2011年 08月 01日
空とぶベッドと魔法のほうき |
夏休みに田舎のおばさんの家にあずけられたケアリー、チャールズ、ポールの三姉弟は、近所に住むミズ・プライスと知り合った。ミズ・プライスは独身で、村の子どもたちにピアノを教えてつつましく暮らすレディだったが、ひとつだけ変わったところをもっていた。ミス・プライスは魔女―ただし初心者―だったのだ・・・。
姉弟という主人公たちやちょっと堅苦しいところがあるミス・プライスのキャラクターから、最初のうちは「メリー・ポピンズの焼き直し?」と思ったのですが、空とぶベッドが南洋に向かったあたりから面白さが増し、チャールズ一世治世下の17世紀ロンドンに行くあたりではもう夢中になりました。この過去に行く話はオリジナルではシリーズ2作目だったのですが、現在では合本になっています。
大火災が起こったときのロンドンという、ピープス氏の日記でもおなじみの光景が描き出されているというだけで、私にとっては大御馳走。そこに魔法がからめば文句があるわけがない。
作者は『The Borrowers』の人だし、翻訳は『海のたまご』の人と、組合せもばっちり。そうだ『床下の小人たち』の続きを読まなくては!
原題:Bed-Knob and Broomstick
作者:メアリー・ノートン
訳者:猪熊葉子
出版社:岩波書店
ISBN:4001140764
姉弟という主人公たちやちょっと堅苦しいところがあるミス・プライスのキャラクターから、最初のうちは「メリー・ポピンズの焼き直し?」と思ったのですが、空とぶベッドが南洋に向かったあたりから面白さが増し、チャールズ一世治世下の17世紀ロンドンに行くあたりではもう夢中になりました。この過去に行く話はオリジナルではシリーズ2作目だったのですが、現在では合本になっています。
大火災が起こったときのロンドンという、ピープス氏の日記でもおなじみの光景が描き出されているというだけで、私にとっては大御馳走。そこに魔法がからめば文句があるわけがない。
作者は『The Borrowers』の人だし、翻訳は『海のたまご』の人と、組合せもばっちり。そうだ『床下の小人たち』の続きを読まなくては!
原題:Bed-Knob and Broomstick
作者:メアリー・ノートン
訳者:猪熊葉子
出版社:岩波書店
ISBN:4001140764
by timeturner
| 2011-08-01 20:25
| 和書
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