2011年 08月 23日
共感する能力、全体を把握する能力、そして語彙 |
きょうは西崎憲さんの翻訳クラスでした。このクラスは準備が大変だけれど面白い。北條先生のクラスではあまり良しとされない「物語を勝手に作ってしまう」翻訳が容認されるから。もちろん原文の英語をきちんと解釈できての話ではありますが、書かれている内容に沿っていれば、原文にはない言葉を多少足しても許される。ついつい書きすぎてしまうタイプの私にはありがたいです。
でも、学習とは恐ろしいもので、北條先生のもとで1年半勉強してきたおかげか、英文を翻訳するときに限ってはどうも簡潔路線に走るクセがついているようで、最初の3回で提出した訳文はいかにも硬く、英文和訳のまま。クラスメイトたちの訳と比べると格段にランクが下で落ち込みました。きょう提出した分は少しは饒舌になれたかなと思うのですが、今度は逆にくどくなっているような気も。難しいです。
で、きょうは課題の検討のほかにちょっと変わったレッスンがありました。一枚の写真が配られ、それを翻訳せよというのです。要は写っているものを見て、それを文字で表現しなさいということ。写真は「パリ市庁舎のキス」で有名な写真家ロベール・ドアノーによるもので、イギリスの海辺を撮ったものです。
5分くらいの間に書いたものをそれぞれが読んでいくのですが、これがもう同じ写真を見て書いたとは思えないくらい表現方法も内容も千差万別。視点をどこに置くかによっていかようにも書けるのですよね。そしてその場合に大切なのが共感する能力と全体を把握する能力だというわけ。どちらか片方だけではバランスが悪くなってしまう。これが翻訳をする際にも大事なポイントになってくるというのです。なるほど。
ふだんは20分くらい平気でおしてしまう授業ですが、きょうは上記のような特別レッスンがあったにも関わらず5分ほど時間が余りました。そうしたら今度は「I saw him.」のsawをどう訳せるかのバリエーションをひとりずつ順番に言わせるゲーム。生徒は11人いるので最後のほうに当たる人はかなり苦しくなります。しかもこれを2周! 私なんか2回目は苦し紛れになんとか絞り出した感じでしたが、これもほかの人たちはラクラクと答えていてびっくりです。ひとつの英語にひとつの訳語をハンコのように覚えてきた英語教育のために、どうしても型にはまった訳文しか出てこないなどということを避けるため、日頃から基本的な単語の辞書をしっかり鍛えておかなくてはと再認識しました。
北條先生のクラスでは担当になった人が担当分の訳文を提出し、そのコピーを全員に配りますが、越前先生のクラスでは全員が提出し、それを全部コピーして配ります。そして西崎先生のクラスでは全員が提出した中から先生が選んだ2つをコピーして配り、それを中心にしながら他の人の訳を比較のために適宜先生が読み上げます。
いずれの方法も一長一短ですが、北條方式だと自分が当たっていないときはついつい手を抜きがち。越前方式は大勢の訳文を比較しながらになるのでどうしても駆け足感がある。西崎方式は自分の分がコピーされなかった場合は不備が見逃されがちなんですが、この先生はなんと提出した訳文に赤字を入れて次回戻してくれるんです。これには驚きました。あ、でも、英作文の宿題を出してメールで添削してくださる北條先生もすごいですね。
【おまけ】 池袋に出たついでに噂のアンティ・アンズでプレッツエルを買いました。バスがちょうど店の前あたりに停まるんですが、10人くらいしか並んでいなかったので。待ったのは10分弱だったかな。夕食用にプレッチェルドッグ、翌日の朝ごはん用にサワークリームオニオンとシナモンシュガーをチョイス。
プレッチェルドッグは授業の前にすぐいただきましたが、作りたて熱々だったのでおいしかった。特にソーセージが。まわりのプレッツェル部分は普通。で、家に帰ったらお腹がすいてしまったのでサワークリームオニオンも食べてしまった。オニオンのベーグルにサワークリームをうすく伸ばして食べてるような感じかな。わりと気に入りました。で、けさはシナモンシュガーを食べたのですが、これ、1日おくともう駄目ですね。硬くなっちゃって、「サクッという歯ごたえ」も「ふわっという食感」もない。というかさあ、この大きさで250円は高いですよねえ。小麦粉しか使ってないのに。ドイツで食べたのなんてこれの3倍くらいあったぞ。
