2014年 11月 04日
身がわり王子と大どろぼう |
昔あるところに、とても性格の悪いいたずらな王子がいた。勉強はしないし、毎日ひどいいたずらばかりしてまわりに迷惑をかけていたが、罰としてむちで打たれるのは王子ではない。身がわり役のジェミーだ。衣食住に苦労はないジェミーだったが、そんな生活にはとうに嫌気がさし、隙をみつけてお城から抜け出すつもりでいた。だた、ある日、王子のほうから家出をするからついてこいと命令され、しぶしぶついていくと森の中で凶悪な追いはぎ一味につかまった・・・。
さまざまな驚きや冒険がおりこまれていて、ひねりあり、ユーモアあり、最終的には友情と成長の物語になっているという、いかにもシド・フライシュマンらしいよく出来たお話。どの要素も面白いので、どうせなら倍くらいふくらませてじっくり読ませてもよかったんじゃないかと思ったけど、対象年齢(小学3~4年生)の子どもが飽きずに一気に読める量はこのくらいなのかもしれない。
あとがきを読んだら、高貴な人の代わりに鞭うたれる身がわり王子という役目、作者の創作ではなくて過去に実際にあった話だと書いてあったので驚いた。
身がわり王子と大どろぼう (子どもの文学・青い海シリーズ)
作者:シド・フライシュマン
イラスト:ピーター・シス
出版社:童話館出版
ISBN:4887501226
さまざまな驚きや冒険がおりこまれていて、ひねりあり、ユーモアあり、最終的には友情と成長の物語になっているという、いかにもシド・フライシュマンらしいよく出来たお話。どの要素も面白いので、どうせなら倍くらいふくらませてじっくり読ませてもよかったんじゃないかと思ったけど、対象年齢(小学3~4年生)の子どもが飽きずに一気に読める量はこのくらいなのかもしれない。
あとがきを読んだら、高貴な人の代わりに鞭うたれる身がわり王子という役目、作者の創作ではなくて過去に実際にあった話だと書いてあったので驚いた。
身がわり王子と大どろぼう (子どもの文学・青い海シリーズ)
作者:シド・フライシュマン
イラスト:ピーター・シス
出版社:童話館出版
ISBN:4887501226
by timeturner
| 2014-11-04 21:30
| 和書
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