2014年 06月 13日
水仙 |
自分の美しさに恋焦がれて死に、水仙となったナルキッソスのギリシャ神話を現代に置き換えた物語。弦楽四重奏団でチェロを弾くテオドールは、その美しさと才能で多くの人々を魅了するが、結局は彼らを傷つけてしまう。家族もキャリアも友人も棄てて手に入らぬものを追い求める彼の真の闘いは、自分自身との闘いなのだった。(公式サイトの紹介より)
5月30日から6月22日まで、東京国立近代美術館フィルムセンターを会場に開催されているEUフィルムデーズ(EU加盟28か国中23か国の作品を紹介)の参加作品にリトアニアの映画があったので見てきました。
エストニアとラトビアからの参加作品もあったのですが、残念ながらエストニアは終わってしまっていて、ラトビアは子ども向けのショートアニメだったのでパス。ポーランドの作品でヴィリニュスを舞台にしたものがあったのですが、これも日程が合わなくて見られませんでした。で、なんとか行くことができたのがこのリトアニア映画。
最初に監督(女性)が紹介されて簡単な挨拶をし、上映後にQ&Aがあるという進行でした。挨拶のときにこれが最初の長編作品だと言うのを聞いてちょっと不安になったんですが・・・。
予感的中。そもそも「どうして?」というテーマだったけど、なんらかのヒネリがあるだろうと思ってた。が、ヒネリどころか、なぜ主人公がそこまで苦しむのか、まわりの人を片っ端から傷つけて何がしたいのか、そもそも、たいして美しくない(個人的見解です)のにどうしてそんなに特別扱いされるのか・・・。映画産業がまだそれほど盛んではないのか、俳優さんたちも素人っぽくて、演技の域に達していませんでした。
セリフが多いので英語字幕がどんどん流れていくからちゃんと内容を把握できていないのかもしれないし、それ以前に英語字幕がちゃんと翻訳されていないのかもしれない。どう見ても面白くないセリフなのに、隣にいたリトアニア人が受けまくって笑っていたから。もっとも、そこは関係者席だったので、単なる内輪ネタだったのかもしれません。
まあ、それでもヴィリニュス(だと思うんだけど)がけっこう大きな街で緑も多いということはわかったし、リトアニアにも豪雨があって、道路が氾濫することがあるというのもわかった。夏の夜は野外のカフェでロマンチックに飲むのもよさそうだった。クラシック音楽はレベルが高そうだった(映画の中でヴァイオリンとチェロが合奏するシーンは素晴らしかった)。
それと、リトアニア人は映画館で携帯を鳴らしても平気だというのも隣のリトアニア人たちのふるまいを見て知りました。旅行前にモチベーションを高めようと思ったのに、なんか逆効果だったみたい。
原題:Narcizas(2012)
上映時間:103 分
製作国:リトアニア
監督:ドヴィレ・ガシューナイテ
出演:Amvrosios Vlachopoulos、Sigitas Sidlauskas、Asmik Grigorian、Susanna Perry Gilmore、Perminaite Urte、Edvinas Kaziukaitisほか。
5月30日から6月22日まで、東京国立近代美術館フィルムセンターを会場に開催されているEUフィルムデーズ(EU加盟28か国中23か国の作品を紹介)の参加作品にリトアニアの映画があったので見てきました。
エストニアとラトビアからの参加作品もあったのですが、残念ながらエストニアは終わってしまっていて、ラトビアは子ども向けのショートアニメだったのでパス。ポーランドの作品でヴィリニュスを舞台にしたものがあったのですが、これも日程が合わなくて見られませんでした。で、なんとか行くことができたのがこのリトアニア映画。
最初に監督(女性)が紹介されて簡単な挨拶をし、上映後にQ&Aがあるという進行でした。挨拶のときにこれが最初の長編作品だと言うのを聞いてちょっと不安になったんですが・・・。
予感的中。そもそも「どうして?」というテーマだったけど、なんらかのヒネリがあるだろうと思ってた。が、ヒネリどころか、なぜ主人公がそこまで苦しむのか、まわりの人を片っ端から傷つけて何がしたいのか、そもそも、たいして美しくない(個人的見解です)のにどうしてそんなに特別扱いされるのか・・・。映画産業がまだそれほど盛んではないのか、俳優さんたちも素人っぽくて、演技の域に達していませんでした。
セリフが多いので英語字幕がどんどん流れていくからちゃんと内容を把握できていないのかもしれないし、それ以前に英語字幕がちゃんと翻訳されていないのかもしれない。どう見ても面白くないセリフなのに、隣にいたリトアニア人が受けまくって笑っていたから。もっとも、そこは関係者席だったので、単なる内輪ネタだったのかもしれません。
まあ、それでもヴィリニュス(だと思うんだけど)がけっこう大きな街で緑も多いということはわかったし、リトアニアにも豪雨があって、道路が氾濫することがあるというのもわかった。夏の夜は野外のカフェでロマンチックに飲むのもよさそうだった。クラシック音楽はレベルが高そうだった(映画の中でヴァイオリンとチェロが合奏するシーンは素晴らしかった)。
それと、リトアニア人は映画館で携帯を鳴らしても平気だというのも隣のリトアニア人たちのふるまいを見て知りました。旅行前にモチベーションを高めようと思ったのに、なんか逆効果だったみたい。
原題:Narcizas(2012)
上映時間:103 分
製作国:リトアニア
監督:ドヴィレ・ガシューナイテ
出演:Amvrosios Vlachopoulos、Sigitas Sidlauskas、Asmik Grigorian、Susanna Perry Gilmore、Perminaite Urte、Edvinas Kaziukaitisほか。
by timeturner
| 2014-06-13 22:19
| 映画
|
Comments(0)