2010年 10月 02日
Truly, Madly, Deeply |

アラン・リックマンが超ロマンチックな恋人役! 最初のうちは慣れなくて、何か意地悪なことを言うんじゃないかとか、実は悪いことを企んでるんじゃないかとか思ってしまいました。でも、素敵です(鼻は大きいけど)。
ジュリエット・スティーヴンソンはよくイギリス映画で独身の家庭教師とか近所のおばさんとか演じているベテラン脇役といったタイプの女優さんで、普通だったら絶対にこういう映画の主役になることはないと思うんですが、演技が巧いし、逆にそういう地味な人を使ったことで映画に真実味が出たのかもしれない。一見突飛なようだけど、これは誰にでも起こるかもしれないんですよ、と言われてる気になる。
ロマンチックさも、コミカルなところも、泣かせるところもすべてに抑え気味でいかにもイギリス映画という雰囲気です。それだけにラストシーンがジーンと胸にしみる。「ゴースト」みたいに大泣きさせたりしないからインパクトが弱くてヒットしなかったのかな。俳優の知名度も(当時は)いまいちだしね。
日本ではビデオしか出ていないので英版DVDを買ってしまいました。普通このくらい古い作品は中古で安くなっているものなんですが、これは隠れた名作として人気があるのか、中古でもけっこうしてびっくり。アラン・リックマンがウォーカー・ブラザースのThe Sun Ain't Gonna Shine Anymoreを歌うのが見られたからいいけど(^^)。こちらで見られるトレーラーにも歌っているところが出てきますよ。
邦題:愛しい人が眠るまで(1991)
上映時間:106 分
製作国:イギリス
監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:アラン・リックマン、ジュリエット・スティーヴンソン、マイケル・マロニー、キャロリン・チョア、ビル・パターソンほか。
■
[PR]
by timeturner
| 2010-10-02 22:06
| 映画
|
Comments(0)