2012年 12月 01日
『ホビット 思いがけない冒険』レッドカーペット |
『ホビット 思いがけない冒険』はずっと楽しみにしていたのですが、特典つきの前売券を買ったらすっかり安心してしまい、プレミア試写会のチェックを忘れていました。というか、全世界同時リリースだと思い込んでいたので、プレミア試写会はないと思ってた。
そうしたら友人からメールが来て、職場の同僚が「ジャパン・ホビット・フェスティバル/レッド・カーペット観覧」に当たったのだが行けないので私に譲ってくださるとの連絡。もしかしてこれが先日来の不運続きをカヴァーする幸運かしら、なんて思いながらありがたく頂戴いたしました。会場は六本木ヒルズのアリーナ。夏にベルギービールフェスティバルをやったところです。下の写真は上から見たところ。右側がステージです。
5時開場、6時開演というので4時半に行ってみたところ、整理番号は942番。聞いた話では始発で整理券をとりにきたとか、徹夜したとかいう話もあって、いやあ、みんな元気だなあと感心。そういう人たちはしっかりコスプレしてきて、肩がむき出しのエルフのドレスとか着てるからよけいにそう思います。私たちのブロックにはコスプレの人は皆無。わずかにひとり、エルフの耳をつけた人がいただけでした。残念。
入場の際にエルフの扮装をしたニュージーランド航空のスタッフから厚紙でできたサイン用色紙のようなものを渡されました。ホビット仕様の機体が配されていてしっかりプロモーションをしています。
整理番号順に入場すると、アリーナの内部がブロック分けされていて、入場の際に渡されたカードに書かれたブロックに入れられます。なんだか家畜即売会みたいです。942番だからきっと後ろのほうの何も見えないところだろうと覚悟していたのですが、早い番号の人たちは周縁のレッドカーペット沿いに誘導されたため、私たちはステージ正面、前から7列目くらいの位置につくことができました。
ゲストたちはけやき坂のほうから車で到着し、アリーナ入口から敷かれたレッドカーペットの上をアリーナの円形をぐるっと回るような形でファンサービスをして、最後にステージに上がるという段取り。けやき坂はいまクリスマス用のライトアップがされているので、なかなか美しい設定です。イライジャの背後にイルミネーションが見えるでしょ?
ゲスト一堂とにかくサービス満点で、サインしまくり、握手しまくり、2ショットしまくりなので、なかなか進まないのよ。会場の真ん中にいる私たちはスクリーンに映し出された様子を見ることができるのですが、私たちにとっては絵に描いた餅状態。最初のうちはそれでも2ショット撮ってるのにきゃーっとか反応して「いいなあ!」なんて言い交わしていましたが、そのうち「まだかなあ」「どこまで進んだの?」とかいう声もちらほら。
そのブロックにいた人たちはみんな開場間際に来た人たちですから、それほど熱狂的というわけではないんでしょうが、それでもまわりから聞こえる話を聞いていると「ロード・オブ・ザ・リング」から継続してきているという感じのファン魂があふれていて、けっこう楽しめ、退屈しませんでした。ただ、寒いのよね。もちろんこれに備えて着膨れるほど着てはいたのですが、じっと立っていると寒さが身体にしみこんでくる。
レッドカーペット沿いでサインをしてもらっている人たちは前述の始発組とかですから、コスプレしている人も多く、サインしてもらうために持ってきているものも、「ロード・オブ・ザ・リング」がらみのレアものとか、今はなつかしい中つ国パスポートなんかがあって楽しかったです。
ゲストの顔ぶれはいろいろ噂はあったものの、結果的にはピーター・ジャクソン監督、アンディ・サーキス、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、それにイライジャ・ウッドでした。ヒューゴ・ウィーヴィングも予定には入っていたんだけど来なかった。
レッドカーペットの最後にステージ手前で俳優4人が並んでメディア向けの記念撮影があり、それからステージが暗くなり、炎が噴き出し、スモークがたかれ、そのスモークが薄れていくとステージ上に全員が立っているという演出でした。挨拶とひとりひとつのQ&Aがあり、さくさくと終了。スクリーンに映ったものではない生の姿が見られたのはほんの15分くらいでしたが、それでもやはり目の前で実物が動いて喋っているのを見るのは感動的です。マーティンのいかにも英国人なワトソンそのままの話し方もうれしかった。
アンディもイライジャもまるで変わっていなくてびっくりです。マーティンは「シャーロック」のワトソンのときよりすっきり痩せてて、紺地チェック(ブラックウォッチかな?)のタキシードに白いハンカチをポケットから覗かせてダンディでした。普通の人にはまず着られない青の革スーツを着こなしたリチャード・アーミティッジは絵に描いたようなイケメン。オーク6匹と戦うシーンの撮影中に自分が使っていた盾が顔に当たり、血みどろになるような怪我をしたのだけれど、それを監督していたアンディ・サーキスが迫力が出ていいからと撮影を続行して、映画にもそのシーンが使われているというエピソードを話してくれました。
PJは「ロード・オブ・ザ・リング」のプレミアのときよりは痩せていたけど、でもやっぱりホビット体形になってた。編集の追い込みとプレミアツアーとでボロボロのようで、かなりやつれていたのが気になりました。それでもマーティンが「ホビットの主役に抜擢されてプレッシャーはなかったですか?」という質問に答えようとしているときに、ポケットからとりだした赤いカメラでマーティンのまわりをぐるぐると回って撮影するふりをしていたのは相変わらずのお茶目さんで可愛かったです。
最後はステージの上のほうから金色のテープがふりそそぎ、会場からの拍手と歓声に送られてゲストたちが手を振りながら試写会会場に向かって去っていきました。ああ、楽しかった! 初日まであと2週間。待ち遠しいです。
by timeturner
| 2012-12-01 23:41
| 映画
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