2016年 02月 16日
深川芸者殺人事件 |
南町奉行・根岸の恋人、深川芸者の力丸がお座敷に出る直前に姿を消した。配下の者たちに探らせたが行方は杳としてしれない。そんな中で、今度は別の深川芸者の死体が川から上がった・・・。
《耳袋秘帖》シリーズの4巻目。図書館の都合で2巻と3巻を抜かして読んでしまったので、1巻では反撥しあっていた坂巻と栗田はもう仲良くなってるだろうなとは思っていましたが、栗田が雪乃と結婚したてだったので驚きました。いや、結婚したことにではなくて、まだしていなかったことにです。2巻と3巻でまだぐずぐずやってたのか!?
今回は根岸の恋人、深川芸者の力丸姐さんを巻き込んでの事件で、同じような商売とは言いながら吉原と深川の違いを知ることができて興味深かったです。
奇抜な服装・髪型をして世間の常識を馬鹿にする≪大通人≫になるのが若者の間で流行ったという話も面白かった。ヒッピーやパンクみたいなものですかね。いつの時代でもこういう若者たちは生まれるんですよね。元禄時代の≪かぶき者≫もそうですよね。そういう時代時代の反抗する若者ファッションを奈良時代くらいから現代まで並べた展覧会なんかやったら面白そうです。
月路さんは面白いキャラなので、また出てきてほしい。
耳袋秘帖 深川芸者殺人事件 (文春文庫)
作者:風野真知雄
出版社:文藝春秋
ISBN:4167779102
《耳袋秘帖》シリーズの4巻目。図書館の都合で2巻と3巻を抜かして読んでしまったので、1巻では反撥しあっていた坂巻と栗田はもう仲良くなってるだろうなとは思っていましたが、栗田が雪乃と結婚したてだったので驚きました。いや、結婚したことにではなくて、まだしていなかったことにです。2巻と3巻でまだぐずぐずやってたのか!?
今回は根岸の恋人、深川芸者の力丸姐さんを巻き込んでの事件で、同じような商売とは言いながら吉原と深川の違いを知ることができて興味深かったです。
奇抜な服装・髪型をして世間の常識を馬鹿にする≪大通人≫になるのが若者の間で流行ったという話も面白かった。ヒッピーやパンクみたいなものですかね。いつの時代でもこういう若者たちは生まれるんですよね。元禄時代の≪かぶき者≫もそうですよね。そういう時代時代の反抗する若者ファッションを奈良時代くらいから現代まで並べた展覧会なんかやったら面白そうです。
月路さんは面白いキャラなので、また出てきてほしい。
耳袋秘帖 深川芸者殺人事件 (文春文庫)
作者:風野真知雄
出版社:文藝春秋
ISBN:4167779102
by timeturner
| 2016-02-16 20:19
| 和書
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