でも、学習とは恐ろしいもので、北條先生のもとで1年半勉強してきたおかげか、英文を翻訳するときに限ってはどうも簡潔路線に走るクセがついているようで、最初の3回で提出した訳文はいかにも硬く、英文和訳のまま。クラスメイトたちの訳と比べると格段にランクが下で落ち込みました。きょう提出した分は少しは饒舌になれたかなと思うのですが、今度は逆にくどくなっているような気も。難しいです。
で、きょうは課題の検討のほかにちょっと変わったレッスンがありました。一枚の写真が配られ、それを翻訳せよというのです。要は写っているものを見て、それを文字で表現しなさいということ。写真は「パリ市庁舎のキス」で有名な写真家ロベール・ドアノーによるもので、イギリスの海辺を撮ったものです。
5分くらいの間に書いたものをそれぞれが読んでいくのですが、これがもう同じ写真を見て書いたとは思えないくらい表現方法も内容も千差万別。視点をどこに置くかによっていかようにも書けるのですよね。そしてその場合に大切なのが共感する能力と全体を把握する能力だというわけ。どちらか片方だけではバランスが悪くなってしまう。これが翻訳をする際にも大事なポイントになってくるというのです。なるほど。
ふだんは20分くらい平気でおしてしまう授業ですが、きょうは上記のような特別レッスンがあったにも関わらず5分ほど時間が余りました。そうしたら今度は「I saw him.」のsawをどう訳せるかのバリエーションをひとりずつ順番に言わせるゲーム。生徒は11人いるので最後のほうに当たる人はかなり苦しくなります。しかもこれを2周! 私なんか2回目は苦し紛れになんとか絞り出した感じでしたが、これもほかの人たちはラクラクと答えていてびっくりです。ひとつの英語にひとつの訳語をハンコのように覚えてきた英語教育のために、どうしても型にはまった訳文しか出てこないなどということを避けるため、日頃から基本的な単語の辞書をしっかり鍛えておかなくてはと再認識しました。
北條先生のクラスでは担当になった人が担当分の訳文を提出し、そのコピーを全員に配りますが、越前先生のクラスでは全員が提出し、それを全部コピーして配ります。そして西崎先生のクラスでは全員が提出した中から先生が選んだ2つをコピーして配り、それを中心にしながら他の人の訳を比較のために適宜先生が読み上げます。
いずれの方法も一長一短ですが、北條方式だと自分が当たっていないときはついつい手を抜きがち。越前方式は大勢の訳文を比較しながらになるのでどうしても駆け足感がある。西崎方式は自分の分がコピーされなかった場合は不備が見逃されがちなんですが、この先生はなんと提出した訳文に赤字を入れて次回戻してくれるんです。これには驚きました。あ、でも、英作文の宿題を出してメールで添削してくださる北條先生もすごいですね。
【おまけ】 池袋に出たついでに噂のアンティ・アンズでプレッツエルを買いました。バスがちょうど店の前あたりに停まるんですが、10人くらいしか並んでいなかったので。待ったのは10分弱だったかな。夕食用にプレッチェルドッグ、翌日の朝ごはん用にサワークリームオニオンとシナモンシュガーをチョイス。
プレッチェルドッグは授業の前にすぐいただきましたが、作りたて熱々だったのでおいしかった。特にソーセージが。まわりのプレッツェル部分は普通。で、家に帰ったらお腹がすいてしまったのでサワークリームオニオンも食べてしまった。オニオンのベーグルにサワークリームをうすく伸ばして食べてるような感じかな。わりと気に入りました。で、けさはシナモンシュガーを食べたのですが、これ、1日おくともう駄目ですね。硬くなっちゃって、「サクッという歯ごたえ」も「ふわっという食感」もない。というかさあ、この大きさで250円は高いですよねえ。小麦粉しか使ってないのに。ドイツで食べたのなんてこれの3倍くらいあったぞ。
by timeturner
| 2011-08-23 23:10
| 学習
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