2007年 02月 19日
幽霊の恋人たち |
夏の終わり、ベッキーの家にふらりとあらわれた流れ者のレノルズさんは、ベッキーたち三姉妹に幽霊と恋におちた人間の物語をはなしてきかせる・・・。
この前読んだ『不思議を売る男』と同じ訳者・画家の組み合わせで、思春期の少女(たち)に謎の男が不思議なお話を語って聞かせるという形式も同じ。でも作者が違う。この前のは現代(か少し前の時代)の町に住む少女でしたが、今回は多分50年くらい昔のイギリスの田舎で暮らす三姉妹。お話の内容も民間伝承や妖精物語をベースにしたゴシック風味の恋物語で、『不思議を売る男』よりは少し対象年齢層が高めかもしれません。
佐竹美保さんの挿絵がとても魅力的です。彼女の絵はこういうストーリーにぴったりですね。話の内容も最初のうちは子供っぽいかなあと思いながら読み始めるのですが、気づけばすっかり夢中になって読んでます。私にもまだ少女の心が残っているのか(^^)。
季節の移り変わりに合わせて暮らしていくかつての素朴な田舎の生活が随所に描かれていて、(そんな経験はないのに)とても懐かしい気分になってやすらぎます。イギリスの農家の離れにホームステイしてひと夏を過ごすというのもいいかもなあ、なんて夢想してしまいました。まあ、実際には3日で飽きるか、インターネットカフェを探したりしちゃいそうですが。
幽霊の恋人たち
原題:Summer's End
作者:アン・ローレンス
訳者:金原 瑞人
出版社:偕成社
ISBN:978-4035404101
この前読んだ『不思議を売る男』と同じ訳者・画家の組み合わせで、思春期の少女(たち)に謎の男が不思議なお話を語って聞かせるという形式も同じ。でも作者が違う。この前のは現代(か少し前の時代)の町に住む少女でしたが、今回は多分50年くらい昔のイギリスの田舎で暮らす三姉妹。お話の内容も民間伝承や妖精物語をベースにしたゴシック風味の恋物語で、『不思議を売る男』よりは少し対象年齢層が高めかもしれません。
佐竹美保さんの挿絵がとても魅力的です。彼女の絵はこういうストーリーにぴったりですね。話の内容も最初のうちは子供っぽいかなあと思いながら読み始めるのですが、気づけばすっかり夢中になって読んでます。私にもまだ少女の心が残っているのか(^^)。
季節の移り変わりに合わせて暮らしていくかつての素朴な田舎の生活が随所に描かれていて、(そんな経験はないのに)とても懐かしい気分になってやすらぎます。イギリスの農家の離れにホームステイしてひと夏を過ごすというのもいいかもなあ、なんて夢想してしまいました。まあ、実際には3日で飽きるか、インターネットカフェを探したりしちゃいそうですが。
幽霊の恋人たち
原題:Summer's End
作者:アン・ローレンス
訳者:金原 瑞人
出版社:偕成社
ISBN:978-4035404101
by timeturner
| 2007-02-19 22:10
| 和書
|
Comments(0)