2005年 09月 04日
J.K.ローリングのカフェ |
エジンバラに行くと決めたとき、頭に浮かんだのはローリングのこと。離婚して赤ん坊をかかえ、生活保護を受けながら彼女が暮らしていたのがエジンバラで、この街のニコルソンというカフェで1日中座ってハリー。ポッターを書いていたのは有名な話です。図書館で借りたガイドブック(地球ではない)にも地図付きで紹介されていて、今は中華料理店になっていることも記されていました。
ガイドブックの地図の部分をコピーして持参したのですが、これが甘かった。友人のKさんと「きょうのお昼はそこにしようねえ」などと言って出かけたのはいいが、まったくみつからない。近くに Forbidden Planet があったので「ここの店員さんなら知ってるんじゃない?」ということで聞いてみたけど、「え、そうなの? 素敵! でも知らないわ」と言われてしまいました。そこにいた近所の人らしい客にも聞いてくれたけど、その人も知らず。逆に店員さんがその人に「J.K.ローリングがハリー・ポッターを書いたカフェなんですって」と教える始末。仕方がなくその場はあきらめて別の店に入りました。
で、翌々日だったかな。インフォメーションの近くを通りがかったので入って聞いてみました。が、ここのお姉さんも「え、そんなこと知らなかったわ」状態。それでもインターネットに接続して調べてくれました。これがもうとろいのなんのって。そばで見ていたIT関連企業勤務のKさんが内心「んもうっ!」と舌打ちしているのが聞こえるようでした。それでもなんとか探し出してくれて、現在では Buffet King という店になっていることと、その店の住所を教えてもらいました。先日探していたときに確かにその店の看板は見かけたのですが、あまりにも安っぽい構えだったので「まさか、あれじゃないわよね」と思っていたところでした。
さてさて実際に中に入ってみると表の看板とは裏腹に落ち着いたエントランス。古い木の階段を登っていくと左側が入り口です。右側の壁にローリングがらみで紹介された新聞記事がふたつほど貼ってありました。それによると店主(写真で見る限り30代前半くらいの中国人)も売主(元のカフェの持ち主)も契約の段階ではローリングのことは知らなかったのだそうです。で、契約が成立したときに間に入ったエージェントが「お客が呼べますよ」と言って話をしてくれたのだとか。嘘みたいな話ですが、買ったほうは大儲け、売ったほうは大損でしたね。ただ現在の店主は喜んでばかりでもないみたい。というのもハリー・ポッターのファンが来てくれるのはいいけれど店で食事もせずに写真だけ撮って帰る人が多いらしい。中には観光バスで乗り付けた団体がお目当ての席のところにずらっと並び、順番に写真を撮って帰るなんてこともあるらしい。食事をしている他の客にしてみればいい迷惑ですよね。おそらくそんな客へのけん制もあってここに記事を貼ってあると見ました。
なにはともあれ私たちは元から食事をするつもりできたので大威張りで入っていきます。ビュッフェ形式の店で、ランチだったら5.49ポンド払えば好きなだけ食べることができます。小食の日本人にはちょっと不利なんだけど、あちらの人にはお得なんじゃないかな。
店内はとてもすっきりしたお洒落なインテリアで、料理が並んでなかったら中華料理の店とは思えません。ガイドブックによると内装はカフェ時代とあまり変えてないらしい。
まだ開けたてだったので客は誰もいなくて席は選び放題。ローリングの定席は隅の窓のそばと聞いていたのでそれらしきあたりの近くに座る。すいてるうちにと写真を1枚。店内はかなり広くて、カフェだった頃には隅に座ってしまえばそれこそコーヒー1杯で何時間座っていても目立たなかったと思う。
中華のお味のほうはまあまあでした。やっぱり西洋人向けの感じ。甘めの味付けが多くてある程度食べるとどれもみんな似たようで飽きてきます。たくさん食べさせないための手かな? 時間とともにだんだんと混んできましたが、わりと普通に食事のために来てる人が多く、ローリングがらみと思われる客は1、2組しか見かけませんでした。地元の人が知らないくらいだから、まだまだ知られていないんですね。さっきの新聞記事には近いうちにローリングのことを謳った看板を出す予定と書いてあったので、そうなったらまた大混雑になるのかもしれません。探すのには苦労したけどタイミングとしてはちょうどいい時に行ったのかも。
ガイドブックの地図の部分をコピーして持参したのですが、これが甘かった。友人のKさんと「きょうのお昼はそこにしようねえ」などと言って出かけたのはいいが、まったくみつからない。近くに Forbidden Planet があったので「ここの店員さんなら知ってるんじゃない?」ということで聞いてみたけど、「え、そうなの? 素敵! でも知らないわ」と言われてしまいました。そこにいた近所の人らしい客にも聞いてくれたけど、その人も知らず。逆に店員さんがその人に「J.K.ローリングがハリー・ポッターを書いたカフェなんですって」と教える始末。仕方がなくその場はあきらめて別の店に入りました。
