2008年 12月 05日
コーンウォールの嵐 |
ロンドンの書店で働く21歳のレベッカはつましいながらもひとり暮らしのフラットを手に入れ、静かな生活に満足していた。が、ある日突然母危篤の知らせを受け取り、スペインのイビザへと飛ぶ。そこで初めて聞かされた母の故郷コーンウォールとそこに住むまだ見ぬ祖父の話に驚くが、母の死後コーンウォールを訪ねる決心をした・・・。
いやあ、これはちょっとあまりにも少女小説でしょうか。小中学校の頃だったら夢中になって読んだと思うし、今だってもちろん一気に読んではしまいましたが、あまりにも出来すぎで。
この人の話は美しくも厳しい自然の中で暮らす人々を淡々とでも暖かく描いてこそ持ち味が生きるので、ここまでストーリーがドラマチックだと意識が話の展開にもっていかれ、自然を堪能している余裕がなくなるんですよね。まあ、だからメインのバックグラウンドを嵐にしたのかもしれませんが。
原題:The Day of The Storm
作者:ロザムンド・ピルチャー
訳者:中山富美子
出版社:東京創元社
ISBN:4488013864
いやあ、これはちょっとあまりにも少女小説でしょうか。小中学校の頃だったら夢中になって読んだと思うし、今だってもちろん一気に読んではしまいましたが、あまりにも出来すぎで。
この人の話は美しくも厳しい自然の中で暮らす人々を淡々とでも暖かく描いてこそ持ち味が生きるので、ここまでストーリーがドラマチックだと意識が話の展開にもっていかれ、自然を堪能している余裕がなくなるんですよね。まあ、だからメインのバックグラウンドを嵐にしたのかもしれませんが。
原題:The Day of The Storm
作者:ロザムンド・ピルチャー
訳者:中山富美子
出版社:東京創元社
ISBN:4488013864
by timeturner
| 2008-12-05 21:36
| 和書
|
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