2014年 06月 16日
完訳・エリア随筆 I 正篇[上] |
エリアという偽名で書かれたエッセイ、いわゆる「エリア随筆」の正篇・続篇を新訳・完訳したものです。4分冊で刊行の予定で、1冊目には、「休暇中のオックスフォード」を含む全15編を収録、さらには本文と同じかそれ以上のボリュームがある詳細な注釈もついています。
目次を見るといずれも面白そうでワクワクするし、率直すぎる物言いや、世をすねたようなアイロニーに富んだ表現は面白く、現代人が読んでも楽しめる内容なんですが、いざ読みだすと2ページも進まないうちにうとうとと眠くなり、これではいかんと坐り直して読み進めるものの、言葉がつるつると目の前をすべり、何が書いてあるのかわからないまま数行進んで、あわてて元に戻る、の繰り返し。
訳者あとがきに「訳文は未熟であるが、藤巻氏の詳細な注釈は、これだけでも、ラムの文章を味読しようとする人にとって大きな便宜となるに違いない」とありましたが、未熟だとは思いませんが読者フレンドリーではないんじゃないかなあ。まあ、私の集中力、理解力が衰えてるせいもありますね。
完訳・エリア随筆 I
原題:Essays of Elia
作者:チャールズ・ラム
訳者:南條竹則
注釈:藤巻 明
出版社:国書刊行会
ISBN:4336057702
目次を見るといずれも面白そうでワクワクするし、率直すぎる物言いや、世をすねたようなアイロニーに富んだ表現は面白く、現代人が読んでも楽しめる内容なんですが、いざ読みだすと2ページも進まないうちにうとうとと眠くなり、これではいかんと坐り直して読み進めるものの、言葉がつるつると目の前をすべり、何が書いてあるのかわからないまま数行進んで、あわてて元に戻る、の繰り返し。
訳者あとがきに「訳文は未熟であるが、藤巻氏の詳細な注釈は、これだけでも、ラムの文章を味読しようとする人にとって大きな便宜となるに違いない」とありましたが、未熟だとは思いませんが読者フレンドリーではないんじゃないかなあ。まあ、私の集中力、理解力が衰えてるせいもありますね。
南洋商会藤巻明さんによる注釈はほんとうに詳しくて、解説も読みやすく、これだけで資料的な価値はあると思います。
休暇中のオックスフォード
三十五年前のクライスツ・ホスピタル校
人間の二種族
除夜
バトル夫人のホイストに関する意見
耳に関する一章
萬愚節
クエーカー宗徒の集会
学校教師今昔
ヴァレンタインの祭日
全からざる共感
魔女その他夜の恐怖
私の近親
ハーフォードシャーのマッカリー・エンド
完訳・エリア随筆 I
原題:Essays of Elia
作者:チャールズ・ラム
訳者:南條竹則
注釈:藤巻 明
出版社:国書刊行会
ISBN:4336057702
by timeturner
| 2014-06-16 21:30
| 和書
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