で、翌々日だったかな。インフォメーションの近くを通りがかったので入って聞いてみました。が、ここのお姉さんも「え、そんなこと知らなかったわ」状態。それでもインターネットに接続して調べてくれました。これがもうとろいのなんのって。そばで見ていたIT関連企業勤務のKさんが内心「んもうっ!」と舌打ちしているのが聞こえるようでした。それでもなんとか探し出してくれて、現在では Buffet King という店になっていることと、その店の住所を教えてもらいました。先日探していたときに確かにその店の看板は見かけたのですが、あまりにも安っぽい構えだったので「まさか、あれじゃないわよね」と思っていたところでした。
さてさて実際に中に入ってみると表の看板とは裏腹に落ち着いたエントランス。古い木の階段を登っていくと左側が入り口です。右側の壁にローリングがらみで紹介された新聞記事がふたつほど貼ってありました。それによると店主(写真で見る限り30代前半くらいの中国人)も売主(元のカフェの持ち主)も契約の段階ではローリングのことは知らなかったのだそうです。で、契約が成立したときに間に入ったエージェントが「お客が呼べますよ」と言って話をしてくれたのだとか。嘘みたいな話ですが、買ったほうは大儲け、売ったほうは大損でしたね。ただ現在の店主は喜んでばかりでもないみたい。というのもハリー・ポッターのファンが来てくれるのはいいけれど店で食事もせずに写真だけ撮って帰る人が多いらしい。中には観光バスで乗り付けた団体がお目当ての席のところにずらっと並び、順番に写真を撮って帰るなんてこともあるらしい。食事をしている他の客にしてみればいい迷惑ですよね。おそらくそんな客へのけん制もあってここに記事を貼ってあると見ました。
なにはともあれ私たちは元から食事をするつもりできたので大威張りで入っていきます。ビュッフェ形式の店で、ランチだったら5.49ポンド払えば好きなだけ食べることができます。小食の日本人にはちょっと不利なんだけど、あちらの人にはお得なんじゃないかな。
店内はとてもすっきりしたお洒落なインテリアで、料理が並んでなかったら中華料理の店とは思えません。ガイドブックによると内装はカフェ時代とあまり変えてないらしい。
まだ開けたてだったので客は誰もいなくて席は選び放題。ローリングの定席は隅の窓のそばと聞いていたのでそれらしきあたりの近くに座る。すいてるうちにと写真を1枚。店内はかなり広くて、カフェだった頃には隅に座ってしまえばそれこそコーヒー1杯で何時間座っていても目立たなかったと思う。
中華のお味のほうはまあまあでした。やっぱり西洋人向けの感じ。甘めの味付けが多くてある程度食べるとどれもみんな似たようで飽きてきます。たくさん食べさせないための手かな? 時間とともにだんだんと混んできましたが、わりと普通に食事のために来てる人が多く、ローリングがらみと思われる客は1、2組しか見かけませんでした。地元の人が知らないくらいだから、まだまだ知られていないんですね。さっきの新聞記事には近いうちにローリングのことを謳った看板を出す予定と書いてあったので、そうなったらまた大混雑になるのかもしれません。探すのには苦労したけどタイミングとしてはちょうどいい時に行ったのかも。
by timeturner
| 2005-09-04 15:04
| 旅行
|
Comments(2)
Commented
by
たら
at 2005-09-05 17:51
x
そこまで知られていなかったとは意外でした。
すでに椅子やらテーブルにその面影はないようですねぇ。
でも、透明ステンドグラスにカフェだった頃のイメージが。いいな~。私もぐちゃぐちゃになる前にエディンバラ行きたかったなぁ。
確か、数年前に野村裕香(字がわからない)ちゃんと荒俣宏氏がハリポタがらみの番組で行ったような気がするのですが、あの時はカフェだったような?
すでに椅子やらテーブルにその面影はないようですねぇ。
でも、透明ステンドグラスにカフェだった頃のイメージが。いいな~。私もぐちゃぐちゃになる前にエディンバラ行きたかったなぁ。
確か、数年前に野村裕香(字がわからない)ちゃんと荒俣宏氏がハリポタがらみの番組で行ったような気がするのですが、あの時はカフェだったような?
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Commented
by
shoh
at 2005-09-06 00:45
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2003年に今の店に変わったそうなので、そのTVの取材時にはまだカフェだったんでしょうね。ってことはカフェの持ち主も当然知ってたわけよね。というか、いま調べたらローリングの義弟ですって。知らないわけがないじゃない(^_^;)。