2007年 04月 05日
台湾の映画事情 |
映画が目的で行ったわけですが、見たいと思っていたもの4つのうちのひとつが上映していなかったので結局は3つだけ。ちょっと物足りない気分です。でもまあ体力的にはちょうどよかったのかもしれないな。
行きの飛行機では隣りがラッキーなことに台湾の人でした。奥さんが東京の大学で勉強中なので訪ねて帰るところだそうで。日本語も少しできたので、英語と日本語ちゃんぽんの会話でしたが、ガイドブックではわからないことを色々聞けてとてもありがたかった。スクリーンのいちばん大きい映画館は國賓戲院(西門)だけどチケットを買うのにすごく並ぶとか、夜に映画館から私のホテルまで歩いて帰るのにどの道を行けば安心かとか、映画館でチケットを買うときはどうするのかとか、挙句の果てにはノートに「中央列付近の通路側の席をください」と台湾語で書いてもらい、これが実際に映画館でチケットを買うときに活躍しました。
台湾がアメリカ並みに映画の封切りが早いのはなぜ?と聞いたら、東京みたいに他に遊ぶところがないからだと言ってましたが本当かなあ。「日本人は映画観ないんですね」と言ってました。いつ映画館に行っても空いてるって。それはおそらく平日の夜だったからではないか、日本ではサラリーマンは仕事が忙しくて映画には行かないから、と答えておきましたが。日本には映画マニアの男性はいるけど、普通に娯楽としてコンスタントに映画館に行く人は少ないですよね。
初日はホテルから歩いていける學者全球影城(アカデミーってことなのかな)で「幽靈終結者2007」と「300壯士:斯巴達的逆襲」。古くてスクリーンも小さく、場末の映画館という感じでしたが音響はけっこうよかった。日曜の夜だったので客は私を入れて10人くらいしかいませんでした。
翌日はMRTの市政府駅から徒歩15分の信義威秀影城(ワーナーヴィレッジ)に。ホテルから駅までさんざん歩いたあとだったのでガイドブックに書いてあった無料のシャトルバスを使うことにしました。が、いくら待っても来ない。おかしいなあと思って看板をよく見たら11時からだった。ガイドブックには9時からとあったのですが、ガイドブックが古かったのか(図書館で借りると往々にしてある)、冬時間だったのかですかね。なんにせよ11時じゃ映画に間に合わないので普通のバスに乗りました。15元(約50円)なんだから最初からこっちにすればよかった。
この信義威秀影城、スクリーンが17もあるシネコンで、土日には地元の人たちで大混雑だそうですが、さすがに月曜午前中はすいていました。ちなみにワーナーヴィレッジという呼称はどうやら日本のガイドブックだけみたい。そのあたりで道がわからなくて5~6人の人に聞いてみたけれど誰も知りませんでした。実際、映画館の外側にもVIE SHOWと書いてあるだけ。(下の写真の左後方の建物)
入り口に電光掲示板があって、当日の上映時間が中国語と英語交互に見せているんですが、これが日本にいるときに調べたものとまったく違う! 金曜初日と翌土曜で違うのは平日と週末だからかと思ったのですが、どうやら日によって変わっているみたい。おまけにThe Good Shepherdは上映していないし。なので、日本にいるときに作ったプランはまったく役に立たず、その場でノートに時間をメモしてスケジュールを立て直しました。まあ、残りの映画ふたつはどちらも上映時間が増えていてラッキーだったんですが。
建物の1階からシネコンのある2階へと上がっていくエスカレーターがヒッチャー仕様になっていてまず感動。日本にこの映画が来たとしても、ここまでの宣伝はしないでしょう。チケット売場ではチケットと一緒に飲食物の注文もできるようになっていて、レシートを向かい側のカウンターに持っていくと注文の品を受け取れます。これはなかなかいいアイディアですよね。
ロビーには日本と同様チラシが置いてありますが、これがサイズも形状も種々様々。興味のない映画でも思わず手にとって見てしまいます。
新しいだけあってここの館内はきれいでした。スクリーンは小さかったけど椅子もよかったし音響もよし。ひそかに恐れていた上映中の携帯使用もちゃんと日本みたいな警告漫画が流れてみんな電源をオフにしていました。上映中のお喋りもなし。マナー的には日本と同じでした。
前日は予告も広告もなしにいきなり本編が始まったので、台湾ではそれが普通なのかと思ったのですが、2日目はどちらもありました。いわゆる公共広告というのもいくつかあって、言葉はわからないもののローン返済に困っている人のための救済機関とか、家庭内暴力防止キャンペーン、野生動物保護キャンペーンらしきものをやってました。台湾らしいなあと思ったのは、野生動物保護の中に「食べることにノーと言おう」というフレーズがあったこと。
