2018年 05月 28日
間取りの手帖 |
『間取りと妄想』より前に、まずこの本があったんですね!
とはいえ、この本では主役はあくまでも間取りであって、妄想はほんのつけたし。
著者が集めた変わった間取り図を1ページ1点ずつ載せて、それにほんのひとことコメントをつけたものがほとんどです。でも、それだけで面白い。ぱっと見ただけでは気づかない見所を探して「えーっ!」と驚く楽しさがあります。
ところどころに1ページ分の〈コラム〉と称する妄想小説が6回、著者と誰かの間取りについての対談が4ページずつ4回挿入されているのも楽しい。対談相手の中には犯罪者ギリギリじゃないかと思える人もいて、これもまた一興。
それにしても変な間取りばかりだなあ。100帖分のルーフバルコニーがついていたり、玄関は2つあるのに中に入るとひとつの住まいだったり。それぞれに家賃も書いてあるのですが、どう考えてもこんな家を借りる人はいないだろうと思う間取りがたくさんあります。
これ、実在のものではなく、著者が勝手に描いたのかなと思ったのですが、この本の増補版である『間取りの手帖remix』の説明には「日本に実在する不可解な間取り」と書いてあるからやっぱりある(あった)のかなあ。事実は小説より奇なり。
間取りの手帖
作者:佐藤和歌子
出版社:リトルモア
ISBN:489815090X
とはいえ、この本では主役はあくまでも間取りであって、妄想はほんのつけたし。
著者が集めた変わった間取り図を1ページ1点ずつ載せて、それにほんのひとことコメントをつけたものがほとんどです。でも、それだけで面白い。ぱっと見ただけでは気づかない見所を探して「えーっ!」と驚く楽しさがあります。
ところどころに1ページ分の〈コラム〉と称する妄想小説が6回、著者と誰かの間取りについての対談が4ページずつ4回挿入されているのも楽しい。対談相手の中には犯罪者ギリギリじゃないかと思える人もいて、これもまた一興。
それにしても変な間取りばかりだなあ。100帖分のルーフバルコニーがついていたり、玄関は2つあるのに中に入るとひとつの住まいだったり。それぞれに家賃も書いてあるのですが、どう考えてもこんな家を借りる人はいないだろうと思う間取りがたくさんあります。
これ、実在のものではなく、著者が勝手に描いたのかなと思ったのですが、この本の増補版である『間取りの手帖remix』の説明には「日本に実在する不可解な間取り」と書いてあるからやっぱりある(あった)のかなあ。事実は小説より奇なり。
間取りの手帖
作者:佐藤和歌子
出版社:リトルモア
ISBN:489815090X
by timeturner
| 2018-05-28 19:00
| 和書
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