2017年 06月 07日
STING@日本武道館 |
この前見たのは2011年1月だから、6年半ぶりのスティングです。あのときはオーケストラとの共演という変則的な内容だったし、その前はエリザベス朝の音楽を演奏するコンサートで、その前はポリスとしての公演だった。純粋にソロのロックミュージシャンとしてのコンサートは2005年以来?!
平日なのに18:30開演ってずいぶん早いなあと思っていたら前座が2組ついていました。ひとつはポリスのときにも前座をしていたスティングの息子ジョー・サムナー、もうひとつは若手のバンドでTHE LAST BANDOLEROS。ジョー・サムナーは前回はバンドとしての演奏でしたが今回はソロで、ギター1本の弾き語りなのでいまひとつ迫力がありませんでした。自作の曲もみんな似た感じで単調。隣りの人なんて寝てました。
幸い3、4曲で終わって、次のTHE LAST BANDOLEROSになったら、これがもうとても良い。本来は4人組でライヴのときにはbutton accordionistが参加するのだそうで、このボタン・アコーディオンが素晴らしい。いろんな楽器の音を出すことができるので、音に厚みと変化がつきます。バンド名から想像がつくようにラテン風味の曲もあって、華麗なスパニッシュギターの入り方といい、ボタン・アコーディオンの使い方といい、最高でした。本人たちのサイトを見たら、Tex-Mex/Pop-Rockなんだそうです。なるほど。
スティングのファンはけっこう高齢者が多いだろうなあと思っていたのですが、予想通りで、前座の間はみんな座ってた(^^;)。私たちアリーナAブロックの端のほうだったんですが、中央の人も座ってたみたい。だからステージがとても見やすかったです。
休憩が終わってスティングのコンサートが始まったら、さすがにみんな立ちましたが、ずっと立ち続けているのはつらいようで、知らない曲(新譜の曲)や静かめな曲になると座る人が多かったのも笑えました。私は斜め前の二人の頭でスティングが完全に隠れてしまっていたので、このふたりが座ってくれたときには本当にうれしかった。
以下のセットリストはきのうのなんですけど、たぶん、今日も同じだったんじゃないかな。1曲目は前座が始まる前にまずスティングが出てきて(このときスーツ姿だったので目がよく見えない私はウドーの人かと思った)、息子を紹介し、一緒にこの曲をやりました。今回、ドミニクの息子ルーファスもギタリストとしてスティングのバックに参加していたので、ダブル親ばか全開のコンサートでした。特にスティングは何度も息子を引き立てていて、息子に「ありがとう、父(ちち)!」と言われていました(そう、ジョーは日本語が上手なのです)。
01. Heading South on the Great North Road
02. Synchronicity II
03. Spirits in the Material World
04. Englishman in New York
05. I Can't Stop Thinking About You
06. Every Little Thing She Does Is Magic
07. One Fine Day
08. She's Too Good for Me
09. Mad About You
10. Fields of Gold
11. Petrol Head
12. Down, Down, Down
13. Shape of My Heart
14. Message in a Bottle
15. Ashes to Ashes (David Bowie cover)
16. 50,000
17. Walking on the Moon
18. So Lonely
19. Desert Rose
20. Roxanne / Ain't No Sunshine(Bill Withers cover)
---encore1---
21. Next to You
22. Every Breath You Take
---encore2---
23. Fragile
新譜からの曲(青字)、けっこうやってますが、昔からの曲やポリスの曲の間に違和感なく溶け込んでいました。そういえば新譜を聴いたとき、過去のアルバムの総ざらえみたいだなあと感じたのですが、そのせいもあるかも。
個人的にはMad About YouとFields of Goldがつながって出たところと、やらないと思っていたDesert Rose(Inshallahをやると思ってたので)のイントロが流れてきたときが最高に盛り上がった。
驚いたことにジョー・サムナーもTHE LAST BANDOLEROSもスティングのバックで大活躍していました。昔のコンサートではきれいなお姉さんたちがつけていたコーラスはこの子たちの担当だし、ボタン・アコーディオンの子もがんがん前に出てきてました。友人の話ではスティングが気に入っているバンドなんだそうで、さもありなんという感じでした。(そういえば新譜のボーナストラックにTHE LAST BANDOLEROSと共演しているNext To Youのライヴヴァージョンが入ってた!)
