2007年 01月 03日
アンダーワールド |
何百年にもわたって続く吸血鬼(ヴァンパイア)対狼男(ライカン)の戦争はライカンの首領ルシアンの死によって鎮静しているかに見えたが、ヴァンパイアの処刑人セリーンはライカンの不審な動きをキャッチし、それを追ううちに人間の医師マイケルとめぐり逢う・・・。
B級アクション映画だとは思うけれど、面白かった。全体に夜の世界のイメージで統一されたヴィジュアルも好みだったし。ヴァンパイアと狼男のどちらかが正しくてそちらが勝てばOKというふうな単純な作りになっていないのもよかった。ロシア映画「ナイト・ウォッチ」の<光の軍団と影の軍団>みたいな感じでした。というか、あっちがこの映画からインスパイアされたんですね。
セリーン視点(たまにマイケル視点)でストーリーが語られていくから、初めのうち彼女がライカンたちを獰猛で残酷な野獣としか認識していないうちは見ているほうにもそう見えるように描かれているのが、だんだんと真相がわかってくるにつれてライカンの人間的(?)な面も見えてくる、というのがよかったな。私的にはルシアンに大いに共感してしまいました。ルックス的にもHM系ミュージシャンみたいだったし(^^)。
私でも平気で見られたくらいだから本格的なヴァンパイア物が好きな人には物足りないかもしれません。あまり血を吸うところないもんなあ。どっちかというと狼男がかぶりつくほうが多いかも。でも、それもホラーファンには物足りないでしょうし、変身場面は(現時点で見ると)あまりにもCGがチープ。
ただマイケルのキャラがどうにも弱いのはどうにかならなかったんでしょうか。あれじゃ、セリーンがいきなり恋してしまうのが納得できません。もう少し交流があって何かお互いに認め合うようなエピソードでもあればよかったと思うんだけど。
ビル・ナイははまり役ですね。はまり役すぎて意外性がなくてつまらないという面もあるかも。ケイト・ベッキンセイルはこれのおかげで「ヴァン・ヘルシング」の役が来たんでしょうか? セリーンにジェラシーを燃やす女ヴァンパイアがどこかで見たことがあると思ったら「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデ姫でした。なんとまあ。「ヴァン・ヘルシング」の女ヴァンパイアが「アラトリステ」で貴族のお姫さまで出てきたのも驚きでしたが、まあ、美人じゃないと女ヴァンパイアには選ばれないでしょうからね。
最後はあからさまに「2に続く」という終わり方で、実際に2もリリースされたようなのですが、出来はどうだったのかなあ。見るべき? どうもあのマイケルがねえ・・・
原題:Underworld(2003)
上映時間:121 分
製作国:アメリカ
監督:レン・ワイズマン
出演:ケイト・ベッキンセイル、スコット・スピードマン、シェーン・ブローリー、マイケル・シーン、ビル・ナイ、アーウィン・レダー、ソフィア・マイルズ、ロビー・ギー、ウェントワース・ミラー、ケヴィン・グレイヴォーほか。
B級アクション映画だとは思うけれど、面白かった。全体に夜の世界のイメージで統一されたヴィジュアルも好みだったし。ヴァンパイアと狼男のどちらかが正しくてそちらが勝てばOKというふうな単純な作りになっていないのもよかった。ロシア映画「ナイト・ウォッチ」の<光の軍団と影の軍団>みたいな感じでした。というか、あっちがこの映画からインスパイアされたんですね。
セリーン視点(たまにマイケル視点)でストーリーが語られていくから、初めのうち彼女がライカンたちを獰猛で残酷な野獣としか認識していないうちは見ているほうにもそう見えるように描かれているのが、だんだんと真相がわかってくるにつれてライカンの人間的(?)な面も見えてくる、というのがよかったな。私的にはルシアンに大いに共感してしまいました。ルックス的にもHM系ミュージシャンみたいだったし(^^)。
私でも平気で見られたくらいだから本格的なヴァンパイア物が好きな人には物足りないかもしれません。あまり血を吸うところないもんなあ。どっちかというと狼男がかぶりつくほうが多いかも。でも、それもホラーファンには物足りないでしょうし、変身場面は(現時点で見ると)あまりにもCGがチープ。
ただマイケルのキャラがどうにも弱いのはどうにかならなかったんでしょうか。あれじゃ、セリーンがいきなり恋してしまうのが納得できません。もう少し交流があって何かお互いに認め合うようなエピソードでもあればよかったと思うんだけど。
ビル・ナイははまり役ですね。はまり役すぎて意外性がなくてつまらないという面もあるかも。ケイト・ベッキンセイルはこれのおかげで「ヴァン・ヘルシング」の役が来たんでしょうか? セリーンにジェラシーを燃やす女ヴァンパイアがどこかで見たことがあると思ったら「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデ姫でした。なんとまあ。「ヴァン・ヘルシング」の女ヴァンパイアが「アラトリステ」で貴族のお姫さまで出てきたのも驚きでしたが、まあ、美人じゃないと女ヴァンパイアには選ばれないでしょうからね。
最後はあからさまに「2に続く」という終わり方で、実際に2もリリースされたようなのですが、出来はどうだったのかなあ。見るべき? どうもあのマイケルがねえ・・・
原題:Underworld(2003)
上映時間:121 分
製作国:アメリカ
監督:レン・ワイズマン
出演:ケイト・ベッキンセイル、スコット・スピードマン、シェーン・ブローリー、マイケル・シーン、ビル・ナイ、アーウィン・レダー、ソフィア・マイルズ、ロビー・ギー、ウェントワース・ミラー、ケヴィン・グレイヴォーほか。
by timeturner
| 2007-01-03 20:13
| 映画
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