こういう時代だから出てくる思想なんだろうなあ、高度成長時代を担った世代の人たちが読んだら青筋立てて怒るだろうなあ、と思いました。私だってバリバリ働いていた30代の頃に読んだら「ふん、負け犬の遠吠えね」と切り捨てたかも。それが今ではこんなにすんなりと受け入れられるなんて。
ただ問題がひとつあって、うしろ向きになって過去に生きるためには過去の思い出が必要なわけですが、私って過去のことをほとんどといっていいくらい覚えていないんですよね。仕方がないから本を読んで他人の過去でごまかすか。
人生はうしろ向きに (集英社新書)
作者:南條竹則
出版社:集英社
ISBN:4087205886
by timeturner
| 2012-01-25 18:30
| 和書
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