Every Breath You Takeはまあお約束みたいなものだし、曲自体は大好きなんですが、ストーカーちっくな歌詞を考えると、あそこでペンライトを振るのはどうかと思った。
そしてFragile。声の調子も良かったせいもあり、なんかもう心にしみるラストでした。この曲を聴くといつも思うんだけど、スティングはギターも巧いよねえ。技巧的にどうこうじゃなくて、聴く者の心を揺さぶる音が出せる。最後の一音の余韻が今も耳の奥に残っています。
(フラッシュを使わなければ携帯・スマホでの撮影はOKだったんですが、私はタブレットしか持っていかなかったので友人の写真をお借りしました。Sさん、ありがとう!)
平日なのに18:30開演ってずいぶん早いなあと思っていたら前座が2組ついていました。ひとつはポリスのときにも前座をしていたスティングの息子ジョー・サムナー、もうひとつは若手のバンドでTHE LAST BANDOLEROS。ジョー・サムナーは前回はバンドとしての演奏でしたが今回はソロで、ギター1本の弾き語りなのでいまひとつ迫力がありませんでした。自作の曲もみんな似た感じで単調。隣りの人なんて寝てました。
幸い3、4曲で終わって、次のTHE LAST BANDOLEROSになったら、これがもうとても良い。本来は4人組でライヴのときにはbutton accordionistが参加するのだそうで、このボタン・アコーディオンが素晴らしい。いろんな楽器の音を出すことができるので、音に厚みと変化がつきます。バンド名から想像がつくようにラテン風味の曲もあって、華麗なスパニッシュギターの入り方といい、ボタン・アコーディオンの使い方といい、最高でした。本人たちのサイトを見たら、Tex-Mex/Pop-Rockなんだそうです。なるほど。
スティングのファンはけっこう高齢者が多いだろうなあと思っていたのですが、予想通りで、前座の間はみんな座ってた(^^;)。私たちアリーナAブロックの端のほうだったんですが、中央の人も座ってたみたい。だからステージがとても見やすかったです。
休憩が終わってスティングのコンサートが始まったら、さすがにみんな立ちましたが、ずっと立ち続けているのはつらいようで、知らない曲(新譜の曲)や静かめな曲になると座る人が多かったのも笑えました。私は斜め前の二人の頭でスティングが完全に隠れてしまっていたので、このふたりが座ってくれたときには本当にうれしかった。
以下のセットリストはきのうのなんですけど、たぶん、今日も同じだったんじゃないかな。1曲目は前座が始まる前にまずスティングが出てきて(このときスーツ姿だったので目がよく見えない私はウドーの人かと思った)、息子を紹介し、一緒にこの曲をやりました。今回、ドミニクの息子ルーファスもギタリストとしてスティングのバックに参加していたので、ダブル親ばか全開のコンサートでした。特にスティングは何度も息子を引き立てていて、息子に「ありがとう、父(ちち)!」と言われていました(そう、ジョーは日本語が上手なのです)。
01. Heading South on the Great North Road
02. Synchronicity II
03. Spirits in the Material World
04. Englishman in New York
05. I Can't Stop Thinking About You
06. Every Little Thing She Does Is Magic
07. One Fine Day
08. She's Too Good for Me
09. Mad About You
10. Fields of Gold
11. Petrol Head
12. Down, Down, Down
13. Shape of My Heart
14. Message in a Bottle
15. Ashes to Ashes (David Bowie cover)
16. 50,000
17. Walking on the Moon
18. So Lonely
19. Desert Rose
20. Roxanne / Ain't No Sunshine(Bill Withers cover)
---encore1---
21. Next to You
22. Every Breath You Take
---encore2---
23. Fragile
新譜からの曲(青字)、けっこうやってますが、昔からの曲やポリスの曲の間に違和感なく溶け込んでいました。そういえば新譜を聴いたとき、過去のアルバムの総ざらえみたいだなあと感じたのですが、そのせいもあるかも。
個人的にはMad About YouとFields of Goldがつながって出たところと、やらないと思っていたDesert Rose(Inshallahをやると思ってたので)のイントロが流れてきたときが最高に盛り上がった。
驚いたことにジョー・サムナーもTHE LAST BANDOLEROSもスティングのバックで大活躍していました。昔のコンサートではきれいなお姉さんたちがつけていたコーラスはこの子たちの担当だし、ボタン・アコーディオンの子もがんがん前に出てきてました。友人の話ではスティングが気に入っているバンドなんだそうで、さもありなんという感じでした。(そういえば新譜のボーナストラックにTHE LAST BANDOLEROSと共演しているNext To Youのライヴヴァージョンが入ってた!)
