2011年 10月 27日
インターネット講座 |
区の広報によくシニアのためのインターネット講座の案内が出ているのですが、必要は感じないので見過ごしてきました。が、先月掲載されていたのは「指先でできる”簡単”インターネット講座~iPadを使ってみよう!」というもの。
これまでiPadに興味はあったものの、Appleの製品は使ったことがないので勝手がわからないし、店頭で触ってると店員が近寄ってくるのが面倒で敬遠していました。この機会に一度、思う存分さわってみようと思い、申し込んでみました。
で、きょうがその講座の日。会場はふだん行っている図書館の二階と便利このうえなし。二階には前に「外国で森鴎外と出会う、その特殊性と意味」という講演を聞きにいったのと、確定申告相談会に行ったことがあるだけです。どちらも大きな会場だったのですが、きょう行ったのはもっと小さめで、床にはじゅうたんが敷いてあり土足厳禁。なんとなくiPadって雰囲気じゃないような・・・。
そして私の前に受付をしていたおばあさんは腰がほとんど垂直に曲っていて杖をついています。ほんとにここでいいのだろうか?と思いながら中に入ると、ちゃんと机の上にiPadがひとり1台ずつ置いてありました。
参加者は10人で男女比は3:7。年齢は私がいちばん若いくらい。全員iPadにさわるのは初めてでスマートフォンにも触ったことがない。でもほとんどの人がPCは使ったことがある。まあPCをさわったことがなくてiPadの講習会に来ようなんて人はいないでしょう。でも、だんだんとわかってくるのですが、PCを持ってはいても使えていない人が「指先でできる”簡単”インターネット」という言葉から、これなら大丈夫なんじゃないかという希望を持って参加したケースも多いみたい。
講師は三鷹のNPOシニアSOHO普及サロンという市民グループで、その中の「iPadを楽しむ会」のメンバーです。前にたって教える講師のほかにサポートインストラクターが6人くらいいました。参加者ひとりにほぼ一人つくという贅沢な環境です。でも、始まってみると確かにそれが必要なことがわかりました。やはり年配の方は新しいものに対する順応性が低い。女性の場合はなんでも人にやってもらいたがるし、やってもらうと覚えない。男性の場合は勝手にいじってわけがわからなくなる。
説明された機能はメモ、マップ、カメラ、写真、Safariだけ。前の時間のグループのときに全員がネットにつなごうとしたらつながらなくなって大変だったそうで、つなぐときは3人くらいずつ交替だったのでほとんど何もしないうちに時間がたってしまった、という感じ。自由にいじれる時間が30分くらいあったらよかったのですが。でもまあ大体どういうものかはわかりました。おそらくスマートフォンもこれを小さくしたような感じなのよね?
意外だったのは文字のサイズ。海外に行くときスマートフォンがあれば便利だろうとずっと購入を検討しているのですが、ネックは文字の大きさ。この前買ったソニーのモバイルPCで懲りたので、老眼鏡なしで見られる画面であることが私にとっては必須条件です。
で、iPadなら画面が大きいから文字も大きい(あるいは大きくできる)のだろうと思っていたのですが、小さいのねえ。画面を広げれば文字も大きくなりますが、それだと画面からはみ出る部分ができて全体が見られない。
設定画面を自分であれこれいじれる時間がなかったのでインストラクターに聞いたのですが、文字の基本設定でフォントを大きくすることはできないという。ホームのアイコンは不必要なくらい大きいのに、その下にある文字が小さいのはなぜ? デザイン性が損なわれからかしら。老人にやさしくないですね。インストラクターはアイコンの絵を覚えて使っているから不便はないと言うのですが、アイコン部分だけでなく色々な場所で小さい文字が使われているのだから、やはり使い勝手が悪いと思う。
あとは重さ。同席されていたApple社の方は「林檎2個分」とおっしゃっていましたが、金属の板状のものって妙にずっしり重く感じます。これを旅行のときに持ち歩くのは無理。一昨年のオックスフォードみたいに一ヶ所に長く滞在するならまだしも、移動の多い旅ではつらいですね。
でも、キーボードが大きいので長い文章を入力するときはこっちのほうがスマートフォンよりらくそう。ただし、アルファベット配列がパソコンと一緒なので、つい変換しようとスペースバーの位置を叩いてしまうという落とし穴がありました。まあ、そのあたりは慣れなんでしょうが。
結局、「よし買うぞ!」という気にはまるでならない講習会でしたが、主催者としては「地域のふれあい」を目指したものだったから、それでよかったのでしょう。ときどき、どうしていいかわからなくて固まっている隣の人に「そこを押すんですよ」と声をかける以外には、特に「ふれあい」はなかったけど。
