2019年 08月 22日
Lyra's Oxford |
『琥珀の望遠鏡』から2年後のオックスフォードで、ライラと彼女のダイモン・パンタライモンが遭遇する小事件を描いた短編です。
小事件とは言っても命にかかわるようなことで、読んでる間はどきどきします。これ、《ライラの冒険》シリーズを読み終えて「もっと読みたい」ファンのためのサービスといった感じでしょうか。
小さな薄い本ですが、ライラが暮らすオックスフォードの絵地図が挟みこんであったり、写真のポストカードや色々な店のカタログ、豪華クルーズのリーフレット、ガイドブックのコピーなど、いかにもマニアックなおまけがついています。この豪華クルーズって、ライラがコールター夫人と一緒に乗ったあの船かしら?
登場人物は少人数ですが、ウィルやアスリエル卿、メアリー・マローン博士といった懐かしい名前に言及されているのがうれしい。
ジョン・ローレンスによる木版画の挿絵もすごく魅力的。
この話に出てくるカレッジの幾つかは実在し、幾つかは架空です。ライラが通っているSt Sophia's Collegeは架空で、現実のオクスフォードではLady Margaret Hallがある場所。ライラがカレッジ以外にもっている部屋はJordan Collegeにあり、ここも架空のカレッジで、位置的にはExceter Collegeのあたり。目印として登場するだけなら実在のカレッジ、物語の中でなにかしらの出来事が起こる場所は架空というわけ。ファンが家宅侵入したら大変だからでしょうね。
Lyra's Oxford (His Dark Materials)
作者:Philip Pullman
挿絵:ジョン・ローレンス
出版社:0857535579
ISBN:0857535579
小事件とは言っても命にかかわるようなことで、読んでる間はどきどきします。これ、《ライラの冒険》シリーズを読み終えて「もっと読みたい」ファンのためのサービスといった感じでしょうか。
小さな薄い本ですが、ライラが暮らすオックスフォードの絵地図が挟みこんであったり、写真のポストカードや色々な店のカタログ、豪華クルーズのリーフレット、ガイドブックのコピーなど、いかにもマニアックなおまけがついています。この豪華クルーズって、ライラがコールター夫人と一緒に乗ったあの船かしら?
登場人物は少人数ですが、ウィルやアスリエル卿、メアリー・マローン博士といった懐かしい名前に言及されているのがうれしい。
ジョン・ローレンスによる木版画の挿絵もすごく魅力的。
この話に出てくるカレッジの幾つかは実在し、幾つかは架空です。ライラが通っているSt Sophia's Collegeは架空で、現実のオクスフォードではLady Margaret Hallがある場所。ライラがカレッジ以外にもっている部屋はJordan Collegeにあり、ここも架空のカレッジで、位置的にはExceter Collegeのあたり。目印として登場するだけなら実在のカレッジ、物語の中でなにかしらの出来事が起こる場所は架空というわけ。ファンが家宅侵入したら大変だからでしょうね。
Lyra's Oxford (His Dark Materials)
作者:Philip Pullman
挿絵:ジョン・ローレンス
出版社:0857535579
ISBN:0857535579
by timeturner
| 2019-08-22 19:00
| 洋書
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