2005年 07月 27日
シェーンにさよなら |
ショーンではありません(誰も聞いてないって)。
英会話学校のシェーン・イングリッシュ・スクールです。もうかれこれ5年近く家の近所の教室に通い続けてきましたが、このたび思うところあって辞めることにしました。なにもここで「思うところ」なんて遠まわしに言わなくてもいいのよね。要は不満だったんです。
最初の頃は先生にもクラスメイトにも恵まれて、すごく楽しかったんですが、なんだかだんだん先生の質が落ちてきて、それでもまあ話の合う人だったりしたし、クラスメイトのAさんともすっかり仲良しになったので、週に1回楽しくおしゃべりするのでもいいか、と思ってました。
が、最近になってずっと2人だったセミグループに新しいクラスメイトが2人入ってきて、片方はイギリスに3年間留学してた24歳の女性、もうひとりは1年くらいホームステイしていたらしい18歳の女子高校生。これに30代後半のAさんと50代の私、それに昨年オックスフォードを出たばかりの22歳男性ティムが先生というクラス編成になりました。
これが教科書を使って勉強するようなクラスだったら年齢差が大きくてもなんら問題はないんですが、シェーンが用意している教科書は文法がメインになっていて、みんながもう知ってるようなことしか書いてないんですよね。でも、これを使って会話が流暢にできるような授業も展開できるはずだけど(ベルリッツではやっているのを知っている)、学校側がそういうメソッドを持っていないのであとは先生個人の資質に頼るしかない。
いちばん最初の先生リンダはヨーロッパで英語教師をしていたこともある40代後半の女性で、人生経験も豊富で会話の内容も深く、このときは本当に進歩が自分で感じられました。次のマーティンもそれなりに苦労してきているので相手の気持ちをくむのにたけていて、私たちの希望に沿った教え方をしてくれました。が、そのあとはどんどん低下の一途。
ティムは今どきのメトロセクシャル系男の子で、流行りものにしか興味がない。だからフリーカンヴァセーションの授業だと会話の内容はいつでもファッション、恋人、流行のレストラン、この3つがぐるぐる回ってるだけ。たまにスターのゴシップとか。まあね、10代、20台、30代、50代の生徒に共通の話題なんてそうそうないから仕方がないのかもしれないけど、これじゃあいつまでたってもちゃんとした大人の会話なんてできるようになるとも思えないですよね。
そんなこんなでAさんとも「どうしようかしらねえ」と話していたんですが、結局Aさんは7月いっぱいで辞めました。ずっともうひとつ別の言語と平行して習っていたんだけど、そっちの先生が変わって授業の内容がとても濃くなったんだそうです。そうなると同じ授業料の英語のほうの貧弱さが目についてきたということ。
Aさんがいないなら今のクラスにこだわる必要もなくなったので学校にこちらの不満な点を言ってクラスを変えてもらいました。ふたりの先生の授業を1回ずつ受けてみて、どちらか好きなほうを選んでください、と言われたのだけれど、受けてみたら片方の先生は最初からけんか腰(英語が上達しないのは努力が足りないせいだって)で授業をする気も見せないので問題外。もうひとりは可もなく不可もなくだけど、他に選択肢もないのでそっちにしました。当分はクラスメイトがいないのでセミグループだけど個人レッスン(ただし30分)だからまあいいか、と思って。
で、2回受けてみたのですが、最初は教科書を使って工夫しようとしている姿勢が見えたので「いけるかな?」と思ったけど、2度目はホームワークもちゃんとして行ったのに全然そっちをやる気は見せず雑談に終始してしまった。結局は先生のやる気なのよねえ。教科書を使った授業は事前準備が必要だし、教えるほうにとっては退屈だから、ある程度喋れる相手だったら雑談のほうがずっとラク。だからみんなそっちに流れる。でも、こちらとしては単に相手がイギリス人だからというだけで30分おしゃべりするために4000円強払うのはなんだかなあ、と思ってしまう。ホストクラブと考えるには相手に不足があるし(^.^)。
というわけで(話が長いよ)、きのう授業のあとで(台風できょうは早仕舞いと言っているのに)8月いっぱいで辞めますと宣言してきました。先月から制度が変わって辞めるときには前の月の末までに告知して翌月分の月謝を払わなければならなくなったので。8月は18日から出ちゃうから半分無駄になっちゃうけどしょうがない。いろいろアレンジしてもらったし。
ここまで長く続けた習い事はなかったのでちょっと寂しい気はしますが、英語はいずれにしても続けていくつもりなので、今度は何か別の形を模索してみようと思っています。アドバイス歓迎!