Every Breath You Takeはまあお約束みたいなものだし、曲自体は大好きなんですが、ストーカーちっくな歌詞を考えると、あそこでペンライトを振るのはどうかと思った。
そしてFragile。声の調子も良かったせいもあり、なんかもう心にしみるラストでした。この曲を聴くといつも思うんだけど、スティングはギターも巧いよねえ。技巧的にどうこうじゃなくて、聴く者の心を揺さぶる音が出せる。最後の一音の余韻が今も耳の奥に残っています。
by timeturner
| 2017-06-07 23:42
| 音楽
|
Comments(4)
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YAGI節
at 2017-06-09 23:34
x
うわ、うわ、うわー!!
"Ashes to Ashes"やったんですか!!
あー、この記事、一昨日読んでたら、昨日行ってたかもーっ(>_<)。
や、もちろん、スティング・ナンバーも聴きたかったですよ。
写真撮影OKだったんですか。
最近、そういうの多いのかな?
"Ashes to Ashes"やったんですか!!
あー、この記事、一昨日読んでたら、昨日行ってたかもーっ(>_<)。
や、もちろん、スティング・ナンバーも聴きたかったですよ。
写真撮影OKだったんですか。
最近、そういうの多いのかな?
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by
timeturner at 2017-06-10 12:39
YAGI節さん
あ、興奮させてすみません。実は"Ashes to Ashes"はよく知らないので(ごめん!)、ほんとにやったのかどうかわかりません。セットリストはネットに挙がってた前日分なので。だから、そんなに悔やまなくても大丈夫です。
でも、スティングの今回の出来はほんとによかったから、やっぱり見てほしかったな(わが子自慢みたい)。
携帯やスマホは個人情報の問題から預かるわけにいかないから諦めたんでしょうね。
フラッシュは使わなくても、前にいる人が使っていると液晶の明るさが目障りだし、微動だにせずカメラを構えてる人って、身体を揺らして音楽を楽しんでいる人より視界の邪魔に感じるんですよね。カメラのモニターばかり見ていないで、もっと全身で楽しめばいいのにと余計な心配までしちゃったりして。
だから、撮影禁止の公演のほうが私はうれしいです。
あ、興奮させてすみません。実は"Ashes to Ashes"はよく知らないので(ごめん!)、ほんとにやったのかどうかわかりません。セットリストはネットに挙がってた前日分なので。だから、そんなに悔やまなくても大丈夫です。
でも、スティングの今回の出来はほんとによかったから、やっぱり見てほしかったな(わが子自慢みたい)。
携帯やスマホは個人情報の問題から預かるわけにいかないから諦めたんでしょうね。
フラッシュは使わなくても、前にいる人が使っていると液晶の明るさが目障りだし、微動だにせずカメラを構えてる人って、身体を揺らして音楽を楽しんでいる人より視界の邪魔に感じるんですよね。カメラのモニターばかり見ていないで、もっと全身で楽しめばいいのにと余計な心配までしちゃったりして。
だから、撮影禁止の公演のほうが私はうれしいです。
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Saki
at 2017-07-08 11:20
x
1か月も経ってからのコメントでごめんなさい(^-^;
Ashes to Ashes しっかりやりましたよ。
私は逆で、過去のセットリストを見て確実に演奏するだろうと期待して臨んだので、どんな感じなのか楽しみでした。
この曲は息子のジョーがメインで歌っていて、スティングはコーラスに回っていましたが、ポリスやスティングの曲とはまた違った味わいで、アレンジも素敵でした。
shohさんのレポートを見て、うんうんそうだよねって思ってしまったせいか感想を書かず終いになっちゃってますw
見方、感じ方はそれぞれ微妙に違うだろうから、時間があったら振り返りたいと思います。
Ashes to Ashes しっかりやりましたよ。
私は逆で、過去のセットリストを見て確実に演奏するだろうと期待して臨んだので、どんな感じなのか楽しみでした。
この曲は息子のジョーがメインで歌っていて、スティングはコーラスに回っていましたが、ポリスやスティングの曲とはまた違った味わいで、アレンジも素敵でした。
shohさんのレポートを見て、うんうんそうだよねって思ってしまったせいか感想を書かず終いになっちゃってますw
見方、感じ方はそれぞれ微妙に違うだろうから、時間があったら振り返りたいと思います。
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timeturner at 2017-07-08 14:03