2013年 12月 09日
佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 |
アヴァンギャルドなマンガ家であり、絵本作家であり、挿絵画家でもある佐々木マキの歴史と作品の全貌を探る本。未発表のイラストや資料も多数収録。
あらあ、恥ずかしながら今の今まで佐々木マキは女性だと思ってました。アニキな作風だとは思っていたけど、男性かもしれないなんて考えてもみなかった。思い込みってこわいなあ。まあ、女性だろうが男性だろうが作品の質には関係ないし、面白ければ宇宙人だっていいんだけどね。
元々はガロでデビューした漫画家だったのが、仕事がなくなり東京から京都に移って最初に描いた初絵本『やっぱりおおかみ』で絵本作家の道を歩き出したのだそう。私が佐々木マキを知ったのは絵本からなので、昔の漫画作品の一部は面白く見たものの、やはり絵本が魅力かな。
この人の絵本は、相手が子どもだからと手加減せず、自分が面白いと思うものだけ書いているところが好き。結果として子どもにも大人にも楽しめる作品になっている。インタビューの中で面白いなと思ったのは以下の発言。
まだ読んでいない絵本がたくさん紹介されていたので、巻末の作品リストを頼りに読んでいかなくちゃ。地元の図書館にあればいいけど、予約冊数が15冊までと決められていて、普通の本の予約もいっぱいいっぱいに入れている身としてはつらいものがあります。絵本はすぐに読めちゃうから1冊ずつ借りていてははかがいかない。15冊って少なすぎますよねえ。貸出数の制限はないのに。
佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 (らんぷの本)
作者:佐々木マキ
編者:小原央明
出版社:河出書房新社
ISBN:4309750036
あらあ、恥ずかしながら今の今まで佐々木マキは女性だと思ってました。アニキな作風だとは思っていたけど、男性かもしれないなんて考えてもみなかった。思い込みってこわいなあ。まあ、女性だろうが男性だろうが作品の質には関係ないし、面白ければ宇宙人だっていいんだけどね。
元々はガロでデビューした漫画家だったのが、仕事がなくなり東京から京都に移って最初に描いた初絵本『やっぱりおおかみ』で絵本作家の道を歩き出したのだそう。私が佐々木マキを知ったのは絵本からなので、昔の漫画作品の一部は面白く見たものの、やはり絵本が魅力かな。
この人の絵本は、相手が子どもだからと手加減せず、自分が面白いと思うものだけ書いているところが好き。結果として子どもにも大人にも楽しめる作品になっている。インタビューの中で面白いなと思ったのは以下の発言。
それが絵本をやるようになってから、「よくこんなきれいごとを……」というのが大きな顔をしてまかり通っている世界に来てしまって、びっくりしました。おかげでマンガを描いているころは友達がたくさんいたのに、絵本をやるようになってからは同業の友だちはほとんどいなくなってしまいました(笑)。それくらい世界が違ったんですよ。えー、絵本の世界ってやっぱりそんなふうなのか。ちょっと怖いな。
まだ読んでいない絵本がたくさん紹介されていたので、巻末の作品リストを頼りに読んでいかなくちゃ。地元の図書館にあればいいけど、予約冊数が15冊までと決められていて、普通の本の予約もいっぱいいっぱいに入れている身としてはつらいものがあります。絵本はすぐに読めちゃうから1冊ずつ借りていてははかがいかない。15冊って少なすぎますよねえ。貸出数の制限はないのに。
佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 (らんぷの本)
作者:佐々木マキ
編者:小原央明
出版社:河出書房新社
ISBN:4309750036
by timeturner
| 2013-12-09 20:57
| 和書
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