2012年 02月 11日
ニックとグリマング |
地球上に人間が増えすぎ、特権階級にしか仕事が回ってこず、庶民は小さな高層アパートの一室で暮らす未来社会。食料不足からペットを飼うことも禁じられていたが、ニックと両親のグレアム一家は偶然拾った猫ホレースをこっそり飼っていた。ホレースがみつかり、ペット検察官につれていかれるという事態に直面したニックの父親は、地球に見切りをつけて「農夫の星」に移住することを決意する・・・。
ディックの死後に発見された唯一の児童文学だそうです。でも、中身はもろSF。子供向けなのでストーリーは単純ですが、悪辣で獰猛なグリマング、のろまで間抜けなウーブ、不気味なオトウサンモドキ、元気で愉快なスピッドルなど、人間顔負けのユニークな異星生物たちの話だけで充分に楽しめます。
「驚愕の町!」「不可解の町!」と騒ぐスピッドルたちが私のお気に入り。原文はなんて言ってるんだろう?
原題:Nick and The Glimmung
作者:フィリップ・K・ディック
訳者:菊池 誠
出版社:筑摩書房
ISBN:4480831177
ディックの死後に発見された唯一の児童文学だそうです。でも、中身はもろSF。子供向けなのでストーリーは単純ですが、悪辣で獰猛なグリマング、のろまで間抜けなウーブ、不気味なオトウサンモドキ、元気で愉快なスピッドルなど、人間顔負けのユニークな異星生物たちの話だけで充分に楽しめます。
「驚愕の町!」「不可解の町!」と騒ぐスピッドルたちが私のお気に入り。原文はなんて言ってるんだろう?
原題:Nick and The Glimmung
作者:フィリップ・K・ディック
訳者:菊池 誠
出版社:筑摩書房
ISBN:4480831177
by timeturner
| 2012-02-11 18:59
| 和書
|
Comments(0)