英会話学校のシェーン・イングリッシュ・スクールです。もうかれこれ5年近く家の近所の教室に通い続けてきましたが、このたび思うところあって辞めることにしました。なにもここで「思うところ」なんて遠まわしに言わなくてもいいのよね。要は不満だったんです。
最初の頃は先生にもクラスメイトにも恵まれて、すごく楽しかったんですが、なんだかだんだん先生の質が落ちてきて、それでもまあ話の合う人だったりしたし、クラスメイトのAさんともすっかり仲良しになったので、週に1回楽しくおしゃべりするのでもいいか、と思ってました。
が、最近になってずっと2人だったセミグループに新しいクラスメイトが2人入ってきて、片方はイギリスに3年間留学してた24歳の女性、もうひとりは1年くらいホームステイしていたらしい18歳の女子高校生。これに30代後半のAさんと50代の私、それに昨年オックスフォードを出たばかりの22歳男性ティムが先生というクラス編成になりました。
これが教科書を使って勉強するようなクラスだったら年齢差が大きくてもなんら問題はないんですが、シェーンが用意している教科書は文法がメインになっていて、みんながもう知ってるようなことしか書いてないんですよね。でも、これを使って会話が流暢にできるような授業も展開できるはずだけど(ベルリッツではやっているのを知っている)、学校側がそういうメソッドを持っていないのであとは先生個人の資質に頼るしかない。
いちばん最初の先生リンダはヨーロッパで英語教師をしていたこともある40代後半の女性で、人生経験も豊富で会話の内容も深く、このときは本当に進歩が自分で感じられました。次のマーティンもそれなりに苦労してきているので相手の気持ちをくむのにたけていて、私たちの希望に沿った教え方をしてくれました。が、そのあとはどんどん低下の一途。
ティムは今どきのメトロセクシャル系男の子で、流行りものにしか興味がない。だからフリーカンヴァセーションの授業だと会話の内容はいつでもファッション、恋人、流行のレストラン、この3つがぐるぐる回ってるだけ。たまにスターのゴシップとか。まあね、10代、20台、30代、50代の生徒に共通の話題なんてそうそうないから仕方がないのかもしれないけど、これじゃあいつまでたってもちゃんとした大人の会話なんてできるようになるとも思えないですよね。
そんなこんなでAさんとも「どうしようかしらねえ」と話していたんですが、結局Aさんは7月いっぱいで辞めました。ずっともうひとつ別の言語と平行して習っていたんだけど、そっちの先生が変わって授業の内容がとても濃くなったんだそうです。そうなると同じ授業料の英語のほうの貧弱さが目についてきたということ。
Aさんがいないなら今のクラスにこだわる必要もなくなったので学校にこちらの不満な点を言ってクラスを変えてもらいました。ふたりの先生の授業を1回ずつ受けてみて、どちらか好きなほうを選んでください、と言われたのだけれど、受けてみたら片方の先生は最初からけんか腰(英語が上達しないのは努力が足りないせいだって)で授業をする気も見せないので問題外。もうひとりは可もなく不可もなくだけど、他に選択肢もないのでそっちにしました。当分はクラスメイトがいないのでセミグループだけど個人レッスン(ただし30分)だからまあいいか、と思って。
で、2回受けてみたのですが、最初は教科書を使って工夫しようとしている姿勢が見えたので「いけるかな?」と思ったけど、2度目はホームワークもちゃんとして行ったのに全然そっちをやる気は見せず雑談に終始してしまった。結局は先生のやる気なのよねえ。教科書を使った授業は事前準備が必要だし、教えるほうにとっては退屈だから、ある程度喋れる相手だったら雑談のほうがずっとラク。だからみんなそっちに流れる。でも、こちらとしては単に相手がイギリス人だからというだけで30分おしゃべりするために4000円強払うのはなんだかなあ、と思ってしまう。ホストクラブと考えるには相手に不足があるし(^.^)。
というわけで(話が長いよ)、きのう授業のあとで(台風できょうは早仕舞いと言っているのに)8月いっぱいで辞めますと宣言してきました。先月から制度が変わって辞めるときには前の月の末までに告知して翌月分の月謝を払わなければならなくなったので。8月は18日から出ちゃうから半分無駄になっちゃうけどしょうがない。いろいろアレンジしてもらったし。
ここまで長く続けた習い事はなかったのでちょっと寂しい気はしますが、英語はいずれにしても続けていくつもりなので、今度は何か別の形を模索してみようと思っています。アドバイス歓迎!
