2005年 12月 03日
My Kingdom For A Horse |
タイトルはシェイクスピアの「リチャード三世」の中のセリフで、最後のほうでリチャードが敵の只中で馬を殺され、「馬だ、馬をくれ。ひきかえに我が王国をやるぞ」と叫ぶところからとったようです。映画の中の劇中劇でショーンが勤める学校の演劇部の生徒がこの「リチャード三世」の稽古をするところが何度も登場します。
が、それとこの映画の内容がどう関係してるのかはよくわかりませんでした。なにしろヨークシャーを舞台にした話で、ショーンもその他の登場人物もバリバリのヨークシャー訛り。観光客相手のMCと劇中劇のセリフ以外はほとんど聞き取れませんでした。映画って不思議なものでそれでも大筋はつかめるんですけどね。
ショーンが扮するのは公立学校(日本の小学校と中学校が一緒になったような感じ)の歴史の教師スティーブです。30歳になってもまだ両親と一緒に住んでいてマザコン。彼女いない歴も長く、休日には幼馴染のパッドと一緒に17世紀の戦闘を観光客向けに再現して見せるグループの一員として槍を持った歩兵役(つまり下っ端)を演じるオタクです。
眼鏡をかけて(いかにも母親が選んだという感じの)ダサいセーターやスーツを着ているショーンは、本当に冴えない男に見えます。歩き方や座り方も情けない。それでもそういう現状を「これじゃいけない」と思う気概は残っていて、嫌いな上司にイヤミを言って反抗したり、学校の巡回カウンセリングをしている女性を見初めて声をかけてみたりとがんばる姿が滑稽だけど健気です。でもまあそれはショーンが演じているからで、そうじゃなかったらまったく興味をもてないタイプだなあ。
最後になんの解決もないところが(少しは希望が見えるのですが)いかにもイギリス映画らしくて妙に安心しましたが、果たして一般の人にも受けたのかどうか・・・。スティーブがなんとかデートにこぎつけた彼女との会話の中で「ブライアン・フェリーはセクシーだと思うわ」「冗談だろう?」「あら、本気よ」という会話があって時代を感じました。
TV放送されたものですが、後にビデオも発売されたようです。(現在は廃盤)
原題: My Kingdom For A Horse(1991)
上映時間: 65 分
製作国: イギリス
監督: Barbara Rennie
脚本: John Godber
出演: ショーン・ビーン 、ジェーン・クリフォード、シーラ・ハンコック、ブライアン・プリングル、アンドリュー・リヴィングストンほか。
が、それとこの映画の内容がどう関係してるのかはよくわかりませんでした。なにしろヨークシャーを舞台にした話で、ショーンもその他の登場人物もバリバリのヨークシャー訛り。観光客相手のMCと劇中劇のセリフ以外はほとんど聞き取れませんでした。映画って不思議なものでそれでも大筋はつかめるんですけどね。
ショーンが扮するのは公立学校(日本の小学校と中学校が一緒になったような感じ)の歴史の教師スティーブです。30歳になってもまだ両親と一緒に住んでいてマザコン。彼女いない歴も長く、休日には幼馴染のパッドと一緒に17世紀の戦闘を観光客向けに再現して見せるグループの一員として槍を持った歩兵役(つまり下っ端)を演じるオタクです。
眼鏡をかけて(いかにも母親が選んだという感じの)ダサいセーターやスーツを着ているショーンは、本当に冴えない男に見えます。歩き方や座り方も情けない。それでもそういう現状を「これじゃいけない」と思う気概は残っていて、嫌いな上司にイヤミを言って反抗したり、学校の巡回カウンセリングをしている女性を見初めて声をかけてみたりとがんばる姿が滑稽だけど健気です。でもまあそれはショーンが演じているからで、そうじゃなかったらまったく興味をもてないタイプだなあ。
最後になんの解決もないところが(少しは希望が見えるのですが)いかにもイギリス映画らしくて妙に安心しましたが、果たして一般の人にも受けたのかどうか・・・。スティーブがなんとかデートにこぎつけた彼女との会話の中で「ブライアン・フェリーはセクシーだと思うわ」「冗談だろう?」「あら、本気よ」という会話があって時代を感じました。
TV放送されたものですが、後にビデオも発売されたようです。(現在は廃盤)
原題: My Kingdom For A Horse(1991)
上映時間: 65 分
製作国: イギリス
監督: Barbara Rennie
脚本: John Godber
出演: ショーン・ビーン 、ジェーン・クリフォード、シーラ・ハンコック、ブライアン・プリングル、アンドリュー・リヴィングストンほか。
by timeturner
| 2005-12-03 23:31
| 映画
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