2012年 07月 14日
おおきな木 |
少年は成長し、変わっていっても、その木はいつでもそこにあり、少年を愛してくれた・・・。
村上春樹の訳だったのでつまらないはずはないかなと思って読んでみたら、ほんとにいい本だった。少し、ほんの少しだけクサさを感じるけれど、途中でちょっとはずしてみせるとぼけ方に救われている。このバランス感覚はすごいな。「ぼくを探しに」の人なのね、なるほど。
木の上部が見切れていたり、少年の足しか描かれていなかったりといった少しはずした構図がツボでした。単純な線しか使っていないのに、ものすごくセンスがいい。
おおきな木
原題:The Giving Tree
作者:シェル・シルヴァスタイン
訳者:村上春樹
出版社:あすなろ書房
ISBN:4751525409
村上春樹の訳だったのでつまらないはずはないかなと思って読んでみたら、ほんとにいい本だった。少し、ほんの少しだけクサさを感じるけれど、途中でちょっとはずしてみせるとぼけ方に救われている。このバランス感覚はすごいな。「ぼくを探しに」の人なのね、なるほど。
木の上部が見切れていたり、少年の足しか描かれていなかったりといった少しはずした構図がツボでした。単純な線しか使っていないのに、ものすごくセンスがいい。
おおきな木
原題:The Giving Tree
作者:シェル・シルヴァスタイン
訳者:村上春樹
出版社:あすなろ書房
ISBN:4751525409
by timeturner
| 2012-07-14 20:21
| 和書
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