2013年 01月 09日
猫町 |
道に迷い、見知らぬ町にまぎれこんでしまう。洒落た店が並び、上品な人々がいきかう町だったが、ちょっとしたきっかけで均衡が崩れたとたん、あたりは猫、猫、猫、猫だらけの町に変貌していた・・・。
妄想ぎりぎり、狂気の一歩手前といった雰囲気の息づまるような文章に、これまたパラノイアめいた挿画が添えられて、なんともいえない夢幻の世界に引き込まれます。ちょっとアンナ・カヴァンの短編を思い出した。
萩原朔太郎の詩は若い頃に好きだったことがあるのだけれど、ひょっとしてこの人、散文は下手? 書かれているアイディアというか、構築されている世界は凡人にはとても到達できないものではあるんだけど、文章のあちらこちらになんだかおかしな部分があるような・・・。単に私の体内リズムと合わないだけなのかもしれないけれど。「い」抜きが特にひっかかった。
猫町
作者:萩原朔太郎
装画:金井田英津子
出版社:パロル舎
ISBN:4894191679
妄想ぎりぎり、狂気の一歩手前といった雰囲気の息づまるような文章に、これまたパラノイアめいた挿画が添えられて、なんともいえない夢幻の世界に引き込まれます。ちょっとアンナ・カヴァンの短編を思い出した。
萩原朔太郎の詩は若い頃に好きだったことがあるのだけれど、ひょっとしてこの人、散文は下手? 書かれているアイディアというか、構築されている世界は凡人にはとても到達できないものではあるんだけど、文章のあちらこちらになんだかおかしな部分があるような・・・。単に私の体内リズムと合わないだけなのかもしれないけれど。「い」抜きが特にひっかかった。
猫町
作者:萩原朔太郎
装画:金井田英津子
出版社:パロル舎
ISBN:4894191679
by timeturner
| 2013-01-09 16:56
| 和書
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