字幕はもちろん中国語です。漢字を読めれば英語で聞き取れなかった部分を補完できるかと思っていたのですが、そうはいかないものですね。漢字にこめられた意味が日本とは違うから、かえって誤解してしまう恐れもある。たとえば「小心」。これは be careful を意味します。ホラー映画の予告に「小心 背後」と出てきました。駅でも「足元にお気をつけください」という意味で使われています。日本で「小心」と言ったら「臆病」ですからかなり違う印象になってしまいます。途中でそれに気づいて、なるべく字幕は見ないようにしました。いちばん困ったのは「Borat」で、カザフスタン語やルーマニア語の部分に英語字幕が入るのですが、その下半分くらいにかぶさった形で中国語字幕が入るので何が書いてあるのかよく見えない。私の場合、台湾に見にいけるのは英語と日本語の映画だけということですね。
行きの飛行機では隣りがラッキーなことに台湾の人でした。奥さんが東京の大学で勉強中なので訪ねて帰るところだそうで。日本語も少しできたので、英語と日本語ちゃんぽんの会話でしたが、ガイドブックではわからないことを色々聞けてとてもありがたかった。スクリーンのいちばん大きい映画館は國賓戲院(西門)だけどチケットを買うのにすごく並ぶとか、夜に映画館から私のホテルまで歩いて帰るのにどの道を行けば安心かとか、映画館でチケットを買うときはどうするのかとか、挙句の果てにはノートに「中央列付近の通路側の席をください」と台湾語で書いてもらい、これが実際に映画館でチケットを買うときに活躍しました。
台湾がアメリカ並みに映画の封切りが早いのはなぜ?と聞いたら、東京みたいに他に遊ぶところがないからだと言ってましたが本当かなあ。「日本人は映画観ないんですね」と言ってました。いつ映画館に行っても空いてるって。それはおそらく平日の夜だったからではないか、日本ではサラリーマンは仕事が忙しくて映画には行かないから、と答えておきましたが。日本には映画マニアの男性はいるけど、普通に娯楽としてコンスタントに映画館に行く人は少ないですよね。
初日はホテルから歩いていける學者全球影城(アカデミーってことなのかな)で「幽靈終結者2007」と「300壯士:斯巴達的逆襲」。古くてスクリーンも小さく、場末の映画館という感じでしたが音響はけっこうよかった。日曜の夜だったので客は私を入れて10人くらいしかいませんでした。
この信義威秀影城、スクリーンが17もあるシネコンで、土日には地元の人たちで大混雑だそうですが、さすがに月曜午前中はすいていました。ちなみにワーナーヴィレッジという呼称はどうやら日本のガイドブックだけみたい。そのあたりで道がわからなくて5~6人の人に聞いてみたけれど誰も知りませんでした。実際、映画館の外側にもVIE SHOWと書いてあるだけ。(下の写真の左後方の建物)
建物の1階からシネコンのある2階へと上がっていくエスカレーターがヒッチャー仕様になっていてまず感動。日本にこの映画が来たとしても、ここまでの宣伝はしないでしょう。チケット売場ではチケットと一緒に飲食物の注文もできるようになっていて、レシートを向かい側のカウンターに持っていくと注文の品を受け取れます。これはなかなかいいアイディアですよね。
前日は予告も広告もなしにいきなり本編が始まったので、台湾ではそれが普通なのかと思ったのですが、2日目はどちらもありました。いわゆる公共広告というのもいくつかあって、言葉はわからないもののローン返済に困っている人のための救済機関とか、家庭内暴力防止キャンペーン、野生動物保護キャンペーンらしきものをやってました。台湾らしいなあと思ったのは、野生動物保護の中に「食べることにノーと言おう」というフレーズがあったこと。
字幕はもちろん中国語です。漢字を読めれば英語で聞き取れなかった部分を補完できるかと思っていたのですが、そうはいかないものですね。漢字にこめられた意味が日本とは違うから、かえって誤解してしまう恐れもある。たとえば「小心」。これは be careful を意味します。ホラー映画の予告に「小心 背後」と出てきました。駅でも「足元にお気をつけください」という意味で使われています。日本で「小心」と言ったら「臆病」ですからかなり違う印象になってしまいます。途中でそれに気づいて、なるべく字幕は見ないようにしました。いちばん困ったのは「Borat」で、カザフスタン語やルーマニア語の部分に英語字幕が入るのですが、その下半分くらいにかぶさった形で中国語字幕が入るので何が書いてあるのかよく見えない。私の場合、台湾に見にいけるのは英語と日本語の映画だけということですね。
by timeturner
| 2007-04-05 12:24
| 旅行
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