2011年 08月 18日
ある日どこかで |

カルト・クラシックになったタイムトラベルもの恋愛映画で、かなり楽しみにして観たんですが、うーん、どうだろう? 低予算にもかかわらず丁寧に作りこまれているし、確かにロマンチックではあるんですが、心の底から映画の世界に入りこむのが難しい。いつも手前で現実に引き戻されてしまう。
エリーズ役のジェーン・シーモアはヴィクトリア朝の女性らしい古典的な美しさを出しているし、クリストファー・プラマーはまだ若くてハンサムでさすがの存在感なんですが、クリストファー・リーヴがねえ、どうにも重くて暑苦しくて・・・はっきり言って大根。作れる表情が2種類くらいしかない。彼の顔がアップになるたびに、興ざめしちゃうんですよね。
公開当時の批評家からのリアクションは最悪だったそうですが、さもありなんと思います。それでも生き残ったのは、現代の映画には欠けている古風なロマンティシズムがあふれていて、そこにみんなが憧れるからなんでしょう。残念だなあ。もっとふさわしい俳優がリチャードを演じていたら、カルト・クラシックではなく、本物のクラシックになっていたはずなのに。
原題:Somewhere in Time(1980)
上映時間:103 分
製作国:アメリカ
監督:ジュノー・シュウォーク
出演:クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア、テレサ・ライト、スーザン・フレンチ、クリストファー・プラマー、ビル・エルウィン、ジョージ・ヴォスコヴェック、ジョン・アルヴィン、エドラ・ゲイル、オードリー・ベネット、ウィリアム・H・メイシー、ローレンス・コーヴェンほか。
■
[PR]
by timeturner
| 2011-08-18 22:35
| 映画
|
Comments(0)