by timeturner
| 2005-07-27 12:26
| 学習
|
Comments(4)
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さやか
at 2005-07-28 13:25
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同じ学校で同じお金を払っているのに、先生によってそんなに変わっちゃうのは困りますよね。わたしは自宅でひとりで仕事をしているから、定期的に外に出るように英会話学校でも行ってみようかなと思ってたんですが、ちょっと考えちゃうかも。
shohさんくらいになったら、英語を勉強するんじゃなくて、英語でなにかを勉強するのがいいかも。わたしの行ってた大学には、英語で専門の授業をする先生がいましたが、大学の公開講座とかカルチャースクールなんかで、そういうのないのかな。
shohさんくらいになったら、英語を勉強するんじゃなくて、英語でなにかを勉強するのがいいかも。わたしの行ってた大学には、英語で専門の授業をする先生がいましたが、大学の公開講座とかカルチャースクールなんかで、そういうのないのかな。
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shoh
at 2005-07-28 21:07
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さやかさん
そういえばイギリスに4年くらいいた友人は最初アメリカに語学留学したんだけど2年いても全然上達しなくてショックを受けていたら、やはり知人から「英語を習うんじゃなくて英語で興味のあることを学習するほうが身につく」とアドバイスされて、イギリスのエステ専門学校に移りました。専門用語がばんばん出てくるので大変だったようだけど、好きなことだったからがんばれたし、英語も上達したって言ってました。
しかし私の興味があることって・・・(^_^;)。
そういえばイギリスに4年くらいいた友人は最初アメリカに語学留学したんだけど2年いても全然上達しなくてショックを受けていたら、やはり知人から「英語を習うんじゃなくて英語で興味のあることを学習するほうが身につく」とアドバイスされて、イギリスのエステ専門学校に移りました。専門用語がばんばん出てくるので大変だったようだけど、好きなことだったからがんばれたし、英語も上達したって言ってました。
しかし私の興味があることって・・・(^_^;)。
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ten
at 2005-07-29 21:38
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さやかさん&shohさん
私もshohさんのこの日記を読んでて、もう習う段階ではなくて、もっと他の方法があるかもなぁ・・・と思っていたです。
私が考えたのは「shohさんが外国人に英語で日本語を教える」ってのはどう?
反対の立場になるので結構鍛えられそうじゃない?
私もshohさんのこの日記を読んでて、もう習う段階ではなくて、もっと他の方法があるかもなぁ・・・と思っていたです。
私が考えたのは「shohさんが外国人に英語で日本語を教える」ってのはどう?
反対の立場になるので結構鍛えられそうじゃない?
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by
shoh
at 2005-07-30 18:16
x
tenちゃん
日本語教師って英語の力よりも日本語の力が必要みたいです。前に日本語教師をしている方から聞いたんだけど、英語力はそれほど問われないみたい。私、日本語の文法がからきし駄目なので無理だわ。英語圏の人が英文法をよく知らないのと同じで、母国語って文法を考えながら話さないからいざ教えようとすると難しいですよね。
日本語教師って英語の力よりも日本語の力が必要みたいです。前に日本語教師をしている方から聞いたんだけど、英語力はそれほど問われないみたい。私、日本語の文法がからきし駄目なので無理だわ。英語圏の人が英文法をよく知らないのと同じで、母国語って文法を考えながら話さないからいざ教えようとすると難しいですよね。