2016年 03月 17日
ちんぷんかん |
『おまけのこ』に続いて《しゃばけ》シリーズ第6弾。えっ?なぜ5作目を飛ばして?と思うかもしれませんが、実は5作目の『うそうそ』も読もうとしたのですよね。でも、これ、長編なんです。でもって、この作者、長編になると妙にだらだらする。
1作目は状況設定やキャラクターをのみこむために必要だし、初めてのことばかりだったから読めたけど、5作目となるとだめだった。
『ゆめつげ』のときも思ったんだけど、エピソードとエピソードのつなぎがしっかりしていないので、なんか気持ちがだらけてきて、いやになっちゃうんですよね。年のせいで集中力が落ちているせいかもしれません。
鬼と子鬼
ちんぷんかん
男ぶり
今昔
はるがいくよ
というわけで短編集になっているこちらへと進みました。例によってちょっと変わった仕掛けをしているのが一作目の「鬼と子鬼」。なんと若旦那が死にかけて賽の河原まで行ってしまいます。
兄の松之助に縁談がもちあがったり、母親おたえの若き日の恋物語があったり、豪傑坊主の寛朝がまたまた登場したりとバラエティに富んでいますが、いちばん楽しめたのは陰陽師と貧乏神が対決する「今昔」でした。
「はるがいくよ」はちょっとオセンチすぎてしらけた。人情物風にほろっとさせようとしてやりすぎてしまう傾向があるので、今後は気をつけていただきたい(なにを偉そうに)。
ちんぷんかん (新潮文庫)
作者:畠中 恵
出版社:新潮社
ISBN:4101461260
1作目は状況設定やキャラクターをのみこむために必要だし、初めてのことばかりだったから読めたけど、5作目となるとだめだった。
『ゆめつげ』のときも思ったんだけど、エピソードとエピソードのつなぎがしっかりしていないので、なんか気持ちがだらけてきて、いやになっちゃうんですよね。年のせいで集中力が落ちているせいかもしれません。
鬼と子鬼
ちんぷんかん
男ぶり
今昔
はるがいくよ
というわけで短編集になっているこちらへと進みました。例によってちょっと変わった仕掛けをしているのが一作目の「鬼と子鬼」。なんと若旦那が死にかけて賽の河原まで行ってしまいます。
兄の松之助に縁談がもちあがったり、母親おたえの若き日の恋物語があったり、豪傑坊主の寛朝がまたまた登場したりとバラエティに富んでいますが、いちばん楽しめたのは陰陽師と貧乏神が対決する「今昔」でした。
「はるがいくよ」はちょっとオセンチすぎてしらけた。人情物風にほろっとさせようとしてやりすぎてしまう傾向があるので、今後は気をつけていただきたい(なにを偉そうに)。
ちんぷんかん (新潮文庫)
作者:畠中 恵
出版社:新潮社
ISBN:4101461260
by timeturner
| 2016-03-17 20:59
| 和書
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