これまでiPadに興味はあったものの、Appleの製品は使ったことがないので勝手がわからないし、店頭で触ってると店員が近寄ってくるのが面倒で敬遠していました。この機会に一度、思う存分さわってみようと思い、申し込んでみました。
※ところで、こういう区の広報に出ているものへの申込ってほとんどが往復ハガキでなんですよね。ふつうの家庭で往復ハガキなんてそうそう買い置きしてないんじゃないかと思うんですが、そうでもないのかな。私はこのために未使用の年賀ハガキを全部往復ハガキに換えました。
で、きょうがその講座の日。会場はふだん行っている図書館の二階と便利このうえなし。二階には前に「外国で森鴎外と出会う、その特殊性と意味」という講演を聞きにいったのと、確定申告相談会に行ったことがあるだけです。どちらも大きな会場だったのですが、きょう行ったのはもっと小さめで、床にはじゅうたんが敷いてあり土足厳禁。なんとなくiPadって雰囲気じゃないような・・・。
そして私の前に受付をしていたおばあさんは腰がほとんど垂直に曲っていて杖をついています。ほんとにここでいいのだろうか?と思いながら中に入ると、ちゃんと机の上にiPadがひとり1台ずつ置いてありました。
参加者は10人で男女比は3:7。年齢は私がいちばん若いくらい。全員iPadにさわるのは初めてでスマートフォンにも触ったことがない。でもほとんどの人がPCは使ったことがある。まあPCをさわったことがなくてiPadの講習会に来ようなんて人はいないでしょう。でも、だんだんとわかってくるのですが、PCを持ってはいても使えていない人が「指先でできる”簡単”インターネット」という言葉から、これなら大丈夫なんじゃないかという希望を持って参加したケースも多いみたい。
講師は三鷹のNPOシニアSOHO普及サロンという市民グループで、その中の「iPadを楽しむ会」のメンバーです。前にたって教える講師のほかにサポートインストラクターが6人くらいいました。参加者ひとりにほぼ一人つくという贅沢な環境です。でも、始まってみると確かにそれが必要なことがわかりました。やはり年配の方は新しいものに対する順応性が低い。女性の場合はなんでも人にやってもらいたがるし、やってもらうと覚えない。男性の場合は勝手にいじってわけがわからなくなる。
説明された機能はメモ、マップ、カメラ、写真、Safariだけ。前の時間のグループのときに全員がネットにつなごうとしたらつながらなくなって大変だったそうで、つなぐときは3人くらいずつ交替だったのでほとんど何もしないうちに時間がたってしまった、という感じ。自由にいじれる時間が30分くらいあったらよかったのですが。でもまあ大体どういうものかはわかりました。おそらくスマートフォンもこれを小さくしたような感じなのよね?
意外だったのは文字のサイズ。海外に行くときスマートフォンがあれば便利だろうとずっと購入を検討しているのですが、ネックは文字の大きさ。この前買ったソニーのモバイルPCで懲りたので、老眼鏡なしで見られる画面であることが私にとっては必須条件です。
で、iPadなら画面が大きいから文字も大きい(あるいは大きくできる)のだろうと思っていたのですが、小さいのねえ。画面を広げれば文字も大きくなりますが、それだと画面からはみ出る部分ができて全体が見られない。
設定画面を自分であれこれいじれる時間がなかったのでインストラクターに聞いたのですが、文字の基本設定でフォントを大きくすることはできないという。ホームのアイコンは不必要なくらい大きいのに、その下にある文字が小さいのはなぜ? デザイン性が損なわれからかしら。老人にやさしくないですね。インストラクターはアイコンの絵を覚えて使っているから不便はないと言うのですが、アイコン部分だけでなく色々な場所で小さい文字が使われているのだから、やはり使い勝手が悪いと思う。
あとは重さ。同席されていたApple社の方は「林檎2個分」とおっしゃっていましたが、金属の板状のものって妙にずっしり重く感じます。これを旅行のときに持ち歩くのは無理。一昨年のオックスフォードみたいに一ヶ所に長く滞在するならまだしも、移動の多い旅ではつらいですね。
でも、キーボードが大きいので長い文章を入力するときはこっちのほうがスマートフォンよりらくそう。ただし、アルファベット配列がパソコンと一緒なので、つい変換しようとスペースバーの位置を叩いてしまうという落とし穴がありました。まあ、そのあたりは慣れなんでしょうが。
結局、「よし買うぞ!」という気にはまるでならない講習会でしたが、主催者としては「地域のふれあい」を目指したものだったから、それでよかったのでしょう。ときどき、どうしていいかわからなくて固まっている隣の人に「そこを押すんですよ」と声をかける以外には、特に「ふれあい」はなかったけど。
by timeturner
| 2011-10-27 18:02
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