2016年 01月 06日
ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった |
流行語大賞「~なう」を受賞し、高校時代に起業した「うめけん」こと梅崎健理が、20歳になってこれまでのこと、これからのことについて分析しています。
小学校の頃からインターネットを操り、ツイッターを使って業界人とつながり、高校生で企業したというから、どれだけオタクなんだろうと思ったら、意外や意外、生の人間と会って話すのが大好きという昔ながらの「人間」でした。まあ、考えてみたらそうだよなあ。家にとじこもって人とコミュニケートしたがらない「オタク」が人を動かす仕事を成功させられるわけがない。
とにかくもう頭のいい子で、大人が考えそうな疑問や批判はとっくにわかっていて、ちゃんと手をうってあるし、自分の将来についても冷静に計算して進路を決めている。これからはこういう人間が増えていくのかなあ。
書いてあることはなにもかも至極まっとうで頷かされるし、きっとこれからの時代はこうなっていくんだろうとは思うんだけど、どこかでちょっとひっかかるんですよね。インターネットもツイッターも、苦手だったり年をとってついていけない人はアナログのままでいていいんですよ、なくても問題なく暮らせるように僕たち若くて頭のいい者が考えてあげますからね、と言われているような気がするのです。老人介護施設の若い職員たちが妙にやさしくて親切なときに感じるのと同じものを感じる。弱者に対する優越感と憐みが混じったようなもの。これってきっと年寄りの僻みなんでしょうね。
とはいっても、彼が提唱し、これから進めていこうとしている「マツコ」というニューアナログのためのシステムはなかなかよさそうですので、がんばってほしいと思います。
ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった (講談社+α新書)
作者:梅崎健理
出版社:講談社
ISBN:4062728567
小学校の頃からインターネットを操り、ツイッターを使って業界人とつながり、高校生で企業したというから、どれだけオタクなんだろうと思ったら、意外や意外、生の人間と会って話すのが大好きという昔ながらの「人間」でした。まあ、考えてみたらそうだよなあ。家にとじこもって人とコミュニケートしたがらない「オタク」が人を動かす仕事を成功させられるわけがない。
とにかくもう頭のいい子で、大人が考えそうな疑問や批判はとっくにわかっていて、ちゃんと手をうってあるし、自分の将来についても冷静に計算して進路を決めている。これからはこういう人間が増えていくのかなあ。
書いてあることはなにもかも至極まっとうで頷かされるし、きっとこれからの時代はこうなっていくんだろうとは思うんだけど、どこかでちょっとひっかかるんですよね。インターネットもツイッターも、苦手だったり年をとってついていけない人はアナログのままでいていいんですよ、なくても問題なく暮らせるように僕たち若くて頭のいい者が考えてあげますからね、と言われているような気がするのです。老人介護施設の若い職員たちが妙にやさしくて親切なときに感じるのと同じものを感じる。弱者に対する優越感と憐みが混じったようなもの。これってきっと年寄りの僻みなんでしょうね。
とはいっても、彼が提唱し、これから進めていこうとしている「マツコ」というニューアナログのためのシステムはなかなかよさそうですので、がんばってほしいと思います。
ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった (講談社+α新書)
作者:梅崎健理
出版社:講談社
ISBN:4062728567
by timeturner
| 2016-01-06 18:48
| 和書
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