2017年 07月 03日
7月3日 ボーザ⇒カリアリ |
ホテルの本館に朝ごはんに行くと、フロントのお兄ちゃんが私たちの部屋まで電動カートで来て、バス停まで乗せていってあげると言ってくれた。旧市街からバス停までは石畳の道をずっと歩いていかなくてはならないのでそうしてもらえるとすごく助かる。
それで、準備万端整えて建物の外で待っていたのだが、来ない。そのうちにバスの発車時間まであと15分になってしまった。歩いたらそのくらいかかるかもしれないので、ええい、もうあいつはあてにせずに行こう!と歩き出したところに電動カートの車輪が石畳をこする音が響いてきた。
いやあ、ごめんごめん、と謝るお兄ちゃん。ゴミ出しがどうのと言っていた。まあ、この人もひとりで管理していて大変そうだから、ちょっとしたトラブルで予定通りにはいかなくなるよね。なにはともあれ間に合ってよかった。
大きな木の下にあるバス停でおろしてもらったのがもう発車5分前くらいの時間。でも、バスの姿はどこにもない。なんだ、焦ることなかったじゃないか。
10分遅れくらいでようやく来たバスに乗りこみ、マコメールに向けて出発。
マコメールはけっこう主要な乗換駅なんだけど、それでもこの程度の規模。電車の切符は駅でその日に買える。自動販売機もある。停まっているのは反対方向へ行く列車。
私たちはこっちに乗った。
窓の外にはヨーロッパの夏を思わせる干し草が。
カリアリ駅はさすが大きい! 犯罪者に気をつけなくちゃ。蒸気機関車が飾ってあった。
駅の近くのビルの中にインフォメーションがあったので、地図をもらい、土産品店の場所などを教わってから宿に向かう。
建物の外でブザーを鳴らし名前を告げると、宿の主人が降りてきてくれた。一緒にエレベーターで上がりながら、入口の鍵、エレベーターの鍵(6階には主人夫婦とB&Bしかないので専用の鍵を持っていない人は6階に行けない)、さらにB&Bの入口の鍵の使い方を教わる。覚えてられるかしら。宿の詳しい情報はこちら。
荷物を置いてさっそく出かけたものの、半分以上の店は昼休み中で、3時か4時まで開かない。あせっても仕方がないので、まずは昼食代わりにCaffe'Svizzeroでコーヒーとレモンパイとデニッシュペストリー。
ここ、建物が古くて、カウンターのおじさまも古式ゆかしくて素敵。
まずは坂を下りてローマ通りを歩いてみる。この通りがカリアリの目抜き通り。車の通る道路のこちら側には古く立派な建物が並び、土産品店、カフェ、ブランド店、百貨店などが並んでいる。歩道の上は屋根つきアーチになっているので雨も日射しもさえぎってくれる。
古い建物の中にはホテルになっているものもあり、今回坂の上の宿とどっちにしようか迷ったところもここにある。外側は素敵だけど、内装と朝食は今泊まっているほうがグレードは上。
道路の向こう側はいきなり港。このコントラストがとても不思議な感じ。右側の電柱に貼ってある貼り紙は迷い猫ではなく行方不明のおじいさんを探しているもの。
港側から見るとこんな感じ。
昼休みなしで営業している土産物店を物色しながら、少しずつ坂の上に登っていく。カリアリの観光スポットはすべて丘の上にあるのだ。きょうはサングラスなしでは歩けないほどの快晴で気温も高いので、ウンベルト一世広場のテラスまでやってきた時には息もたえだえといったところ。
それでも、『海とサルデーニャ』を思いだしながら、ロレンスが歩いたのと同じ道を行った。すごいなあ、100年たってもほとんど変わっていないなんて。とはいえ、老朽化は避けられないから、テラスの一部は修復中で、いちばん先までは行けなかった。
テラスの横の部分からの眺め。
階段の上に見えるのが大聖堂。バテてしまって行かなかった。
宿の主人が教えてくれた、眺めのいいカフェを探してあっちの路地、こっちの路地をうろうろ。きのうのボーザが可愛い村娘だとしたら、こっちは年季の入った年増女の風情だな。もともとは立派だった建物が太陽に焼かれ、潮風に晒されて、疲れた顔を見せている。
やけに派手な教会。
ようやくみつけたCaffe Libariumでアヴェリティーボのカンパリオレンジ。おつまみは妙なペーストが入った小さなパイで、これは珍しくおいしくなかった。
眺めは確かに素晴らしい。でも、隣りのテーブルに座ったロシア人グループが妙にハイテンションで、男同士でモデル撮りなんかし始めるからシラけてしまった。
そろそろ店が開き始める時間なので、また坂を下りて土産品店を物色。
おいしそうなお菓子。いま見ると買ってくればよかったと後悔する。まあ、崩さないで持ち帰るのは無理だったろうけど。
夕食は路地にテーブルを出していたSa Schironadaで。最後の夜だから外のテーブルでと思ったのが失敗で、蠅がものすごく多くて閉口した。これまで行ったところではほとんどお目にかからなかったのだけれど。蚊もいた。
タコとじゃがいものサラダ。
イカの丸焼き。大きいのが3杯も来たんだけど、食べるのに夢中で写真を忘れ、思い出したときにはこれだけになっていた。
スパゲティアリオリ。こちらもほとんど食べ残し状態。
それで、準備万端整えて建物の外で待っていたのだが、来ない。そのうちにバスの発車時間まであと15分になってしまった。歩いたらそのくらいかかるかもしれないので、ええい、もうあいつはあてにせずに行こう!と歩き出したところに電動カートの車輪が石畳をこする音が響いてきた。
いやあ、ごめんごめん、と謝るお兄ちゃん。ゴミ出しがどうのと言っていた。まあ、この人もひとりで管理していて大変そうだから、ちょっとしたトラブルで予定通りにはいかなくなるよね。なにはともあれ間に合ってよかった。
大きな木の下にあるバス停でおろしてもらったのがもう発車5分前くらいの時間。でも、バスの姿はどこにもない。なんだ、焦ることなかったじゃないか。
マコメールはけっこう主要な乗換駅なんだけど、それでもこの程度の規模。電車の切符は駅でその日に買える。自動販売機もある。停まっているのは反対方向へ行く列車。
建物の外でブザーを鳴らし名前を告げると、宿の主人が降りてきてくれた。一緒にエレベーターで上がりながら、入口の鍵、エレベーターの鍵(6階には主人夫婦とB&Bしかないので専用の鍵を持っていない人は6階に行けない)、さらにB&Bの入口の鍵の使い方を教わる。覚えてられるかしら。宿の詳しい情報はこちら。
荷物を置いてさっそく出かけたものの、半分以上の店は昼休み中で、3時か4時まで開かない。あせっても仕方がないので、まずは昼食代わりにCaffe'Svizzeroでコーヒーとレモンパイとデニッシュペストリー。
おいしそうなお菓子。いま見ると買ってくればよかったと後悔する。まあ、崩さないで持ち帰るのは無理だったろうけど。
by timeturner
| 2017-07-03 11:05
| 旅行
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