2011年 09月 08日
デイブレイカー |

うはあ、見るのつらかったあ。なにしろ血を見るのが苦手、ヴァンパイアが噛み付くとこなんて絶対に見ていられないという人なので、途中で何度かもうやめようかと思ったのですが、話が面白いものでそうもできず、結局両手の隙間から覗くような形で最後まで観終えることができました。いやはや。
いかにも夜に生きる種族の映画らしく、青みがかったスタイリッシュな映像が血みどろなのにクールという不思議な感覚をかもし出しています。そういえばヴァンパイアは体温が低いんでしたね。まさにそういう感じ。
おなじみのテーマでありながら、ストーリーも「またか」と思わせるようなことのない展開で、辻褄もちゃんと合っているから観ているほうとしては安心してついていける。脚本を書いている人の頭の中に世界観が完璧に出来上がっているからでしょうね。
2019年という設定も効いてますね。普通のSFだったら「すぐ先じゃない、ありえなーい」と思ってしまうんだけど、ウイルスでヴァンパイアに突然変異という設定ならあり得るかもしれないと思わせる。そしてちょっと怖くなる。そのあたりがうまい。「治療法」もなかなかユニークでした。
ウィレム・デフォーが珍しくいい人の役だったのもうれしかったんだけど、妙なものでなんだか物足りないんですよね(^^;)。
原題:Daybreakers(2009)
上映時間:98 分
製作国:オーストラリア/アメリカ
監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、サム・ニール、イザベル・ルーカス、ヴィンス・コロシモほか。
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by timeturner
| 2011-09-08 22:16
| 映画
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