2012年 11月 08日
映像で読み解く英米社会「この自由な世界で」 |
「英国王のスピーチ」に続き、今期の受講3回目です。先週の「アザー・ピープルズ・マネー」はパスしました。結局今回もイギリス映画の会だけ出席しました。わかりやすい受講生です。
きょうの講師は外資系の会社で人事の仕事をしてからシェフィールド大学で研究し、キャリア開発や労働社会学を専門としている女性なので、対象となるケン・ローチの映画にはぴったりの人選だと思い期待していたのですが、気の毒なことに最終回のため最後に他の回の講師たちの補遺などまとめのための時間を30分とる必要があって、講義時間はたったの1時間。
1時間で映画も少し見せ、自分の経歴も語り、それでイギリスの労働・人種問題について語るのはどう考えても無理があります。というわけで、なんとも駆け足で中途半端な内容になってしまいました。
実は今回の映画は未見で、講義が近くなったらツタヤで借りて見るつもりでいたのが、ばたばたしているうちに見ることができず。いつも講義が始まる前にずっとDVDを流しているので早めにいけばある程度見られるだろうと6時ちょっと過ぎに行ったのですが、残念ながらDVDを流し始めたのは6時半を過ぎてからでした。
でもまあ、30分ちょっと見ただけでも、いかにもケン・ローチらしい、答えがないまま終わり、あとはオーディエンスがそれぞれに考えなくてはならない映画だということはわかりました。
不況にあえぐイギリスで、職を転々としてきたシングルマザーの主人公が使い捨ての人生にほとほといやけがさし、自分で移民労働者を対象とした職業紹介所を立ち上げたものの、利益を追求するうちに不法滞在の外国人を斡旋するようになり・・・という内容です。
以前のイギリスではカリブ系、インド・パキスタン系、アフリカ系など、かつて植民地だった国々からの移民が人種問題の原因となっていましたが、最近では東欧諸国から流入する白人労働者の問題が大きくなっているのだそうです。そうした状況を背景に、個人の幸福の追求とビジネス倫理とが衝突したとき、あなただったらどうしますか?というのがこの映画の問いかけです。
後半30分のまとめのとき、「英国王のスピーチ」の講師だった先生が今回紹介された映画に関する最新トピックスをピックアップして紹介してくれたのですが、そのときに「『裏切りのサーカス』に出ていたイケメンの俳優さんが主演している「Sherlock」がお勧めです」と声を大にしていたのでこっそり笑ってしまいました。あの先生、カンバーバッチのファンなんだ。ひょっとしたら『Sherlock: The Case』も読んだかな。
きょうの講師は外資系の会社で人事の仕事をしてからシェフィールド大学で研究し、キャリア開発や労働社会学を専門としている女性なので、対象となるケン・ローチの映画にはぴったりの人選だと思い期待していたのですが、気の毒なことに最終回のため最後に他の回の講師たちの補遺などまとめのための時間を30分とる必要があって、講義時間はたったの1時間。
1時間で映画も少し見せ、自分の経歴も語り、それでイギリスの労働・人種問題について語るのはどう考えても無理があります。というわけで、なんとも駆け足で中途半端な内容になってしまいました。
実は今回の映画は未見で、講義が近くなったらツタヤで借りて見るつもりでいたのが、ばたばたしているうちに見ることができず。いつも講義が始まる前にずっとDVDを流しているので早めにいけばある程度見られるだろうと6時ちょっと過ぎに行ったのですが、残念ながらDVDを流し始めたのは6時半を過ぎてからでした。
でもまあ、30分ちょっと見ただけでも、いかにもケン・ローチらしい、答えがないまま終わり、あとはオーディエンスがそれぞれに考えなくてはならない映画だということはわかりました。
不況にあえぐイギリスで、職を転々としてきたシングルマザーの主人公が使い捨ての人生にほとほといやけがさし、自分で移民労働者を対象とした職業紹介所を立ち上げたものの、利益を追求するうちに不法滞在の外国人を斡旋するようになり・・・という内容です。
以前のイギリスではカリブ系、インド・パキスタン系、アフリカ系など、かつて植民地だった国々からの移民が人種問題の原因となっていましたが、最近では東欧諸国から流入する白人労働者の問題が大きくなっているのだそうです。そうした状況を背景に、個人の幸福の追求とビジネス倫理とが衝突したとき、あなただったらどうしますか?というのがこの映画の問いかけです。
後半30分のまとめのとき、「英国王のスピーチ」の講師だった先生が今回紹介された映画に関する最新トピックスをピックアップして紹介してくれたのですが、そのときに「『裏切りのサーカス』に出ていたイケメンの俳優さんが主演している「Sherlock」がお勧めです」と声を大にしていたのでこっそり笑ってしまいました。あの先生、カンバーバッチのファンなんだ。ひょっとしたら『Sherlock: The Case』も読んだかな。
by timeturner
| 2012-11-08 21:58
| 学習
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