2011年 05月 19日
ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル I |
19世紀のイギリス。田舎の屋敷で大量の書物に囲まれ魔術の研究に没頭してきたノレル氏は、ヨークの大聖堂ですべての石像たちに言葉を喋らせるという魔術で世の注目を浴びたことをきっかけにロンドンに移り、失われてしまった英国魔術を復活させようと決意した。だが、名士となったノレル氏の前にいかがわしい街頭魔術師が現れ、もうひとりの偉大な魔術師が現れると予言する・・・。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。
3巻の続き物なので、まだこの本ではほんのとば口にさしかかったという感じ。いかにもイギリスの作家らしいおさえた筆致なので、血湧き肉躍るファンタジー大作を期待すると裏切られるかもしれません。私はこういうとぼけた感じの文体は嫌いじゃないけど、もうちょっとスピーディーに進行してくれたらいいのになあ。
いずれにしても最後まで読んでみないと良いも悪いも言えないんですが、あんまり続きが読みたいと思わないのが困ったところ。
原題:Jonathan Strange & Mr Norrell Ⅰ
作者:スザンナ・クラーク
訳者:中村浩美
出版社:ヴィレッジブックス
ISBN:4863320930
3巻の続き物なので、まだこの本ではほんのとば口にさしかかったという感じ。いかにもイギリスの作家らしいおさえた筆致なので、血湧き肉躍るファンタジー大作を期待すると裏切られるかもしれません。私はこういうとぼけた感じの文体は嫌いじゃないけど、もうちょっとスピーディーに進行してくれたらいいのになあ。
いずれにしても最後まで読んでみないと良いも悪いも言えないんですが、あんまり続きが読みたいと思わないのが困ったところ。
原題:Jonathan Strange & Mr Norrell Ⅰ
作者:スザンナ・クラーク
訳者:中村浩美
出版社:ヴィレッジブックス
ISBN:4863320930
by timeturner
| 2011-05-19 22:00
| 和書
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