2014年 11月 06日
ディッキーの幸運 |
ディックはロンドンに住む貧しい少年。両親が亡くなり、意地悪なおばさんの家で暮らしていたが、ある日家を飛び出して、物乞いの男と一緒に旅に出た。脚が不自由というハンデはあったものの、賢いディックは父親が亡くなるときに渡してくれた不思議なガラガラを使って自在に時間の中を旅する秘密をみつけだした・・・。『アーデン城の宝物』の続編。
あー、やっぱり好きだ、これ。原書を読んだときにも書いたけれど、『アーデン城の宝物』よりもっとこっちが好きだな。多少時代がかってはいるけど、《気高い精神》の重要性をこれほど見事に描いてくれる児童文学はなかなかないと思う。ちょっと複雑な感慨を残す終わり方も好き。主人公がディッキーひとりなのも私好み。
作者が読者に話しかける形式は、もうすっかり慣れてしまったせいか、知り合いの面白いおばさんがお話をしてくれているみたいに楽しめるようになりました。それぞれ独立しても読めるけれど、続けて読むと2倍楽しい。
ディッキーの幸運
原題:Harding's Luck
作者:E・ネズビット
イラスト:
訳者:井辻朱美、永島憲江
出版社:東京創元社
ISBN:4488010288
あー、やっぱり好きだ、これ。原書を読んだときにも書いたけれど、『アーデン城の宝物』よりもっとこっちが好きだな。多少時代がかってはいるけど、《気高い精神》の重要性をこれほど見事に描いてくれる児童文学はなかなかないと思う。ちょっと複雑な感慨を残す終わり方も好き。主人公がディッキーひとりなのも私好み。
作者が読者に話しかける形式は、もうすっかり慣れてしまったせいか、知り合いの面白いおばさんがお話をしてくれているみたいに楽しめるようになりました。それぞれ独立しても読めるけれど、続けて読むと2倍楽しい。
ディッキーの幸運
原題:Harding's Luck
作者:E・ネズビット
イラスト:
訳者:井辻朱美、永島憲江
出版社:東京創元社
ISBN:4488010288
by timeturner
| 2014-11-06 18:35
| 和書
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